少し過激な時代劇

久しぶりに雨傘の出番、島岡美延です。
「時代劇」を見て思うのは、国を問わず「今では考えられない！」制度、しきたりの不思議さ。
権利や平等などに目覚めたのは、人類史上「つい最近」だったのですね。
映画『後宮の秘密（18日公開）』をご紹介します。
韓国の史実をもとにした大河ドラマが人気ですが、これは、架空の宮中が舞台。
妃を亡くし、跡継ぎもないまま年を重ねていた王の時代。
王の異母弟であるソンウォン大君は狩の途中で立ち寄ったシン参判の屋敷で美しい娘ファヨンに心を奪われる。
ファヨンには恋人クォニュがいたが、大妃はある企てをもって、ファヨンを強引にソンウォン大君の兄である王の側室にする。
5年後、王の崩御でソンウォン大君が王位につく。ついにファヨンを手に入れたかに見えたが、そこから宮中の運命の歯車は、過酷さを増していく。
「王の寝殿」など美しく官能的に描いていきます。
架空の宮中でもやはり大妃（王の母）は黒幕！
父を処刑されたファヨンが、女としてのすべてをかけた行動とは？