昨年末から、今年は「自分で治す」を皆さんに強くお勧めしようと温めていたのだが、あっという間に年が明けて10日以上が過ぎてしまった。
僕としては、「自分で治す」方法をどんどん知ってもらう年にしたいと思っている。
だから、換氣のやり方をセッションで具体的に説明し、実践してもらう機会を最近は多く持つようにしている。
一方で、「自分で治すの提案」の中で第一に伝えたいのは技術ではない。
そもそも不調は自分で治すものだ。
あるいは治る方向に自分で持っていくことだ。
「自分で治すもの」と明言しておかないと、ここぞと言うときに心が弱くなる。
医者にかかることを軽視すべきではないし、人に施術をしてもらうことも身体を健康に保つ上でどんどん取り入れてもらいたいと思うけれど、そうであるにせよ、最後は自分だと言うことをゆめゆめ忘れてはならない。
そうすれば腹が決まるし、一つ一つの自分の行動に責任を持つようになる。
要するに、心構えの問題でもある。
「自分で治す」をテクニックとして備えておく以上に、自分で治すものと意思、覚悟しておくことこそが道を分けるのだ。
人にしてもらって治るのではない。
自然治癒力もさることながら、人間の意志の力、そしてそれにつながる見えない世界の力と温かさを軽んじてはいけない。
導かれることだって、自分で責任を持つことから始まるのだ。
こういう本当に大事なことは、口先だけでないことを再確認しておきたい。
言うのは簡単。
それが咄嗟のときにたましいから発出できるかどうかだ。