マクロビオティックな歯医者さんの食と暮らし                   食養塾 無何有庵の日々

無(む)と空(くう)の癒しの時間の中で、心食動息の一つ一つを共に考えていきたいマクロビオティックなスペース。

正食クッキングスクールに想うこと 少し追記しました。

2006年06月23日 16時43分16秒 | 庵主の日記
マクロビ仲間のguru2さんが、今、正食クッキングスクールの初級を受講されており、テキストを見せていただきました。

えぇ!マクロビオティック初級の三種の神器、きんぴら牛蒡もひじき蓮根もごま塩も作らない?

驚きましたぁ。なんで?

たった数年で大きな変化ですね。

何となくイメージですが、正食協会での料理教室は正統派っていうのをよく耳にするのもあって、しっかり桜沢先生のマクロビオティックを学べると思っていたわたしは、少し懸念いたしました。流行に流されず、姿勢を崩さない(あぁ、変化は自然の流れなのか・・・)でいて欲しいと。

それに、蒸し煮に梅酢を使わないとかも聞きました。「塩は?」・・・塩も使わないんだそうです。

「う~ん、熱でそう・・・」

理由がわからないなぁ。どうして、そうなっちゃったんでしょうねぇ。




数日前に上記文面をアップしました。
どうも、波紋を投げかけてしまったようです。

今、正食協会・正食クッキングスクール岡田昭子校長先生から直接お電話を頂き、きんぴらごぼうやごま塩、ひじき蓮根は中級クラスでご指導されるようになったとのご説明をいただきました。

今まで初級クラスで実施してこられていたのですが師範クラスまで受講されている皆さんが、きんぴらごぼうもひじき蓮根も、胡麻塩さえもあまり作らないという現実から、中級クラスぐらいのレベルになって初めてこれらの大切さがわかるということで改定されたそうです。



そうだったんですね。
guru2さんは、別な所で正食クッキングスクールOBの主催されている料理教室に通われて改めてもっと勉強しようと思い正食協会のクッキングスクールの門をたたいた方ですから、やっぱり初級で正食の基本となるメニューが登場すると思っていたんです。私もそれが当然と思っていましたから、協会に確認することなく記事にしてしまったのですが、協会にはご迷惑をおかけしてしまったようです。
校長先生、ご心配おかけしてすみませんでした。

当ブログをご覧になって協会にお問い合わせくださった方、誤解をさせてしまったようで申し訳ありません。協会を批判したわけではありませんので、文面からおくみ取り頂ければ幸いです。

マクロビオティック料理を習われたみなさん、ごま塩も作らないのですか?
もちろん、お忙しくて自然食品店などでの市販のごま塩を頂いているのかもしれませんね。でも、作り方は、しっかり習得してくださいね。

例えば、何故ごま塩が大切なのかご存知ですか?
マクロビオティックでは、千島森下学説にもある血液は腸で作られるという考えをもとに、血潮といわれる血液を造るために大切な塩を胡麻の油で包み腸まで届けるという役割を担ってくれるのがマクロビオティックのごま塩なのです。ですから、単にすり胡麻と塩を混ぜればいいというものではないのです。

きんぴら牛蒡もひじき蓮根もちゃんと意味のある作り方、味付け方があるのです。
マクロビオティック料理を習うということは、一般のお料理教室とは随分違っていることを知ってほしいですね。一時的なブームで門をたたいた方もきっと卒業されるときは、マクロビオティックに出会えたことが宝物になることと思います。そのためにも、マクロビオティック=流行の料理とならないようにしっかり学んで欲しいです。桜沢先生の本を一杯読んでくださいね。

梅酢と塩に関しては、情報元のguru2さんが訂正をしてくださっています。

さて、岡田校長先生は、このところのマクロビオティックブームで、商業ベースにのっとってマクロビオティックを打ち出される方が多くなったことをとても心配なさっていました。ごま塩も作れない人がマクロビオティックを指導されている現実に相当心を痛めておられました。
そんなこともあって、食養の基本食を中級クラスに移行されたようです。是非初級クラスを受講なさっている方、中級クラスまで、いえ、師範クラスまで頑張って通ってくださいね。私の場合は、師範までいってようやくマクロビオティックの門を開いた気が致しました。今まだ、玄関で靴を脱いでいるところです。

