夜な夜なシネマ

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いちばん気になるアカデミー賞受賞作品は

2005年03月04日 | 映画(番外編:小ネタいろいろ)
脚色賞を受賞した『サイドウェイ』
この作品は、ほかにも作品賞、監督賞などなど、
主たる部門にこぞってノミネートされていたにもかかわらず、
脚色賞以外はみごとに落選。ちょっと悲しい。

監督は『アバウト・シュミット』(2002)のアレクサンダー・ペイン。
ワインおたくのバツイチの中年男が、
結婚を目前にひかえた親友とともに
カリフォルニアのワイナリーめぐりを計画するという、
ロード・ムービーだそうです。

カリフォルニア・ワインって、おいしいですよね。
どうもアメリカ人は食に関してあまり構わない印象がありますが、
カリフォルニア・ワインとベーグルはスゴイと思います。
でも、アメリカ在住の友人曰く、
「ベーグルってな、いい加減なアメリカ人が作るのにおおてるねん」。
や、やっぱりいい加減なんや。(^^;

ベーグルの話はさておき、そんないい加減そうな国で
どうしてこんなおいしいワインが造れるんだ!と思うことがしばしば。
そのカリフォルニア・ワインがいろいろ登場するならぜひとも観にいかねば。

主演はポール・ジアマッティ。それだけで観に行きたくなります。
彼はまさに万国共通のオタクのイメージ。
元ブラピの彼女のグウィネス・パルトロウの父親が
愛娘主演で撮影した『デュエット』(2000)ではカラオケおたく。
カラオケ大会の制覇を目指して各地を歌い歩く、
これもやはりロードムービーでした。
ヒューイ・ルイスがグウィネスのダメ親父役で出演し、役者としてもいけることを披露。
もちろん本業の歌声もばっちり。
それぞれの役者が自前で歌いきったのも立派。

『アメリカン・スプレンダー』では(2003)根暗なコミック原作者がハマっていたし、
『サンダーパンツ!』(2002)では天才子ども科学者をスカウトするエージェントを
『マトリックス』のパクリで演じ、笑わせてくれました。

『サイドウェイ』でふたりの中年男の前に現れる女性役、ヴァージニア・マドセンは、
B級アクション映画にアホほど出演しているマイケル・マドセンの妹です。
妹のほうは知らなくても、兄のことは、
タランティーノ監督の『レザボア・ドッグス』(1991)や『キル・ビル』(2003)で知ってる人が多いかも。
似てるかどうか確かめてみましょう。

アメリカとハンガリーの共同製作による『サイドウェイ』は
明日公開です。

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