夜な夜なシネマ

映画と本と音楽と、猫が好き。駄作にも愛を。

『ヴェノム』

2018年11月28日 | 映画(は行)
『ヴェノム』(原題:Venom)
監督:ルーベン・フライシャー
出演:トム・ハーディ,ミシェル・ウィリアムズ,リズ・アーメッド,スコット・ヘイズ他

MOVIX京都にて、前述の『鈴木家の嘘』とハシゴ。
またゴミが落ちているのかなとテンション低めで入場したら、このシアターは綺麗でした。
アイスもなかの空き袋が放置されていたのはたまたまだと思いたい。

公開直後から観たかったのに、あやうく観逃しそうになっていた本作。
レディースデーにちゃんと字幕版を観られてよかったです。

マーベル・コミック“スパイダーマン”の宿敵“ヴェノム”。
予告編を観て気色悪い容貌だなぁと思っていました。
そんな容貌も慣れると可愛く見えてくるから不思議です。

正義感あふれるジャーナリストのエディ・ブロック。
弱者の立場で真実を追求し、相手がどんなに大物であろうと
おもねる取材は決してしないエディは、巷でも人気者。

医療福祉から宇宙開発まで幅広い科学分野を手がけるライフ財団の創始者、
カールトン・ドレイクにインタビューすることになったエディ。
問題を起こすなという上司の命令に背き、エディは人体実験についてカールトンに詰問。
そのせいでインタビューが取りやめになったどころか、会社をクビに。
しかも、人体実験の情報は、恋人で弁護士のアン・ウェイングのPCを盗み見して得たもの。
エディに情報を流したと疑われ、アンまでも解雇されてしまう。

仕事も恋人も失ったエディに接触を図ったのは、ライフ財団の研究者ドーラ・スカース。
彼女曰く、人を救う仕事に従事しているつもりだったのに、
カールトンはホームレスを拉致して人体実験をおこなっている。
なんとかやめさせてほしいとエディに懇願。

ドーラの手引きでライフ財団に潜入したエディは、
“シンビオート”なる地球外生命体を人間に寄生させる実験がおこなわれていることを知る。
シンビオートと共生すれば、宇宙に移住することも可能だとカールトンは考えているらしい。
しかしシンビオートと人間はなかなか適合に至らず、
その結果、実験台となった人間が次々と死んでいるのだ。

実験台の中に顔見知りのホームレスを見つけて駆け寄ったさい、
シンビオートに寄生されてしまったエディ。
とてつもない力を得てとまどう彼に、
“ヴェノム”と名乗るシンビオートが脳内で語りかけてくるのだが……。

エディとヴェノムのやりとりがとても面白い。
脳内でヴェノムから話しかけられ、ぶつぶつ答えるエディ。一見ひとり言。
腹減った、ええ女やな、などと言われて、うるさい黙れ、人間を食うなと
必死にヴェノムを制御しようとするけど実らない。
あんな太い首で困惑するトム・ハーディが可愛くて笑えます。

マーベル作品はエンドロールの後にも何かあるのがお約束。
本作でもエンドロール途中で“スパイダーマン”のアニメが流れます。
で、それが終わった後のエンドロールの長いこと
全部で20分ぐらいありました。これは過去に観た映画の中で最長かと。

悪い奴は食っちゃって良し。
続編を撮るなら、同じルーベン・フライシャー監督がいいな~。

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