メイおばさんの料理帖

「メイおばさんの宝箱」からはみ出してしまった料理や食べ物や食文化のお話を世界のいろいろな場所から楽しくお届けします。

カスレ再び

2017-03-07 01:55:30 | グルメ

自称「半分ベジタリアン」のメイおじさんの大好物は
なぜかお肉がたっぷりの
フランス南西部の田舎料理「カスレ」です(笑)。

「カスレ」と聞いて「あ、あれね!」という方は
かなりのフランス通、そしてペリゴール通。

要するに何種類かの肉類と白インゲン豆を
くつくつと気長に煮込んだ南仏の田舎料理です。

塩漬け豚肉を使うこともあれば、ふつうの豚肉のこともあり
マトン、ガチョウ、アヒル、鴨、豚皮、ベーコン、ハム、ソーセージなど選択肢はいろいろ。

そんなカスレに
シアトルのマディソン通りにあるフランス料理のレストランのメニューで出会ってしまったメイおじさん、もちろん目がキラキラ。

2夫婦のディナーでしたけれど
カスレを頼んだのはメイおじさんだけ。

あとの3人はこの日の料理長お勧めの鱒の料理です。
大量のインゲンが鱒を覆ってましたけれど
美味しいものはペロリと食べちゃえるものです(笑)。

スープはもちろんこの店ご自慢のオニオングラタンスープ。

ムール貝と帆立貝と

蜂蜜を使ったドレシングで和えた山盛りのグリーンサラダは
みんなでシェアしました。

 

カスレ、とても美味しかったんですって(笑)。
よかったですねえ、メイおじさん。
そんなに好きならまた作ってあげますよ。

そんなカスレにご興味のある方がいらっしゃいましたらと思い
メイおばさん風レシピを書いておきますね。
本場のカスレはもっとお肉がたくさんです。

場所によっていろいろな作り方があるようですが
基本はだいたい同じです。

お肉を炒めて焼き色をつけ
ソーセージを丸のままころがして軽く焼きます。

取り出した後のフライパン(鍋)で今度は玉ねぎを炒め
先に炒めておいた肉を戻し
ひたひたになるまで水を加え、沸騰させてアクを取り
あとは弱火でコトコト蓋をして30分。
そうそうブーケガルニも入れるんでした。

次に白インゲン豆とトマトを加えて
さらにコトコトとお肉が柔らかくなるまで煮るのです。

普通だったらここで終わりですよね。
ところがどっこい、「カスレ」と来たらまだまだ先が!

耐熱容器にベーコンを敷いて
鍋の中味を耐熱容器に移したら
取り出しておいたソーセージを載せて
パン粉を散らし、オリーブオイルをまわしかけ
230度のオーブンで10~20分、焼き色がつくまで焼くのですよ。

これは日本で買った料理本と
フランスで買った英語のレシピ本の「いいとこどり」をした
メイおばさん用の簡単バージョンですけれど
夫はいつも大喜びです。

フランス版は豚肉とベーコンのほかにも
マトンやアヒル、ガチョウなども使ったりするのですが
メイおばさん、マトンの匂いが苦手という個人的理由もあって
豚肉とベーコンとソーセージだけで作ります。

メイおばさんは、肉を少なく、トマトや豆を多くして作ります。

・玉ねぎ    1個
・人参    2本
・豚肉     400グラム
・にんにく   1片
・大きなソーセージ  2本
・ベーコン    250グラム
・トマトピューレ  大匙2杯 
・ブーケガルニ  1束
・白いんげん豆  400グラム缶(水気を切る)
・パン粉   大匙5杯
・塩、胡椒

なかなかいいレストランでした。

シアトルのマディソン通り、湖に向かう道の右側です。


読んでくださってありがとうございました。
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