紫草(日本ムラサキ)の記

日本ムラサキの紫根は輸入品に頼っています。薬用また、染料として国産紫根の生産普及、流通を期待しています。

日本ムラサキ・種子の長期保存について

2023-09-09 20:12:27 | ムラサキの栽培
「長期間に及ぶ保存種子の発芽検証に挑戦」
昨年2022、収穫の種子を秋苗用として保管する事10ヶ月を経てしまった。
採取後から春先4月まで春苗用として多くの方に販売。
希望者が少なくなり、販売停止として残りを秋苗用として5ヶ月を経過。

予定の時期になり安易に発芽試験をして見るが、例年のような結果が出ない。
発芽への経緯を再確認する事になった。


保存中の種子をビーカーに入れ水を注ぐ。かつて経験した事がある状況である。

種子各粒から小さな気泡が出てくる。夜間、光を当てると不思議な光景が出現する。

1日放置しておくと、水は濁り気泡が水面を覆う。

浮いた種子を除いて、水を入れ替える。しかし、1日するとまた水は濁り気泡が水面を覆う。

この作業を5日間続けると、種子の少ない種の容器は、水の濁りが消えてきた。
種の多い容器は、水の濁りが相変わらずである。


途中から、1日放置の間隔を半日、一晩と回数多く水替えをして見る。

濁りの消えた容器の種子をスプーンで、ひと掬いしてネットに置いて見た。驚きであった⁉️

なんと⁉️昨年秋の採取時期の色に蘇っている。隠れていた黄緑色‼️

これからが難題である。庭先の苗床に播種をして、その後の結果が全てである。
苗床も使い廻しでなく、新たに発泡スチロール容器と赤玉土を購入して万全を期したい。
これで結果悪し・・・となれば残念ながら全てを廃棄、新種子の時期12月まで先延ばしになる。

  「さていかに おいのいってつ われわすれ」


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