お気楽ボランティア日記

楽しみながら、ボランティア   広がる、人の輪

アクティブな80代!

2020年02月25日 | ガイドヘルパー

 今日の利用者さんは80代の男性Yさんパソコンを習いに行くのに同行しました。

 まず驚いたのは、私の家より駅から遠くにお住まいなのに徒歩で待ち合わせ場所まで来られたこと。25分かかったそうです。私はバスで来たと言ったら、逆にちょっと驚かれてしまいました。

         

 パソコンはこれまで「7」を使っていたのを、今日から「10」に。私も一月に変えましたが、操作が少し変わるんですよね。視覚障害の方は、キーボードにいくつか目印(見えないのですから、目印という表現は変ですが)を貼り付けて使うようです(写真はすでに貼ってあります)

 新品のパソコンに、その目印をつけてほしいと言われた時はちょっと焦りましたが、ボランティアの先生がつけてくださってホッとしました。

 先生は、以前とは操作が違うところを何度も繰り返して説明。とても忍耐強い方で感心しました。しかしYさんは理解するのに時間がかかり、苦労してました。それはそうですよね、ずっと「7」でやってきたのですからなかなか新しいやり方が入っていかないのは当然です。

 Yさんはご自分で作られた「7」のマニュアル28項目を私に示して、「これを今度は半年かけて直していく」と決意表明。ご自分のためでもあるし、他の人にも使ってもらいたいと思っていらっしゃるようです。すごいなあ

 帰りに、私がこの後「骨粗しょう症なので整形外科に薬をもらいに行く」というと、「筋肉を鍛えなければだめだ、僕は良く歩くし、家では一キロの重りを足につけて歩いてるよ」ですって!またまたびっくり。

 79歳まで働いて今はやめてるけど、また働きたいとも。結構本気でした。

Yさん凄すぎます

 

 


スペイン旅行 ②

2020年02月20日 | ガイドヘルパー

バルセロナ

 今回の目的の一番は「サグラダファミリア」映画やテレビで何度となくその美しさに出会って、魅了され続けてきた教会です。

 私たちは8日間のツアーに組み込まれていたサグラダファミリア見学とは別に、自由時間を使ってもう一度見学することにしていました。塔に上ってみたかったし、内部もゆっくりと見学したかったからです。

 ところが、一回目のツアーは曇りでしたが、二回目は朝からひどい雨風でした。集合場所の凱旋門下までタクシーで行く予定でしたが、普段ならすぐ拾えるタクシーが全くつかまらず、慌てました!集合時間厳守とあったからです。

 添乗員さんは心配して、必死にタクシーを探してくれましたがつかまらない・・・私たちがもうあきらめようとしたとき奇跡的に空車が!

 しかし、集合時間には間に合いそうもなく、向かっている間気が気ではありませんでした。でも、「5分くらいは待つと思う」という添乗員さんの言葉を頼みに到着してみると、案内係の人がぽつんと凱旋門の下に・・・ほっとしたのもつかの間、強風で私の傘がぽきんと真っ二つに折れて吹き飛びましたっ!

 なんとかバスに乗り込んだものの、外は強風が吹きすさぶ悪天候。サグラダファミリアについても・・入場できるまでの間、ぶるぶる震えていました。

 というわけで、今回は二回とも青空がなく、ステンドグラスから差し込む光に満たされて至福の時を過ごす…という夢は砕かれてしまいましたでも逆にステンドグラスの色そのものははっきりと見え、サグラダファミリア、あなたはやはり圧巻の存在でした!

                        

 教会のふたつの門、生誕のファザードと、受難のファザードには二人の彫刻家の作品で彩られていました。生誕のほうは日本人の外尾悦郎さんの作品で、丸みのある暖かな感じの作品でとても素敵でした。受難のほうは下の写真のように直線的で硬質な感じと、正反対の作風です。最初は生誕のほうがいいと思いましたが、見ているうちに受難の彫刻のほうが心に刺さってくる感じがしました。(左が生誕の門)

 まだ完成していないもう一つの門はどんな彫刻がされるのでしょうか?楽しみです。

       

印象に残ったのは、受難の門にある「キリストの顔」

        

 見る人がどこに立っていても、目が合うといわれて・・・本当でした!右、中央、左、どこに行っても見つめられている感じがしました。

                         

 2026年に完成したら、もう一度訪れたいし、今回は強風で乗れなかったエレベーターにも乗ってみたいです!!

 

 

 

 

 

二回目は・・・

2019年11月26日 | ガイドヘルパー

 昨日はガイドヘルパーのお仕事二回目。

 今度こそ「待ち合わせ」バッチリでと張り切って、早めに出かけました。バスや電車は使わず、その公共施設まで徒歩で・・・

 ところが、歩いている最中友人から電話がかかってきたため、足を止めて少し話し、更にその後は坂道とということもあって、着いたのは5分前。入り口が分からずうろうろしてたら、私のお相手らしき方がタクシーから降りて私を探してました!ヤバイ! でも、まあギリギリセーフ!

