紫草(日本ムラサキ)の記

日本ムラサキの紫根は輸入品に頼っています。薬用また、染料として国産紫根の生産普及、流通を期待しています。

ビニールマルチから草マルチへ

2022-07-30 20:43:49 | ムラサキの栽培
「先々への心配、茅の刈り取り」
ビニールマルチを撤去したのは、それで良いのだが心配事が生まれた。

最も生育の早い畝の根元に様子である。
定植後間も無く、カットした茅を敷き詰めた。下草は心配していなかったが
避けるべき表土を振り叩いたので、時期になるとアカザ等の草が密生して困惑した。
しかし、その後ほとんど下草は出て来ない。カット茅の効果である。


茅は土手草として有用なので、こんもり茂っている。

これを利用しない手はない。大急ぎで刈り取る。
土手の茅を全て、刈り払い機で刈り倒す。大汗をかいた作業であった。


唯一の動力機械である。土手の立ち位置が不安定で膝への負担が気掛かりであった。

翌日には、押し切りでカット。長い畝だったのでかなりの量をカットする。

ビニールマルチを取り除いたので早速、あちこちでムラサキサギゴケが咲き始める。
ハエドクソウ科の多年草で、紫草とは分類は異なる。
畝で早速に出て来たのはスギナである。裸になった畝の表土はこのままだと、手に負えなくなる。
もう、秋の草が出始めてエノコログサ(ネコジャラシ)の密生となる。

   「ひらめきて やらずもがなの おおしごと」


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日本ムラサキの栽培条件

2022-07-23 21:31:43 | ムラサキの栽培
「忘れていた栽培の基本条件」
ビニールマルチを敷いた畝も野草が大きくなり面倒な草取り作業となった。

小さく開けた穴にカヤツリグサが悠々と葉を広げ、ムラサキは黄色で不良?

こちらはノゲシが3本、ムラサキ苗は既に枯れ果てる。

支柱を添えてある4本が葉を丸めて、悲痛なサイン・・・!
はっと、気づいた。高温多湿状況・・・今まで当地では余り心配はなかった。


黒マルチの撤去。決断と実行は早かった。直射日光の高温、戻り梅雨の大雨。
まさか?基本の栽培環境を忘れて、作業効率に走っていた。老齢故か?


全体を見ると3列は見えるが・・・枯れ苗が多い実情である。

後日、案の定 葉を丸めた4本は枯れてしまった。

現状・・・生育が順調な苗は花期を迎えている。
心配は、野草の生育である。しかも長い畝である。
ぼんやりしていると野草の生育に負ける苗が出てくる。
既に昨年の茅は使い切ってしまっている。これから茅のカットは辛い。

   「らくのぞみ あわてふためく じいひとり」


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日本ムラサキ・文月の生育

2022-07-16 21:42:20 | 日記
「8月の種子採取を検討」
日本ムラサキ栽培地の畑では、生育過程が3段階に分かれてしまった。
定植時期が3回に分かれた事に大きな原因があった様だ。


最も生育の早い畝。既に多くが開花し分枝の生育も盛んである。
支柱も通しの支えが入り、各個体の生育は安定期に入りつつある。


茎の上部は、純白の花が次々に咲き続いている。分枝の蕾も咲き始める。

苗個体の安定性は茎の下部が径5mm以上となり、木質化してきた事による。

ムラサキサギソウを発見。この畝の場所に昨年は多くあったのだが、
今年はビニールマルチを敷いたので、見つけるのは難しいと思っていた。
たしか、ムラサキ科の野草だった様に記憶しているが・・・・?


