< 一つ目の出会い >
18日は広木克行先生の教育相談会の日。
会場に着くと、もうその方は到着されていました。「すまいりぃ」さんです。ブログ上で知り合った方で、初めてお会いしました。
相談会は、今回もグループカウンセリングでした。、参加者の相談に先生が丁寧に答えて下さるのを、皆で聞きます。一回の質問に対してかなり時間をかけるため、今回も相談できたかたは三人のみ。しかし、お子さんの年齢も相談内容もそれぞれ勿論違っていても、先生のお話を聞いていると、どれもが自分の抱えている問題と根っこは同じだなと思えてくるから不思議です。
「すまいりぃ」さんも、勇気を出して挙手して相談し下さいました。遠くからの参加なので、ちょっとほっとしました。
夜、感想を伺うと、
『先生のお話が素晴らしかったこと、たくさんの勇気を貰えたこと、このまま子どもの気持ちにより添っていて大丈夫と肯定して戴けて安心したこと』、を述べられ、更に驚いたのは、帰宅して『いつもよりもう少し丁寧に息子の話を聞くようにしてみたら、息子が次から次へと話すように』なったそうです。そして、『こういう対話の積み重ねが息子を元気にしていくのでしょうね』と・・・・
素晴らしいですね!!
< 二つ目の出会い >
その翌日、教会へ用事があって出かけました。小田急線に乗ったとき、それほど混んではいませんでした。私が吊革につかまろうとしたとき、座っていた若い女性がさっと立ち上がり、どうぞと席を譲られました。「えっ、いいです、大丈夫です!」と、私は断りました。なぜって、彼女は小さな赤ちゃんを胸に抱き、更に、傍にはバギーに乗った幼い女の子を連れたお母さんだったんです!!
しかし一旦立ち上がったその方は「私はこの子(赤ちゃん)のためにも立っている方が良いのですから、どうぞ座って下さい!」と、何度も言われ、仕方なく座りました・・・何だか落ち着かないまま・・・
一歳九ヶ月というバギーの女の子にちょっと話しかけたりしてましたが、やはり落ち着きません。そのうち次第に車内は混み合ってきました。私は「やっぱりお母さん座って下さい。」と、立ち上がったのですが、お母さんは小さな声で「でも、今この子おっぱいを飲んでいるもので立ってる方が良いんです」と言われ、仕方なくまた座りました。
そうこうしているうちに満員のまま、新宿に到着。私は彼女のリュックを棚から下ろして持ちました。そして偶然にも行き先が近いことが分かり、行動を共にすることにしました。
「いいんですか?実は私新宿に来るのは四年ぶりで、よくわからないんですよ」とのこと。私は時間はあるし、新宿は毎週来てるので大丈夫ですよと安心させて、乗り換えの切符を買う彼女に「ほら、アレが新しく出来たバスタ新宿ですよ」なんて教えたりして・・・
JRに乗ってからは空いてたので、もう少し色々とお話をしました。赤ちゃんは生後一ヶ月。でも、二人になってからの方が育てやすくなり、土日はコンビニで働いているとか!凄いナ! その間お子さん達は?と聞くと、「夫が二日間、面倒を見てくれます。そのため、家事や育児の大変さが分かって、前よりも良く理解してくれるようになりました。私、あと二人は欲しいんです!」と。すごいなあ、たくましいなあ・・・小柄で細身の方ですが・・・
恵比寿で私が降りるとき「教会まで気をつけていって下さいネ」と優しく言葉をかけてくれました。
この日の午後、小田急線は事故があって折り返し運転でした。相模大野まで帰ると言っていたけど、無事に帰れたかなあと、ちょっと心配に。
名前も何もわからない行きずりのお母さん、楽しい時間を有り難う!! ぜひ、四人のママになって下さい。