 今日の利用者さんEさんは女性です。「私より少し年下じゃないかな?」と当てられました。Eさんは亡くなった姉と同い年でした。

 この日は視覚障害者の団体の会合で、約20名近くが集まっていました。白杖頼りに一人で来られた方もあるようですが、大半はヘルパーと一緒なので、会場は40名近くの人でほぼ一杯でした。それにしても。視覚障害の皆さんは声だけで誰なのかが分かって、あっという間にあちらこちらで会話が弾んで、賑やかだったこと!

 会合は前半が講師によるお話で、この日は認知症予防についての理論と、そのためのコグニサイズという簡単エクセサイズでした。これは私にも役立つ内容で面白かったです。

 Eさんはコグニサイズは全部出来たとのことで、ニコニコ顔。  私より若い!

 約2時間の会合が終わり、私はEさんをご自宅まで送り届けるのに、「徒歩で最寄り駅まで行き、電車に乗り、乗り換えて・・・・」とあれこれ思案していたのですが、Eさんは携帯でさっさとタクシーを呼びました。その早いこと!慣れてるなあ。

 タクシーで、Eさんのお宅近くのスーパーへ。初めての買い物補助です。カートを引きながら店内をめぐり、私は野菜や魚など店内の食品名を次々とお知らせします。夕飯時で割と混んでいたので、ちょっと大変でしたが、Eさんにとっては行きつけのスーパー、何列目に何があるか全てご存じなのでかなり指図して下さり助かりました。

 最近のスーパーはレジでの支払い方法が変わってきてますが、今回はカート毎突っ込むという初めてのやり方で、しかもカード払いで、現金派の私は戸惑うばかり・・・でも、Eさんは「私は全部カードよ」とのこと。確かに視覚障害者の方はお金をいちいち払うのは大変ですものね。

 買い物も無事終わり、ご自宅までお送りして任務完了!!  今日はまあ、大きな失敗は無かった?のですが、疲れました。

 


ガイドヘルパー、 初仕事は失敗続き

2019年11月11日 | ガイドヘルパー

 私、この年でガイドヘルパー(視覚障害者の同行援護従業者)になりました。

 そして、昨日がその初仕事でした・・・その利用者さん、Kさんという中年の男性と三時間「福祉祭り」に同行しました。

 私が「福祉祭り」に行ったのはかなり昔なので、1時間前には会場に行き下見をしました。もう賑わっていて、作業所が出してるお店を見て回ったり、知り合いに届け物を渡したりする中で、食べ物も売っていたので買おうか迷ったのですが、Kさんと一緒にと思って買いませんでした。

 12時に駅のエスカレーターを上ったところで会う約束でしたから、20分前には到着して待っていましたがなかなか来ません。バスだから遅れてるかもと思って待っていても10分過ぎても来ません。困ったなあと思っていると事務所から電話があり、私の待っている場所が違っていたのが判明!急いで階段を降りるとそこにKさんはいました。エスカレーターの下だったんです。(一つ目の失敗。確認不足)

 会場に行くと、視覚障害者のグループがやっているお店があるので先ずそこに行きたいとのこと。しかし、下見の時にその店を見たはずなのに、なぜか見つかりません!焦る私。仕方なく別のお店の方に聞いてもなかなか見つからず・・・(二つ目の失敗。会場図を入手しておくべき

 次にKさんは、自分が入っているパソコンクラブに行きたいとのことで同行しました。そこにはKさんのお仲間が何人もいて、情報交換やら、おしゃべりやらを楽しそうに始めました。

 クラブの方々は、もうパソコンやスマホを音声で使いこなしていて、ビックリしました。年配の女性もいましたが、彼女はエクセルも得意だとか。

                 

 Kさんはスマホの扱いに慣れていて、しかももの凄いスピードでなんでもこなしていました! その日は、まだパソコンを使ったことのない方への紹介の時でもあるようで、何人かが説明を受けてましたが、ボランティア達の何とかこの世界を知って欲しいという熱意に溢れた説明に感動を覚えました。確かに、障害者の方がパソコンを自由に使えるようになったら、どんなに世界が広がることでしょう!

 Kさんと一緒にランチをと思っていた私ですが、Kさんは「もう、来る前に済ませてきた」とのこと。私はその場を離れてはいけないと思い、とうとう3時半に別れるまでランチを取り損ないました。(三つ目の失敗。確認不足)

 同行が終わると、その場で報告書を書かなければなりません。ところが、Kさんは報告書を三枚持っていらして(聞いていたのは一枚)、どうしたら良いかと迷っていると、別のヘルパーさんに聞けば良いとKさんに言われて、探しに行きました。(四つ目の失敗)

 まあ、報告書も何とか書いて、無事にKさんをバスに乗せて、帰宅するとどっと疲れてしまいました。でも、このお仕事は私には合っていると思うので、もう少し注意深く準備して続けていきたいと思います。