お気楽ボランティア日記

楽しみながら、ボランティア   広がる、人の輪

星野富弘美術館

2008年10月31日 | その他
 昨日、10年ぶりぐらいに群馬の「星野冨弘美術館」に行ってきました。

 山の麓にあり、眼前は湖という好ロケーションの中に建つ美術館は、以前とは違って、広くて見やすい設計の建物になっていました。

 カレンダーや絵葉書で長年見慣れた作品がほとんどでしたが、それでも、じっくりと絵と詩に触れていると、彼のふるさとへの愛着と、深い信仰がゆっくりと伝わってきます。

 私が一番心を惹かれたのは無骨な父ちゃんと、限りなくやさしい母さんへの愛情が感じられる詩でした。

 彼の作品にもし『詩』がなかったら、ここまで見るものの魂を惹きつけることはなかったことでしょう。

 お土産に、絵葉書と小さな鈴を買いました。(写真が横向きですみません)
 こんな詩がついていました。

「『人も皆、この鈴のようなものを、心の中に授かっているのではないだろうか』
 その鈴は、整えられた平らな道を歩いていたのでは鳴ることがなく、人生のでこぼこ道にさしかかった時、揺れて鳴る鈴である」  【「鈴の鳴る道」から】

 そっと振ると、ちりんちりんと、やさしいすんだ音色がしました。
 私は今、どんな道を歩いているんでしょう・・・

うれしい「芋づくし」

2008年10月29日 | ほっとすぺーす
 今日のほっとは芋づくしデー!

 私は、サツマイモのお菓子「くず練り」を作りました。

 スタッフのFさんは「サツマイモとりんごのケーキ」を焼いてきました。

 A君のおじい様が、ご自分で育てた「サトイモと、ブロッコリー」を持ってきてくださいました。「有機栽培です」とのこと。そのせいか、とっても、とっても美味しかった!です。

 午後からはIさんが千葉の親戚の方が作ってる畑で獲れた「サツマイモ」をたくさん届けてくださいました。

 これで頑固な便秘も解消間違いなし!・・・・ですね。

写真が入った!

2008年10月29日 | ほっとすぺーす
 パソコンを買い換えてから、このブログに写真を載せることができませんでした。

 それは、デジカメで撮った写真がみんな規定より大きすぎたためですが、前の富士通のパソコンなら画質を変えたりすると規定の1メガより小さくすることができました。ところが今度のNECではそれができなくて、写真がアップできなかったのです。

 昨日、Kパソコンの人に教わって(縮小ソフトを使用)、どうにかまたアップできるようになりました。

 Kパソコンの人は、どんな質問にもきちんと答えてくれるのですが、なんせパソコンの操作が速い!速すぎて、私にはどこをどうやったらその画面になるのか全く分からなくて・・・

 もとはといえば「ほっとすぺーす麻生」のホームページ更新を自分で何とかやりたくて来て貰ったのですが、正直なところ「できるようになった」とは言えません。
 私のこれまでの整理が悪くて、パソコンも迷っている状態なんですって!整理整頓下手が、パソコンにまで影響していたなんて、恐れ入りました!

 グーグルアースも再インストールして、遊んじゃいました。

(孫の写真、アップしておきましたのでご覧下さい。ばば馬鹿ですみませんが)

昨日の出来事から

2008年10月28日 | ほっとすぺーす
 朝、NHKBS2を見ていたら、「日本の100冊」という新番組?をやっていました。
 あっ、いいな・・・この日は幸田露伴の「五重塔」(安藤忠雄選)でした。(今朝は太宰治の「人間失格」(押切もえ選)でした。古典文学路線かな?)どんな100冊が出てくるのか楽しみです!その本を選んだ人の人生も見えてくるところが興味深いですね。

 午前中はほっとすぺーすへ。
 掃除や片づけをしていると、団地の住人の方が「組みひもネックレス」を作りたいと来られました。大慌てで準備!
 組みひもを教えながら、いろいろなことをしゃべっているとその方の人生の重みが感じられてちょっとしんみり・・・みんな問題を抱えているんだなあと改めて思いました。

 うれしかったのはその方の次の一言。
「私、ここが今も続いていてくれてること、すごく嬉しいんです。前から気になって来てみたかったけど忙しくて・・・私が行けるようになるまでつぶれないで!と思ってたんですよ」
 (まだ当分はつぶさないように頑張りますね!)

