紫草(日本ムラサキ)の記

日本ムラサキの紫根は輸入品に頼っています。薬用また、染料として国産紫根の生産普及、流通を期待しています。

日本ムラサキ、室内発芽

2019-01-19 17:32:12 | 紫草の栽培
「温床無し、室内発芽と育苗」
昨年までは室内の温室で温度設定して発芽、育苗をしていた。
今年は気温変化の激しい室内で発芽、育苗する事になった。
しかし心配することなく、順調な日本ムラサキの発芽、育苗である。
今までの室内最低気温は3℃、最高気温は21℃である。
暖房器具は石油ストーブのみである。


冬場を凌ぐ生育形態である。

陽の差し込む日には、直射日光を当てる。

正月5、6日に発根した苗である。

2個のポットが今年の始めの苗である。
根が出てから2週間経過、まだ殻のキャップを載せている。


この小さなパックで発根した種である(その後発根が続かない)。
別に60粒の種を同様のパックに設定して置いた(1/7)。


10日後(1/17)には発根の兆し有り。期間は温室と変わらない。

翌日(1/18)には倍になる。

本日(1/19)には10個を確認する。

とりあえず6粒をポットへ移して発芽を待つことにする。
根の先端の綿根は、根を固定する役目を持っているので早めに土に入れる必要がある。
15℃以上に温度設定ができれば4〜5日で芽が出てくるが、3〜5℃では倍の日数を要する。

寒さに強く、夏の暑さ、乾燥にも簡単には屈しない日本ムラサキである。
2ヶ月間冷凍保存の種が出て来た(忘れていたのである)。
この種の発芽が可能であれば低温保存処理は、いとも簡単となる。

残念ながら、視力に問題が出てきてブログへの投稿は難しい状況になってきた。

   「・・・・・ ・・・・・・・ ・・・・・」
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ムラサキの越冬

2019-01-15 19:44:57 | 薬草栽培
「冬越しのムラサキを観察」
此の所、積雪量が少ない感じがしている。
冷え込みは厳しく、最低気温はマイナス11℃までを体感する。
この気温を肌で感じるとマイナス3〜5℃は暖かい日となる。
日陰の雪が消えるまで最低気温はマイナスを記録する事になる。


雪がなく新年となったが正月2日に雪が来て、根雪となる。
畑も雪に覆われた。中央土手上の、雪の緩斜面二つがムラサキの栽培畑である。


その後雪の日は少なく、畑に伏せた大根と人参を取りに行く。
ついでに秋に定植したムラサキの様子を観察する。
半分は雪の下であったが、藁で覆った下で緑のムラサキの様子を見た。


藁を動かすと痛んだ大きな本葉は割れてしまった。

ロート状になって底の本葉を寒気から守っている。
近くにナズナがあったが更に深いロート状であった。


地面から引き出されたムラサキを発見する。
厳しい寒気が続き、霜柱によって引き出されてしまったのであろう。
畑に様子を見にきて良かった。池面深く戻して、藁をかけてやる。
根の張り方が弱かったのであろう。
この大きさの根を持っていれば、葉が痛んでも3月末には新芽が出てくる。


   「たまさかの ふゆのはたけで なえすくう」
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日本ムラサキ、冬季の発芽

2019-01-09 20:14:31 | ムラサキの栽培
「室温にて発芽する日本ムラサキ」
昨年まで、温室で発芽試験を続けていた。その温室を処分してしまった。
手狭な室内にて温室の占める割合は不都合であった故である。
その決断は容易だった。日本ムラサキの発芽する実態に気付いていた故である。

真冬の生育はゆったりしたものである。
昨年12月中に発芽した芽は1ヶ月を経て本葉が生育を始める。


早朝の室内気温最低気温は低い。
日中は日差しが入り短時間であるが20℃を超える気温を受ける事ができる。


発根が確認できると育苗ポットへ種を移す。1/5

1/5根が出た種を確認

1/7また1粒、前日日当たりが良かった故であろうか。
勿論雪の日、曇りがちの日には15℃に設定のストーブだけが頼りとなる。


発芽処理を終えた種の発芽を確認する事に挑む。50粒である。
温室、温床無しで発芽する実態には少なからず驚きでもあった。
室内の暖房はストーブのみである。早朝は最低気温5℃を下回る日が多くなった。
室外の最低気温は連日マイナスで−5℃〜−6℃となる。
これから大寒に向かうので、この室内気温も0℃になりそうである。
これをムラサキの種も苗も乗り越える事が出来ると考えている。

   「あえてする かんのひまえに たねならべ」
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