中隆の山遊記

登山、山スキー、沢、食べ物(特に日本ワイン、麺類、ご当地料理)等の趣味を随時更新

小無間山~大無間山~大根沢山

2023-05-07 14:21:43 | 南アルプス

★2023年5月3日~4日

 

■目的地:小無間山~大無間山~大根沢山

■メンバー:hitoshiさん、NAKA-TAKA

■コースタイム

【1日目】6:35白樺荘駐車場~7:05登山口取付~11:45小無間山12:00~14:05大無間山14:13~15:10テント場

【2日目】5:45テン場~7:20アザミ沢のコル9:40~9:10大根沢山9:40~10:42田代沢ノ頭~14:15駐車場

■天気:1日目、2日目とも快晴

 

 

【概要】

≪1日目≫

例年のゴールデンウイークは山スキーであるが、

昨年以上に雪解けが進み、山スキーは東北でないと難しい状況。

みんなが鳥海山など東北の山に集中するとゲレンデ状態も予想されるので、

今年は山スキーをあきらめ、残雪期登山とする。

 

さて場所は例年11月に行っている南アルプス深南部の

宿題となっている大無間山とする。

ルートは昭文社の地図には登山道として載っていない

畑薙第二ダムの白樺荘を起点にした周回コース。

なお、「山と渓谷」の南アルプス特集には載っているルートである。

 

朝3時に櫛形総合公園の駐車場に1台デポし、

中部自動車横断道~新東名高速道路を通り、畑薙第二ダムに向かう。

新東名を降りてから畑薙第二ダムまでが超長く50km近くある。

ある意味今回の山行の核心部である。

 

白樺荘駐車場に車を置き、明神橋横の登山道取付きまで車道を30分程度歩く。

 

 

この取付きから稜線までは結構な急登、重荷にはこたえる。

このルートは東電の巡視路を活用している。

ワンピッチでNo.8鉄塔、もうワンピッチでNo.9鉄塔。

 

稜線からは基本的に尾根伝いでそれ程急ではない。踏み後はある。

右側には聖岳などの南アルプスの山々が樹林の間から垣間見える。

最後の小無間山への登りが急である。

(メガホン。かつての林業で使ったのか!?)

 

 

小無間山着。

展望はきかない。

次は中無間山、大無間山だ。

仏教用語では無間とはあまりよくない言葉なので少し不気味である。

 

さあ、中無間山を目指して出発。

途中のザレ場で大無間山が見える。

(右が大無間山)

 

中無間山着。

本当は関ノ沢ノ頭という小ピークである。

 

本命の大無間山を目指して進む。

大無間山への登りで展望がきく場所があり、

富士山や南アルプスの山々がよく見える。

 

(聖岳、赤石岳方面)

 

(真ん中左の双耳峰が池口岳、手前が諸沢山)

 

 

頂上の少し下には結構な残雪がある。

 

大無間山(2,329.6m 200名山)到着。

ここも展望はきかない。

が、テント場には良い場所である。

 

 

さあ、あと一踏ん張り、今日のテン場予定地の三方嶺に向かう。

途中から笹原が出てきて、いかにも深南部という感じだ。

(大無間山)

 

 

三方嶺着。

笹原であり、噂どおり結構よいテン場である。

平らな場所にテントを張り、まずは冷やしてきたビールで乾杯。

 

なお、今日のお酒は二人で、

ビール350ml×2本、500ml×1本、

赤ワイン670ml、

日本酒500mlである。

 

最初のおつまみは、きゅうり入り竹輪。映える!?

 

続いて、ホテイの焼き鳥塩とザーサイ和え。

塩焼き鳥とザーサイのダブル塩が美味い。

 

今日は、和風カレーうどんであるが、

カレーのルーを入れる前に野菜スープをいただく。

これが旨い。

 

最後は、鳥・豚肉、野菜和風だしカレーうどん。

最高!最後にとっておいたビールとよく合うこと。

 

 

 

夕焼けを堪能し19時に就寝.

 

 

 

 

 

≪2日目≫

4時起床。

朝食は野菜たっぷり味噌ラーメンである。

味噌は体にしみわたり活力が湧いてくる。

 

5時45分出発。

酒が体に入った分荷は少し軽い。

(右から不動岳、鎌崩の頭、丸盆岳、黒法師岳、前黒法師岳)

 

(右から、池口岳、鶏冠山、中ノ尾根山、黒沢山。真ん中に諸沢山、その右に合地山)

 

 

三方嶺からアザミ沢のコルまではルートファインディングが難しい。

細い尾根がいくつもあり、GPSを見ながら慎重に進む。

地図と方位磁石だけでは中々難しいだろう。

(大無間山)

 

 

何とかアザミのコルに到着。

ここは5月のこの時期の記録には水が取れるとある。

尾根から下に細い沢が見え、水が流れている。

歩いて5分。ペットボトルに給水。

 

 

 

さあ、大根沢山(2,239.6m)を目指して進む。

(大根沢山)

 

(大根沢山)

 

 

標高差300mだが、急登あり、偽ピークあり、結構大変だった。

大根沢山の頂上付近は平らになっている。

ここで地元の山岳会4人にあう。沢1泊とのこと。

 

大根沢山着。

ここも眺望はない。

山岳会の方に写真を撮ってもらい出発。

 

途中で、信濃俣から光岳に向かうルートと分岐する。

この辺からはピンクリボンがそれなりにあり迷う心配はない。

田代方面に進み、下降地点の田代沢の頭を目指す。

 

 

田代沢の頭着。

 

(新しい真っ白な三角点)

 

ここからの下りは最初400m近くの急坂である。

それ以後は斜度が緩み少し楽になる。

 

 

下部は林道があるが尾根伝いに下りる。

林道にはブルが捨て置かれていてびっくりした。

 

 

最後は林道を進み白樺荘に到着。

お疲れさまでした。

 

今回は、遠くここまで来たということで、

白樺荘でお風呂に入る。510円。

 

コメント
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