 午後からは別のスタッフとバトンタッチ。
 目白のFさんのお宅へ朗読の練習に行きました。ところが久しぶりに発音練習などしていたら、おなかの調子がおかしくなって・・・あれ、何がいけなかったんだろう?思い当たりませんでしたが、とりあえず夕飯は抜きました。私の場合、治すのには絶食が一番です。(みんなそうかな?)

 夕飯抜いたら時間ができたので、久しぶりにリコーダーの練習をしました。赤ん坊がいるあいだは全くできなかったので何日ぶりかしら?
 指が思うように動かず、やっぱり練習は休んだらだめだと実感しました!

 

苦肉の策のはずが・・・

2008年10月25日 | ほっとすぺーす
 水曜日はA君の学習日。

 でも、孫の世話でお疲れモードの時だったので、頭が働かない私(ま、いいわけですが・・・)、なかなか学習に乗ってくれない彼と何をしようか考え付かなくて、エイ!勉強はやめてお菓子でも一緒に作ろう!と決定。

 「りんごホットケーキ」を作ることにしました。
 いやあ、これが大成功!

 文字を読むのも面倒くさがるA君が、真剣な顔して私の書いたレシピを読み、1から順にちゃんと作るではありませんか!
 包丁を持つ手がぎこちなくてハラハラしましたが、おおむね好調!思ったより手際よく進めていくので、誉めました。

「A君、すごい、すばらしい、うまいよ~」
「へへん、先生とどっちがうまい? オレ、なかなかやるでしょ?」

 もう上機嫌です。一流シェフ気分で、鼻高々。・・・(これは伸ばしてやれば才能発揮するかも)

 ほっとすぺーすのみんなも、焼けたりんごの香りが香ばしいホットケーキを試食して「おいしい!A君すごいね」と誉めてくれますから彼はますますいい気分。
A君のおじいさまも満足そうでした。

 一つアクシデントがありました。熱いフライパンに触ってしまって、指先を軽く火傷したのです。すぐ氷水で冷やしたら「あっ、痛くない!」と感激してたA君。

 次回は何をしようかなあ?

 (この日、おじいさまが持ってきてくださったお土産は、美智子妃の74歳のお誕生日記念という和三盆の、菊をかたどった干菓子でした。おいしかった!)

赤ん坊と暮せば

2008年10月23日 | その他
 ママがひどい風邪を引いたので、先週の土曜日からしばらく孫の面倒を見ることになりました。

 1歳と2ヶ月。だいぶ歩けるようになった上、自己主張も強く出てきた女の子。寝ているとき以外は目が離せません。

 赤ん坊と暮らすのって、こんなに疲れるものだったかと今更ながら自分の歳を感じます!文字通り「振り回される」毎日が続いてます。

 食べる・飲む・オムツ取替え・入浴・眠るの世話に追いまくられて・・・「自分」の時間がない、いつもの日常スケジュールが根底から崩されて、リズムがおかしくなりました。


 でも、慣れるにつれ少しずつ余裕が出てきました。すると、今まで以上に孫のしぐさや言葉などがかわいく思えてくるし、成長に気づくから不思議です!

 音楽が大好きで、メロディーが流れてくるや否や体を揺らしたり、手首をくるくる動かして踊りだします。一日何回もピアノをさわりたがり、バンバンと音を出すので「ひょっとして将来はピアニストか」なんて想像したり・・・

 言葉らしきものも日ごとに増えて、一日ごとに成長している感じです。(こちらは一日ごとに衰えを感じるのと対照的です)一日おきに行くほっとすぺーすでも、その成長振りは驚きの的です!

 一昨日はバギーに乗せて、昭和音大の前庭で遊ばせていると通りがかった学生たちから「きゃあ、かわいい!」「一緒にあそぼ!」なんて声をいっぱいかけられたり、子連れの若いお母さんから話しかけられたり・・・こんなこと赤ん坊と一緒だからこその貴重な体験ですネ。

 今日は新聞を見ながら「わんわんどれ?」と聞くと、犬の写真を指差しました。へえ,分かってるんだと感心し、「くつはどれ?」と聞くと、写真をささずにキッチンに行って私のサンダルを片方持ってきたのにはびっくりして思わず頭をなでました。「すご~い」

 眠くなると両手を挙げて抱っこをせがむ姿、「お買い物」というと小さな手提げの輪に腕を通してとことこ歩く姿、などなどかわいくていとおしさが募ります。(
写真)

