娘の連れ合いの誕生日プレゼントを、迷ったあげく「ボールペン」にしました。
最初は「万年筆」をと考えていました。でも娘に探りを入れてみると「万年筆なんて職場でも友人でも誰も使わない、彼も持ってるのはボールペンだけ」との事。そうか、せっかくプレゼントしても使わないなら意味ないし・・・そう思ってちょっぴり値の張るボールペンに名前を入れたモノを贈りました。彼は「あ、これとても書きやすいです!」と喜んでくれました。
嬉しくて「それ、パーカーなんだよ!」と自慢すると、二人ともキョトン。 「パーカー? 何それ」って感じ・・・・ 娘夫婦はパーカーと聞いて頭に浮かぶのはシャツの上に羽織る「パーカー」なんだとか!
そういう時代なんですね~。私の若い頃は、入学・就職祝いに万年筆をもらうのはごく当たり前でした。でも、あこがれのパーカー・モンブランなんて貰ったことは無くてパイロットやセーラーなどの国産でしたが。
初めの頃はインク壺からインクを吸い上げる方式で、気をつけていても手やノートをインクで汚してしまい、なかなか落ちないのに困りましたね。カートリッジが出てきた時は嬉しかったな!懐かしい・・・その後は筆記具というと、ボールペンばかり。
ボールペン。確かに安くて手軽で便利だなあと思うのですが、万年筆のようにインクのにおいもしないし、使っていると手に馴染んでくるという楽しみはないし、文字も平板!作家の直筆原稿などを見ると、味がある文字なのは万年筆だからこそ。
今や万年筆は過去のもの?と思いきや、ネットで見ると、とんでもない!意外と人気でよく売れているようですね。へ~、知りませんでした。
ウン十年ぶりに一本購入して、手紙でも書いてみようかしら?