強風で倒れ、逆風に揉まれて危うい1本である。支柱を添えてみるが・・・。
生か死の際になってしまった。


揉まれた箇所の下に分枝の芽が見えるので、多分新たな生育を続けるであろう。

6月初旬から咲き始めたので、種子の生育が確認できる様になってきた。
8月中旬には種子が取れそうだ。種子の採取は例年、紫根の収穫時期にしていた。
1度、「予期せぬ出来事」として当ブログに紹介した事があった。
栽培地は別の場所で、8月に隣家の青桐の枝が栽培中の花の上に落ち紫草の枝が折れてしまった。
折れて枯れた分枝に沢山の種子が付いていた。
その際に、この時期の種子は発芽するだろうかと思い付いた。

試みの、発芽試験は何の事なく、発芽してきた。秋苗の発想の原点となった。
ただ、事故で折れた枝からの種子であったので、種子採取時期への着想とはならなかった。
晩秋に採取した種子を、翌年初秋に播種をして秋苗の生育としていた。

この時期に種子を取るのは、少々厄介である。枝を切らずに小さな種子を取り集めるのは、・・・・・。
不可能ではないので何とかして見たいと考えている。
是非という希望者がいるので、地域性もあり、お試しで応対して見る事にしている。

  「としおいて ことしかぎりの むらさきか」


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日本ムラサキの栽培、2022・文月閑話

2022-07-09 21:34:45 | 日記
「ブルーベリーの収穫」
30°C 越えの日々が続く。真夏と同様の日射である。
畑に行く気力が出て来ない。


自宅庭先はブルーベリー畑になっている。
もうかれこれ、10年になる。2本だった苗木は翌年追加して5本になった。


新種が出る様になって、さらに追加。
その後は、脇芽が生育。更には挿木が生育。
11本が横並びの畑になってしまった。


これは別種だが、名前は記録なし。不明だが大きな実を付ける。

1粒で径2cmもの大きさとなる。

朝採りボール1杯(1本の木)まだ小さな実が沢山付いている。
1週間後に2回目の収穫で、ほぼ終了となる。


計測して見ると750g、ボールの重さは150g。
1回600gの収穫で、2回の収穫をすると1本で1kgを超える。
ブルーベリーの剪定をする様になってから、大きな実を付ける様になった。
ボール1杯を一人で食べ切るには・・・1週間後にはまた500g増。

昨年は、ジャムにしてこの春まで食卓に出た。
今年は、イラガの発生による被害で大慌ての対応を経験した。

   「くものすがと しらずみのがし はがかれる」
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酷暑に耐え抜く日本ムラサキ

2022-07-02 21:28:53 | 日記
「降雨無し1週間、36°C 超えの日射にも耐え抜く」
6月最後の1週間は真夏の天気になってしまった。
気温は32.6°C〜36.6°C 雨なしの日々であった。


最後に定植を終えた畝が気になった。それは、草マルチのカット萱の厚さである。
根付くには、水分が多い方が良いが生育には日射が欠かせない。


5日目には多くのカット萱を取除いてしまった。
日照りで、葉は丸まっていないか心配であったが反対に本葉の生育が確認できた。


ビニールマルチの畝は頃合いで、特に心配はしていなかった。
乾燥した土は固くまだ支柱なしで花を咲かせている。


最も生育の進んだ畝で草丈は50cmを超えてきた。
気掛かりだった下草も、取り残しが大きくなっているだけで新芽は見当たらない。


雨無しで心配していたのは、この様な状態の本葉であった。
これ1本のみで、これも原因は地中の野ネズミの穴と関連がありそうだ・・?


倒れ伏しても純白な元気な花を付けている日本ムラサキには、矢張り手を添えざるを得ない。
強風に耐え切れずに倒れたものであろう。
土は柔らかく乾燥すると砂地かと思えるような状態で、表土は風の支えにはならない。

他にも、分枝が多く出て上部が重い茎は風に弱く多くが横になってしまう。
雨が来ても、葉や蕾に受ける雨水の重みに弱い生育過程と見ている。
1本1本に支柱を添えるのは、本数が多ければ大変な作業となる。

草丈が揃えば、列を通して1本で支える事が可能で仮の支柱と言える。
分枝が下部から生育する様になると、隣同士が競い合う状態となると手出し無用となる。
2日間自宅を留守にして居たので、苗の生育が気掛かりであったが、何ら心配の無い状態であった。

  「せわやかせ やがてむようの おやのやく」
コメント (1)
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