中隆の山遊記

登山、山スキー、沢、食べ物(特に日本ワイン、麺類、ご当地料理)等の趣味を随時更新

薬師沢左俣~北ノ俣岳

2023-08-11 22:31:58 | 

★2023年8月11日(金)~12日(土)

 

◆目的地:薬師沢左俣~北ノ俣岳(2,661.3m 北アルプス)

◆メンバー:M松さん、Naka-taka

◆コースタイム:《8月11日》7:30折立駐車場~11:03太郎小屋11:30~12:30薬師沢左俣出合12:45~13:40テント場

     《8月12日》5:30テント場~10:42北ノ俣岳~11:43太郎小屋~14:09駐車場

◆天気:《8月11日》快晴、《8月12日》快晴、午後曇り

 

 

◆概要

【1日目】

山の日を絡めた3連休、

連日の猛暑日を凌ぐため、北アルプスの楽園、

薬師沢左俣にいくことにした。

 

このエリアの沢は13年前の赤木沢以来である。

この時は2日目に、薬師峠のテント場をスタートし、

赤木沢遡行、黒部五郎岳、北ノ股岳、薬師峠と、

今思えばかなりハードだった。

 

今回は、沢に一泊し、美味しい料理とお酒、焚き火を楽しみ、

翌日下山という大人の休日である。

 

折立の正規または臨時の駐車場に駐車できるかが今回の核心部分である。

止められないと、折立駐車場まで歩いて1時間30分かかる

第2、第3駐車場に止めなければならない。

 

折立駐車場には有峰林道を通っていくが、

北側と南側の料金所が朝6時にならないと開かない。

北側の料金所の方が30Kmぐらい遠いが、

料金所から降り立て駐車場までは早く到着する。

 

今回はオーソドックスに南側の料金所から行くことにしたが、

駐車場に止めることができるかどうか心配だった。

 

朝2時に山梨を出発し、松本、平湯を過ぎ、

有峰林道南側料金所に5時55分に到着すると、ゲートが開いている。

料金所のおっちゃんに聞くと、5分前に開け、4台通過していったとのこと。

 

この5分が今日の駐車場争奪合戦に影響すると思った。

 

折立駐車場に着くと、既に正規の場所はいっぱい。

登山口から300mの臨時駐車場に、軽自動車だからということで入れてもらえた。

ラッキー。

 

さて、登山開始。

今回は沢の一泊と言うことで、

通常のテント泊と違って、沢靴と沢装備を持つので大変である。

更に、病み上がり最初の山行ということもあり、少し大変である。

 

しかし、今日は天気が良い。雲一つない快晴である。

が故に暑くもある。

(真ん中少し右が剣岳)

 

(少し左に白山、右下は有峰湖)

 

(正面奥が薬師岳)

 

(太郎小屋手前)

 

一歩一歩着実に歩き太郎小屋到着

一杯1,200円の生ビールが美味しそうだった。

 

(薬師岳)

 

(右奥が黒部五郎岳、左奥が鷲羽岳)

 

(左奥に水晶岳)

 

さあ、薬師沢に向け下っていく。

しっかりした橋の3つ目が薬師沢左俣出合である。

 

 

(入渓ポイント)

 

沢の準備をして遡行を始める。

今日も下界は猛暑日なのでこの辺りも結構暑いので、

積極的に水流を絡めて進む。気持ちいい。

 

 

 

少し行くと少し広くなっている場所があったが、

「ぶなぱう」の記録にあるテント場が見つからない。

 

少し先に行くとHitoshiさんの「山遊びの日々」の記録にあるテント場が見つかる。

記録には少し斜めで下が湿っているとあるが、

最近雨が降っていないのか、湿っている場所はあるが、

湿っておらず平らな場所があったので、ここをテント場とした。

 

今回は、場所が狭そうなのでタープではなくテントにしたが正解だった。

さて、テントを設営し、薪集めをする。

周辺には薪があまりなく、少し足を伸ばして何とか集まった。

これでは足りないかと思ったが、寝るまで問題なかった。

 

先ずはビールで乾杯。至高の一時である。幸せ。

 

今日は350mlビール4本、

山梨県産ワイン(サドヤのミュールシャトーブリアン赤)である。

おつまみは、冷や奴(ネギ、生姜)、枝豆、チーズ、スナックである。

 

 

焚き火も申し分のない燃え方である。

今日のメインの鍋はキムチ鍋。ビールに良く合います。

 

 

暗くなっても焚き火にあたっていた。

 

満天の星空。

20時頃就寝。

 

 

【2日目】

 

朝3時起床。

途中で朝食を食べることとし、軽く行動食をとり出発。

最初は少し寒いので、水に入らず遡行する。

 

途中から幾つもの滝が出てくる。

直登するもの、高巻くもの色々である。

 

 

 

 

 

 

一か所高巻きで、ルートが不明で高巻き過ぎたところがあったが、

ロープを使わず何とか河床に戻ることができた。

 

 

まだまだ登る。

 

 

 

だんだん天国の源頭部が近づいてくる感じだ。

 

ついに来ました天国の源頭部。

こういう源頭部は初めてであり、天国と言われるのも頷ける。

 

 

 

大休止で朝食のラーメンを食べる。

昨日の野菜と肉を入れた具たくさんラーメンである。

 

更に源頭部を進む。

 

途中のガレ場が少し辛かった。

 

 

そこを過ぎると草原(いわゆるハイジ)である。

 

 

 

 

最後の一息で、北ノ俣岳手前の稜線に到着。

※「ぶなぱう」に載っていた

赤城山と北ノ俣岳のコルに出るコースも良かったかもしれない。

 

後は登山道を進み、北ノ俣岳を通り、太郎小屋で小休止をし、下山。

途中は曇りで幾分暑さが和らぎ助かった。

 

※帰りに、ひらゆの森で汗を流そうとしたが、

駐車場に入る行列であり断念。

コメント
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