 大変だけど喜びも大きい毎日です。

面白かった!桂米團治 襲名披露公演

2008年10月17日 | 映画・演劇・本
 昨夜、麻生市民館で「五代目桂米團治 襲名披露公演」がありました。

 二ヶ月くらい前からチケットを買って、この日を待っていました。
 先日の「情熱大陸」でも取り上げられ、米團治の苦労が垣間見れていたのでいっそう興味がかき立てられて・・・

 超満員の客席の中、お馴染みの面々の高座が・・・

 桂 吉弥・・・「ちりとてちん」の草原兄さん。枕でたっぷりとそれをネタに使って大いに会場を沸かせました!お題もやはり「ちりとてちん」でした。彼を見たくて来た人も多いだろうな!笑いの勘所を上手に捕らえてました。

 柳家 花緑・・・人間国宝「柳家小さん」の孫。昔、晩年の小さんと一緒に出た高座と比べると、ずい分堂々と・・・って当然ですね。枕で、飛行機が二時間半も遅れたのに機内アナウンスのお詫びが簡単でけしからんと強調してました。(インドやモンゴルならそんなの当たり前だったけど)肝心の落語はあまり笑えなかったです。

 桂 南光・・・あまりなじみがない人でしたが、話しの間やもって行きかたがうまく、いっぱい笑わせていただきました。意外でした。

 立川 志の輔・・・落語家だったんだ!という感じ。
 「ためしてがってん」の司会者の印象が強いし、落語は聴いたことがありませんでした。演目は「のようなもの」・・・面白かったけど、ちょっと疲れてる感じでした。

 桂 米朝・・・人間国宝。さすがに貫禄がありますが、お年なので口上も短く簡単でした。全国ツアーにこうして参加されるだけでも大儀そうでしたが、小話でもいいから聞きたかったです!

 桂 米團治・・・この方を意識したのは「てるてる家族」でした。主人公の近所のおじさん役でしたが、いつもにこにこして出てくるだけで和む人柄が好きでした。桂 米朝の息子とはあとから知りました。
 落語は「はてなの茶碗」・・・熱演で会場もそこそこ沸いていましたが、私はあまり笑えませんでした。なぜかしら。あまり熱が入りすぎていたのかも・・・

 落語家って、舞台に出てくるだけで可笑しみを漂わす人が最高ですね。私が好きだったのは小さん、3代目の「三遊亭金馬」。特に金馬は何を演じても大笑いでしたが、特に「小言幸兵衛」はむちゃくちゃ大好きでしたね。

 今日の出演者の中でそうなりそうな人は、南光と吉弥かな?残念ながら桂 米團治はまだまだという感じがしました。でも、期待してます!
 総じて、楽しい二時間半でした!

心温まる時

2008年10月14日 | ほっとすぺーす
 先週土曜日のこと。

 ほっとすぺーすで、Bさんのお話を何時間もゆっくりと聞く機会が与えられました。

 Bさんはほっとすぺーす開設以来の常連の方ですが、普段はスタッフやお客さんが何人もいるので、静かな中で一対一で話すのは初めてでした。

 家族やご自分のことなど、「こんなこと今まで誰にも言わなかったの」ということまで話してくださって、私もつい今まで言わなかったことも話してしまいました。

 また、別の常連の方ですが、周囲に薦められて先日デイケアサービスに行きました。
 ところが「わたしはやっぱりほっとすぺーすがいい!」と、途中で帰ってきてしまいました。

 本当は送迎サービスのあるセンターに行っていただくほうが、足腰の弱いその方にとって楽だと思うので私たちも勧めたのですが、便利さよりほっとの温かさを選んでくださったということはちょっと嬉しい気がしました。

 これからも、ここに来てくださる方を大事にしていきたいなと思います。

 

リコーダークラブに参加しませんか?

2008年10月11日 | その他
「麻生リコーダークラブ」に参加しませんか?

最近、体調不良が原因でお二人の男性会員が退会されました。
現在の会員は女性8名、男性3名です。

月に二回、水曜日の夕方二時間ほど麻生市民館の一室を借りて練習しています。最初はソプラノしか吹けなかった私ですが、今はアルト中心に吹いています。
毎日練習することで、少しずつですが上達していく喜びを誰でも味わえますよ!

