友々素敵

人はなぜ生きるのか。それは生きているから。生きていることは素敵なことなのです。

明日は大須の七ツ寺共同スタジオで演劇を観る

2017年07月27日 17時57分58秒 | Weblog

 最も資金と労力を注ぎ込む夏祭りの第2弾が、この土・日曜日に行われる。天気予報では晴れなのに、今日は一日中曇っていたから本当に晴れてくれるのか、ちょっと心配だ。明日の午後から準備にかかるが、夜は大須の七ツ寺協働スタジオで行われる『幸せの標本』を観に行く。どんな演出の演劇なのか分からないが、楽しみにしている。

 先日、高校の新聞部のOB会を行った時、子どもの話になった途端、この時を待っていたかのようにパンフレットをみんなに配り始めた友だちがいる。1年の時に同じクラスになったことが縁で、「新聞部に入ってくれ」と私が頼み込み、以来長く付き合ってきた男だ。彼は「オレが首相になった時はキミが官房長官だ」と私に言った。

 頭はいいが大雑把なヤツで、将来は「弁護士になって政治家を目指す」と豪語していた。弁護士にはならなかったが政治家にはなった。市民運動に熱心に取り組み、市議から県議へと進んだ。私たちは「市長を目指せ」と発破をかけたが動かなかった。彼の息子は早稲田大学に進学し、どういう訳か演劇を志し、「食えないのに今も演劇を続けている」と言う。

 彼は生徒会の会長を務め、そのおかげで私も彼の後を受けて会長を務めることになったが、行動力のあるブレない男だった。しかし、彼に芸能の才があったとは思えない。2年の文化祭だったと思うが、何人かの男たちと共に演劇部の友人の指導で、顔を真っ白に塗り、幕が開いて降りるまで彫刻のように動かない演技をしたが、あれが源泉だったのだろうか。

 彼は私学の総長の息子だったのに、こちらの大学の先生に引き取られて育った。彼の家に遊びに行ったことがあるが、お母さんは優しい品のある人だった。私たちの時代は「もらわれ子」はいくらでもいたから、血のつながりがなくても「家族は家族」と思った。血がつながっているためにいがみ合う家族より幸せな気がした。

 明日、彼は来るのだろうか?息子の名が私と同じなのも気になるが、「特に考えたことはない」と平気で言いそうだから聞くのが怖い。

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