1943年、韓国の大衆歌謡

ぐっと冷えて小寒の朝、島岡美延です。
2017年も社会が動き始めたところで週末には3連休、がんばりましょう。
大ヒットしている映画『この世界の片隅に』では、広島県の1940年代の人々の暮らしが描かれています。
その頃、韓国の歌謡界では…。
映画『愛を歌う花（7日公開）』をご紹介します。
1943年、京城唯一の妓生（キーセン）養成学校。
ずば抜けた美貌と優れた歌唱力で最高の歌姫とされるソユル（ハン・ヒョジュ）と、心に響く天性の歌声を持つ幼なじみのヨニ（チョン・ウヒ）は、同期の羨望を受ける親友同士だった。
最高峰の作曲家ユヌ（ユ・ヨンソク）は、ソユルと恋人関係にあったが、民衆の心を癒す「朝鮮の心」という歌を作曲する矢先、ヨニの歌声に触れ、魅了されていく。
ユヌの曲で歌手になることを夢見ていたソユルが、ヨニに嫉妬心を抱くようになり、3人の運命は狂い始めていく…。
物語の背景にあるのは、日本による統治。
激動の時代に翻弄されながら、歌と愛に生きた女たちの生涯とは。