リコーダーは小中学生の楽器だなんて思ってませんか?
ソプラノ・アルト・テナー・バスの4声で奏でると、それは素敵なハーモニーが生まれます。

リコーダーのいいところは「どこでも」気軽に練習できるところ。楽器もバスを除けば軽くて持ち運びに便利です。

クラシック・アニメ・日本の歌とレパートリーは広いです。ちなみに現在取り組んでいる曲は、

  バッハの「フーガ、エア、」「ムーンライトセレナーデ」「荒城の月」「小さい秋見つけた」などです。

 詳しくは、「リコーダーの広場」に掲載されていますのでご覧ください。



最近の出来事から

2008年10月09日 | その他
その一・・・株価暴落!経済危機!
      どうなるんでしょうか?不安な毎日です。
      「財産なんてないから気楽なもんよ」という人もいますが、そんな単純なことではないですよね。
      「恐慌」という言葉の解説が朝刊に載ってましたが、それが実感とならないように政治家に何とかしてもらいた
      いです。

その二・・・S君の学習にいいかなと思って買った「漢字塾」という雑誌に彼より私がはまってしまいました。
      もう、問題が解けるまでやめられなくなって・・・目がショボショボです!でも解けたときの快感ときたら!

その三・・・王監督の辞任ニュースを見て、私がまだ少女の頃(そんなときがあったんです!)若き日の王さんと多摩川
      の橋の上で会ったことを思い出しました!
      その頃、近所にジャイアンツの練習場があったので、普段着姿で下駄履いて、橋の向こうからさりげなく一人
      歩いてきた王さん。こちらもひとり。「あっ、話題の選手だ」と内心思いつつ、声もかけられずすれちがっただけ
      の思い出です。
      でも、彼が私のほうを向いてくれて嬉しかったのは覚えています。

その四・・・映画「イキガミ」面白かった、というより怖かったです。
      好きな小説家帚木 蓬生(ははきぎ ほうせい)の本「インターセックス」はまあまあでした。あまり関連はないの
      ですが曽野綾子の「神の汚れた手」を思い出しました。
      

久しぶりの授業参観

2008年10月07日 | ほっとすぺーす
 今日はほっとで勉強を見てるA君の授業参観に行ってきました。

 国語の時間でした。同じ自閉のT君と二人で、仲良くカードを取ったり、文章を読んだり・・・思ったより集中してやっているのに感心しました。

 二人の理解力に差があるのでどうかなと案じていました。
 A君は最初は「こんなのやさしすぎ!」と馬鹿にしていましたが、自分のほうが優位に立っているので、気分が良かったようです。

 T君のほうは、競争する気持ちはゼロ。カードが取れなくても平気なので負けず嫌いのA君にとってはいい相手です。

 授業後、担任のO先生と二時間近くお互いの知っているA君のこと、学習のことについて語り合いました。
 どちらも抱える悩みは同じでした。

 国語も算数も、教えたことがなかなか定着しないこと、というより教えられることを拒否することが多く困っていること、易しすぎても難しすぎても受け付けないので、何をどう提示したら彼の興味を引くか常に考えていることなど、話題は尽きませんでした。

 でも、お互いの思いが近いことがわかったのは収穫でした。今後の指導に役立てたいと思います。

 でも、私は学習も進むに越したことはありませんが、彼とご家族がほっとに来て「ほっと」してくれるだけでもいいかなとも思っています。

がんと向きあう人

2008年10月02日 | ほっとすぺーす
 おとといのNHK「プロフェッショナル」見ましたか?

 アンコール放送だそうです。
 感動しました。
 末期のがん患者と向き合って、何とか最後まで患者に生きる意味をもってもらおうと、心を砕く淀川キリスト教病院の田村さんという看護のプロ。

 マニュアルなんてないんですね。一人一人に向き合って、寄り添いながら、その方にあった緩和治療とともに心の問題にも光を当てて具体策を示し、心安らかにその日を迎えていただく・・・

「今まで生きていて良かった」と思えるように。

 昨日、同じ大阪で個室ビデオ店の放火犯は「生きていくのが嫌になった」といって火をつけ、たくさんの人が亡くなりました。

 がん患者だけが、田村さんのようなプロフェッショナルを必要としているのではないですね。自分の身近にいるのです。

 大きなことを言うようですが、ほっとすぺーすもそんな働きの一角が担えたら良いなと思っています。