評価 (3点/5点満点)
千田琢哉さん147冊目の本書は、仕事の速い人たちが早く帰れるのではなく、あらかじめ早く帰ると決めるから仕事が速くなると主張。
「逆に考える」ことで、簡単に問題が解けることもあるということですね。
早く帰るメリットは、早く寝て完璧に熟睡できる点もあります。心身ともにリフレッシュした、清々しい朝を迎えることができるようになるのです。
【my pick-up】
◎決断の前段階の判断力は、読書で磨く
良質の判断をするためには、普段から読書をしておくに限る。あなたの周囲にいる人は、基本的にあなたと同じレベルの情報しか持っていない。自分より格上の人から情報を収集したければ、読書をするしかないのだ。読書経験が浅い人でも、読みやすいと感じた本や、興味のある分野の本を、せめて週に1冊のペースで読んでもらいたい。そのペースでいくと、1年間で約50冊、10年間で約500冊の本を読むことになる。さすがにこれだけ読めば、1年前や10年前と比べたら、もはや別人といえる域まで成長できるはずだ。
◎企画は本や人からパクりまくる
何のために本を読むのか。それが綺麗事を抜きにして、自分より頭のいい人から発想をパクるためである。話題のベストセラーの発想や知恵を提案してウケを狙ったこともあったが、誰も突っ込んでくれずにそのまま企画が通ってしまい、挙句の果てには大絶賛された。意外にみんな本を読んでいないことがわかったし、仮に本を読んでいても、頭に入っていない人が大半だということにも気づかされた。