紫草(日本ムラサキ)の記

日本ムラサキの紫根は輸入品に頼っています。薬用また、染料として国産紫根の生産普及、流通を期待しています。

ムラサキの栽培と肥料

2017-08-07 17:34:02 | ムラサキの栽培
「日本ムラサキの栽培と肥料の考察」
日本ムラサキは野生の植物である。野生の植物を育てる事が最前提として脳裏にあった。
大きな紫根を育てる事など全く、考えてもいなかった。
腐葉土が生育には欠かせない事は承知していた。
しかし、初めての栽培は鉢での栽培であった。ポットの用土は培養土、赤玉土、鹿沼土、腐葉土の混合である。
清楚な姿に純白な花は、これが日本ムラサキかと感慨は一入であった。



昨年の晩秋、近くに在住の染織家のTさんからムラサキを育てたいと電話連絡が入った。勿論、糸を染めて織りたいとのことである。紫根染めの期待は大きい様子であった。
種の採取時期だったので枝ごと持って行って、発芽方法から苗の育て方などを一通り説明して帰った。
その後 発芽段階、ポットでの育苗と順調な栽培に足も遠くなった。
数ヶ月振りに訪れると驚くべき生育状況であった。





自宅室内に鉢栽培のムラサキがある。
昨年遅くまで枯れる事がなかった2年目のムラサキである。

5月連休中に一度、根の様子見ている。鉢で余り大きくなっても困ると思い、赤玉土を入れ替えただけで、その後の生育状況を見る事にしていた。
作物を育てる場合ほぼ水と肥料を訊ねられる。ただ不思議なことに自分も栽培していながら、肥料については腐葉土のみで、何らかの検討もして来なかった。
それなりの生育結果を得ていたので、それで良しとしていた訳である。



赤玉土のみで、生育状況は覚束ない。追肥と言っても鉢栽培ではどうしたら良いのか⁇
2年目の生育なので遅々たる生育状況に狼狽気味となる。
液体肥料を思い付いた‼️





数ヶ月間遅々とした生育状況にあったムラサキは、急速な変貌を遂げつつある。


「としおいて 💬くさをそだてつ 💬 としをはみ 」

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