『桜門の 一灯無学 豆の花』

岡田校長先生から頂いた、岡田周三先生の歌です。桜門はマクロビオティック、豆の花はあだ花がないということです。
精進あるのみですね。



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10 コメント

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変わらないで欲しいな (おでんくん)
2006-06-20 13:10:51
正食教室にはいつか初級から行ってみたいと思っていたのですが、残念なことですね。マクロが流行ったから?それにしてもごま塩まで消えるとは激しいですね。今朝5時に起きて「ごま塩」作った私としては・・・玄米にごま塩の基本を捨ててはマクロはやれまい、と思うのであります。残念!
ちょっとちゃいます! (guru2)
2006-06-20 14:44:11
塩と梅酢ですが・・・ちょっと違います。

両方とも使わないのではなくて、少ないのです・・・

梅酢は軽く炒めたあとに山にして「1滴」中心に落とす。(他の先生に教えて頂いた時には、人参の時は必ずだったのと、もう梅酢を使う量も多かった/以前お話しした段階では梅酢は出てこなかったのですが、後日梅酢を使いました。)

塩も某所はお野菜を入れる度だったのが、そんなに回数も量もない、という感じです。



ごま塩、きんぴら、ひじき・・・はホント残念です。

その分、あまりマクロビを知らない人にも入り易いメニューなのかもしれませんが・・・。
おいしいが一番ですね・・・。 (たま)
2006-06-20 23:02:34
島田先生には、臨機応変にとのお言葉をいただきましたが・・・。
追記しました。 (たま)
2006-06-23 19:53:25
言葉足らずになっていたことをお詫び申し上げます。

正食クッキングスクールの中級からごま塩やきんぴらごぼう、ひじき蓮根のレクチャーが始まるそうです。初級ではなくなりましたが、意味あってのこと。

浅はかに、メール感覚でブログに書いちゃって、立場をわきまえなくてはいけないことを学びました。



ブログを見てくださっている方が日々増えてうれしく思っております。

その分、自分自身を磨くことを忘れず、少しでも桜沢先生の思いを私なりに伝えていくことができるよう内面から、体内から丁寧な生き方を心がけていきたいとおもいます。



岡田校長先生には、心から感謝申し上げます。
Unknown (Zenbo (風の谷から))
2006-06-24 22:30:46
過去に何度かRSSリーダーを通して拝見していましたが、今回「初訪問者向け記事」をよみました。そこで早速「お気に入り」に登録させていただきました。私は北部播州の片田舎に住む高齢の零細農家のです。「風の谷通信」で田舎から都会へと発信しています。



歯科治療については、大阪の柳本先生が同じような方針を持っておられるように思います。でも、遠いので治療をうけたことがありません。  



常々有益な情報を頂ありがとうございます。
よかった! (おでんくん)
2006-06-24 23:56:37
そうですか。正食料理教室師範コースを終えてマクロの門を開いたところ・・・なんですね。道のりは長いなあ・・・でも、それでこそマクロの道なんですね。
ごま塩のこと。 (のこのこ)
2006-06-25 08:45:49
たまさん、のこのこです。ごま塩のこと、うっすらそういうことは知っていたのですが、千島説うんぬんは知りませんでした。お遊び風に料理教室などを催しておりますが、最近、自分の不勉強さを痛感しています。基礎から学びなおしたいと思っていますので、また教えて下さい。ブログの中にでも。(時々楽しく読ませてもらっています)
Zenboさん、はじめまして。 (たま)
2006-06-25 19:12:55
コメントありがとうございました。

風の谷通信、拝見させていただきました。詩がとっても素敵で、どんぐりの木陰で昼寝したくなりました。柳本歯科医院さんを検索いたしましたが、リニューアル中ということで、また改めて検索したいと思います。ありがとうございます。



これからもよろしくお願いいたします。
ご心配かけました。 (たま)
2006-06-25 19:16:14
おでんくん、ご心配おかけいたしました。

B型は、考えるより先に行動してしまうところがあるので、皆さんにご迷惑をかけまくって生きております。反省~
こちらこそです。 (たま)
2006-06-25 19:22:33
のこのこさん、こんにちは。

あすかさんでは、離れた席でしたのであまりお話ができませんでしたね。

また、大阪入りのときは、夜ご飯しましょ♪

お料理教室のお話聞かせてくださいね。

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