水戸梅日記

水戸・いばらき

茨城県北ジオパーク(日立)

2014-12-15 | 県北

茨城県北ジオパーク

ジオネット日立のインタープリターの勉強会に参加。

    

常陸国最古霊場といわれる御岩神社からスタート。

古代信仰の色合いが残る神仏習合の神社です。

  

   

樹齢700年と言われる三本杉。

天狗が住んでいたとの伝説があります。

  

  

石器・縄文時代、奈良・平安時代、江戸時代・・・と

時代による変遷の説明を受けます(最盛期には21の社があったそう)

   

  

町屋石でできた石仏石像などを見比べながら、

作ったのは誰かとか、石工の腕について、話し合い。

  

  

ちなみに、ここは、パワースポットとしても有名だそうで

女子の参拝客も何人か来ていました。

 

   

次に、工業都市・日立市の原点を学ぶため、

日鉱記念館へ移動。

 

1905年に日立鉱山として開業して以来、

1981年に閉山するまでの歴史が紹介されています。

 

   

精巧に作られた坑道の模型。 

実際にこれを作っていったことを想像するだけで感動・・・。 

 

 

模擬坑道は、体験型の楽しいスポット。

手掘りから機械掘りまでの、採掘技術の変遷。

   

  

世界中、日本中、そして、市内の岩石も多数展示。

褶曲構造がよくわかる石があったりします。

  

  

記念館の一番上の階では、煙害との戦いを

プロジェクトX的な感じで、振り返ることができます。

      

  

記念館は、外側も見どころがたくさん。

堅坑に、充実した展示の資料館。

  

 

記念館の見学終了後、持参した昼食をいただきました。

日立駅前の「やまがた屋」さんのおにぎりです。

  

 

昼食後、近くの山で岩石を調査・採取。

(本日のメインイベントです!)

  

   

大雄院にて、東洋一と言われた、日立の大煙突を見学。

百足煙突、阿保煙突も確認することができます。

      

煙突の反対側の斜面が、重要なジオサイトになっていて

3億5千年前の地層の上に5億年前の地層がある様子が観察できます。

  

地層の間の「1億5千年の空白」についても解説。

(その間は陸地だったので、堆積がなかったそう・・・。)

  

  

神峰公園の展望台に移動して、5億年前の石を確認するとともに

典型的な「海岸段丘」である地形について学びます。

   

  

案内してくれた方や田切先生に感謝の一日。

日立はまだまだ面白い場所がありそうです!  

 

   

家に帰って、一気に読んだのが、

新田次郎の「ある町の高い煙突」(またまた、感動!)

 

   

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