紫草(日本ムラサキ)の記

日本ムラサキの紫根は輸入品に頼っています。薬用また、染料として国産紫根の生産普及、流通を期待しています。

日本ムラサキ・梅雨明けの異変

2021-07-30 19:14:14 | 日記
「生育途中で黄変する茎」
ぼんやりであった。生育途中で茎葉が黄変して、中には立ち枯れとなる原因について気付いた。
気温は最高気温32〜35°C、最低気温21〜25°C 黄変株が共通するのは黒マルチの畝である。


しっかりした茎なのだが・・・、野鼠のトンネルが原因かと思ったが?

似た現象が他にも出る。期待の畝なので困惑する。
給水が必要かと思うがマルチでは畝から流れ落ちるのみで給水不可。


これでは、終わりである。夕食後食器を洗いながら、気が付いた。
黒マルチに依る湿気過多では無かろうか。雑草対策や乾燥には良かったのだが・・・・。


この生育状態は生育期間の限界にあるのかと考えていた。しかし、全ての茎では無い。
種の着いた茎をカットして秋苗用にと種を取集め始めたが・・・・。まだ生育途中の株もあると思い直す。


これは、様子を見て茎をカットして種を採取するより他ない。

同様に、この茎もカットせざるを得ない。白化した種は実入った様子は無く枯れた種だろう。

芙蓉が咲きはじめた。大きな花で1日限りで翌日は上の蕾が開花する。
連日の雨は止んで、強い日射は地中の温度を上げて紫根には耐え難い状態かもしれない。
暑さの中、横になって居たいのだが早速明日はマルチの処理に当たらねばなるまい。

  「かつてなき あめときおんに おどらされ」
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梅雨明け後の栽培地

2021-07-20 16:20:01 | 日記
「梅雨明け後の日本ムラサキの畑」
大きな雷鳴と共に梅雨が開けた。長く続いた雨だった。

ムラサキ栽培ブロック内の干上がりを心配してシートを移動する。
効果が有るかどうかは不明。只の思いつきに過ぎない。


生育が遅れていた秋苗で有る。茎立ちが始まって太い茎が生育を始めた。
定植をして1ヶ月間じっとしていた。太い茎は太い根の生育を暗示してはいないだろうか。


耕作放棄地のNo4.ブロックの現状である。梅雨の期間伸びに伸び、手出し無用となった。
各茎は分枝を伸ばして、互いに競い合う様に伸びている。立枯れの茎が1本あり、いつまで続くか不安になる。


上と同じ苗であるが、定植は今春であった。最も期待している栽培ブロックである。
39本が生育中、ほとんどが開花、あるいは蕾を持つ。支柱を添わせる作業を始めている。


カボチャが今年もアチコチで蔓を伸ばしている。昨年は20個以上のカボチャの収穫だった。
耕作放棄地の畑は草があっと言う間に、大きくなる。ブタクサは小さな内に、切らないで根を抜いて処理する。


カボチャの他にスイカもアチコチに種を播いた。既にテニスボール程の実がアチコチに見える。

野菜栽培は辞めようと思ったのだが、つい苗を買ってしまった。トマトは毎年の事である。

キュウリは3本の苗で今、困るほど実をつけて、暑い日々を凌いでいる。
漬けるより生でかじり、味噌とマヨネーズで浸かってしまっている。ナスも3本・・・。

  「あつさぼけ ちほうのぼけの いいのがれ」


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日本ムラサキ・2021、梅雨最中

2021-07-10 19:08:41 | 日記
「2021年、雨の多い日が続く最中のムラサキ」
昨年のこの時期、雨が少なくて給水に苦労した記憶がある。
野菜栽培もしているのだが、モロッコインゲンは立ち枯れてしまった。
その点今年の給水タンクは、満タンのままである。

漸く動き出した秋苗(11〜12月発芽、ポットで室内にて6ヶ月育苗)


定植時の根は、爪楊枝ほどの太さでシッカリした苗であった。

室内ポットから畑への環境の違いに、ムラサキ苗にはとって大きな衝撃であったと思われる。

その衝撃から、この土に馴染み生育を始めるまでの期間、耐えかねて消えた苗も多かった。
朝夕の気温の差も衝撃的であったと思われる。例年より2週間も早めた定植だった。


この苗は1〜2月発芽の苗で育苗期間は3〜4ヶ月で根は木綿糸程度であった。
この苗が多く消えてしまった。今まで経験した事のない消失であった。
当地ではやはり6月に入ってからの定植が安全であった。天気予報の先読みはアテが外れた。


秋苗の現在である。雨の合間を抜って蜜蜂が来てくれた。
丁寧に一つ一つの花を覗いてくれる。お陰で既に多くの種が見える様な大きさになってきた。


これは蜜蜂とは種類が異なる様だ。虫媒花であるので特に蜜蜂でなくても問題はない。
ただ、蝶の場合はついでに卵も葉裏に産んでいくので困り物だ。
室内で栽培をしておられる方は、花が咲いたら細い筆で受粉作業をしてやる必要がある(経験済み)。


多くの苗が分枝を出して開花して行くが、葉が黄色くなっていく茎がある。
野菜などでは肥料不足等と指摘されるが、原因は不明である。
元々肥料は入れてないので不足と言えば、不足なのだが、それはどの株も同じである。
地下深くで野鼠の被害を受けている心配がある。だが、野鼠の聖地に入って来たのは当方である。
多少根を齧られても、文句は言えまい。

   「のねずみに たちがれのもと あてこすり」 

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