評価 (3点/5点満点)
仕事には面倒な相手や苦手な作業がつきもの。年齢や性別に関係なく、いろんな人に協力してもらえるのには、ちょっとしたコツがあります。
この本では、人とのコミュニケーションに関してのちょっとした心がけと、それを補う汎用性の高い技術・TIPSを紹介します。
社内外関係なく、人とコミュニケーションをとり、自ら実現していきたいキャリアを築きあげていく適応力のある人物が最近活躍し始めています。著者の松浦拓平さんも、新卒で松竹株式会社に入社し、今年4月に独立した29歳。
「最近、何だかうまくいかない。」
「真面目に仕事しているはずなのに、今ひとつ伸び悩んでいる。」
「自分の将来が見えない。」
そんな若手ビジネスパーソンに、コミュニケーションを中心とした情報収集、ブランディング、スピード化、心の持ち方、キャリアの描き方などのヒントを教えてくれますよ。
【my pick-up】
◎一次情報を取りに行く
ニュースポットは、初日に行くからこそ意味がある。日数が経ってしまうとそれだけ新鮮さもなくなるし、同じような体験をしたという人が出てくる。そこを初日にこだわって行っておくと、それだけで1か月くらいはその話だけで話題の中心になれるのだ。
◎気配り上手が出世する-サポート役に徹する
会議やプロジェクトを進めるとき、議事録やファイル・データ管理は「自分がやります!」と、積極的に手を挙げるようにしている。一見、地味でめんどうな作業にも思えるが、一度こうしたことを引き受けておくと、むしろそのプロジェクトの重要なポジションにつけることが多い。「あれってどうなってたっけ?」と、聞かれたり、何かと頼りにされることが増えるのだ。
◎朝時間の使い方
出社時間に間に合うギリギリまで寝ているという人は、それだけで人生の大半を損している。僕は生活リズムがおじいちゃんと言われるぐらい早寝早起きである。22時頃には眠くなってきて、23時には就寝する。早く寝る分、朝は5時(遅くても6時)には起きて、7時にはどこかのカフェで仕事をしているというのが日課になっている。朝早く起きて活動していると、1日を有効に使えているという意識から、自己効力感が高まるのだ。午前中はどんな作業をやっても捗るゴールデンタイムだ。朝の過ごし方を、今一度見直してみよう。