大きい組さんが、おつかいに行ってくれた団子粉を使って、
今日は、よもぎ団子を作ります。
よもぎは5月最初の頃のほうが、やわらかくてつぶしやすいのですが、
上の新芽をとれば大丈夫かな。
まんなか組 Yとは、保育中に何回もよもぎを取って、家でよもぎ団子を作っていたので、自信まんまん。
「よもぎはここに生えているよ」
「こうすれば、つくれる」
と皆に教えてくれます。
よもぎをつみに行った子達とは別に、遊んでいた子がいたので、
鍋を置く場所、机を作る所など、どうすればいいか相談してみました。
ブルーシートをしいて、どこにベニヤ板のテーブルを置けばいいかな?
一緒に準備をお願いした、大きい組Mん、Pた。
板をテーブルにするには、足としてコンクリートブロックを各場所に均等に、置かなくてはいけないのですが、どこにおけばいいか、聞かれてしばらく、
うんうん考えていました。
ちいさい組のSな、Eな、重いベニヤ板を運ぼうと両手で持ってくれています。
そこへ、ちいさい組だけでは、無理だ~、年長とNた、走ってきて手伝ってくれました。
よもぎを摘んできたグループは、早速はさみで切り、すりこぎでつぶしていきます。
ちいさい組Hき、Sな、おおきなすり鉢を前にかなり、がんばっています。
隣りで、大きい組Hりが、はさみで切ったよもぎを、分けてくれました。
湧いたお鍋に、よもぎを投入。
よもぎのふわっとした、香りが周りに漂いました。
よもぎが茹で上がると、団子つくりスタートです。
自分のボールを準備して、エプロンをつけて、皆スタンバイ。
大きい組さんのYゆ、Kたが、団子粉を分けてくれます。
砂糖をくばってくれるのは、Rお。
しずかに、皆のボールに配られるのを全員が待っていました。
粉と水を混ぜていくのは、難しい作業です。
さらさら粉が、べちゃべちゃになったり、手がどろどろになったり。
「耳たぶくらいの、やわらかさになるようにね~」
という声に、自分の耳たぶをさわって確かめる子も。
ちいさい組のHき、意外に器用な手つきで、一つの大きな塊にしていました。
普段の泥だんご作りの要領だね。
だいぶまとまった子は、へび団子~、といいながら、いろんな形のだんごを
作っていました。
大きい組のYゆは、「めちゃちっちゃくする」
といって小指よりも小さい団子を作ったり。
できた団子を、鍋に投入すると、鮮やかな緑色の団子が浮かび上がってきました。
大きい組のNた&Hりが、いいコンビで団子をすくい、タッパーにいれていました。
今回、準備の段階から子ども達にお願いして、どこにどうやって置いたらいいか、考えながらやっていきました。
鍋を置く場所、作る時のシートの場所。
今までは、大人が団子を作る場所をセッティングして、さあ、どうぞと、
子どもがそこに座ればいいだけの状態に準備してしまっていました。
それでは、子ども達も団子つくりの流れは分からないし、考えるように
してほしいよね、というこちらからの願いもあり。
すると、団子作りのスタートは11時。
お弁当を食べる声かけは12時30分。
いただきますができたのは、1時過ぎでした。
でも、子ども達の集中力のすごいこと。
いつもは11時過ぎにはお腹すいたの声があがるのに、12時30分になってやっと、お腹すいたと声が出ました。
でも、皆団子作りに集中していたので、充実していたのか、落ち着いていました。
お弁当の前に、お団子を大きい組に配ってもらいましたが、あわてることなく、しっかり待って、もらっていました。
(桑の実が、豊作でそれをつまんでいたのも、あるかもしれません。)(笑)
よもぎ団子とは別に、桑の実団子も作りましたよ。
きれいな紫色の団子に仕上がりました。
___________________________________
子ども達が、よもぎを摘む、切る、つぶす、ゆでるの作業はやりたいに所に、
参加してやっていく。
ボールで団子作りの部分は全員で、楽しくできる。
準備から、子どもと一緒に考え、作り上げていく。
いつもより時間はかかりましたが、子ども達の状況に沿った活動ができた
新しい一日でした。
大人が作り過ぎない環境を大事にしていきたいです。
こちらが、やってしまったほうが、早いし楽なので、私は途中で何回もいらいらしてしまい、もんもんとしました。
そのいらいらが、何なのかに気づいて反省です。
何でも早くできた方がいいと効率を考えてしまいますね、日々。
(こなん)
========================================
「森のたまご」お問い合わせ:mie084@hotmail.com
代表:遊佐(ゆさ)080-5122-1052