メイおばさんの料理帖

「メイおばさんの宝箱」からはみ出してしまった料理や食べ物や食文化のお話を世界のいろいろな場所から楽しくお届けします。

牡蠣貯金でも始めようか@水辺のレストラン「Eliott’s」

2017-08-22 10:29:31 | レストラン

水辺が好きです。

どこの国のどこの町にいても

引き寄せられるように水の近くに行ってしまいます。

先祖はお魚だったのかもしれません(笑)。

 

そんなメイおばさん

これまでいろいろな国のいろいろな町で暮らしてきましたけれど

いつでもどこでも水があれば幸せでした。

辛いことがあれば、いつでも水の近くに行きました。

 

水平線が見える海なら最高で

周りをぐるりと水に囲まれた島ならなおさら幸せです。

 

シアトルという町もまた海がすぐそこにあります。

思い立てば歩いてすぐに水辺に行くことができます。

 

加えてこの家は、ぐるりと大きな窓で囲まれていますから

どこにいても海と湖が見えます。

 

この町にはおいしい店も、気の利いた店も、お洒落な店も

たくさんありますけれど

やはりふと足を向けたくなるのは「水辺」のレストランです。

 

シアトルの観光名所とも言える活気にあふれた「パイクプレースマーケット」をぬけて

下に降りれば「Alaskan Way」と呼ばれる道に桟橋がたくさん続きます。

 

大きな観覧車を見ながらブラブラ歩くのもまた

ダウンタウンとはちがった水辺の魅力があります。

 

そんなブラブラの後に

友と久しぶりにあのレストランに行ってみました。

「地球の歩き方」などにも紹介されているものですから

あえて行かない土地っ子の気風、いえ変な見栄(笑)。

 

それが「Eliott’s Oyster House」

58番埠頭にある大きなレストランです。

 

「地球の歩き方」にはこんな風に紹介されています。

 

「本格的にシーフードを食べるならここ」と。

 

いえいえ本格的な店は他にだってあるのですが(笑)

地元民の友とプラプラ歩きながら

「たまには行ってみようか、エリオッツ!」

 

行ってみれば水辺の食事はやはり気持ちがいいし

団体さんで騒がしいわけでもありませんし

住んでいようが、旅していようが

いい所はやっぱりいいんじゃないかしら、と

あらためて思ったメイおばさん。

 

なんたって開放的。

あけ放った窓の向こうに見えるのは大きな客船。

空気には潮の香り。

 

さてここで女二人がいったい何をオーダーしたでしょう。

あまりお財布の紐をゆるめるわけにもいかぬ

慎み深いメイおばさんは(笑)

シアトル名物クラムチャウダーのスモールと

ほうれん草とマッシュルームのサラダ

 

かたやある資格試験に合格したばかりの友は

 

「メイ、今日は私たべるわよ~!

自分で自分にお祝いするわよ~!」

 

と宣言をした後に、クラムチャウダーの「大」とクラブケーキ

そしてオイスター。

 

結局メイおばさんもオイスターの魅力に抗えず

もう一皿頼むことになってしまったのですが(笑)。

 

お店のお姉さんのお薦めに従って4種類のオイスターを6個。

名前からすると、最初の3つ、元々は日本が産地なのでしょう。

 

ああ、もううっとり

ああ、もう溜息

帰り道にどちらからともなく呟きました。

 

「今度来たら一人で1ダース(12個)ずつ食べようよね。」

「そうだね、今日から牡蠣貯金だね(笑)。」

 

 

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