まさおさまの 何でも倫理学

日々のささいなことから世界平和まで、何でも倫理学的に語ってしまいます。

市井の人の名言 (恋愛・結婚編)

2014-02-20 18:14:49 | 性愛の倫理学
昨日は自己啓発系著述家・山崎拓巳氏の名言をお届けしましたが、

今日は市井の人の名言をご紹介いたします。

どれが誰の言葉とは言いませんが、すべて私の知り合い、

友人であったり行きつけのスナックの女性であったりから直接聞いた、心に残る言葉です。

今日はとりあえず恋愛・結婚編を。

その手の名言としてはこの 「性愛の倫理学」 のカテゴリーの第1回目の記事に昔の恋人の、

「恋は勝ち負け。惚れたほうの負け、惚れさせたほうの勝ち」 という台詞を載せたことがありました。

名言は有名人からのみ発せられるとは限らないのです。

ただ厄介なのは名言はたいていお酒の席で発せられることが多いということです。

ただでさえ記憶力に問題を抱えている私は、

アルコールが入ると極度に物忘れがひどくなってしまいます。

なので私は日ごろから 「書き留めなければ何も起こらなかったも同じこと」 をモットーに、

何かあったらすぐに手帳やケータイに書き留めるよう心がけているわけですが、

以下は、そうやってメモっておいたなかからの掘り出し物です。


まずはこれ。

「恋愛は学習しない」

うーん、いいですねえ。

てつカフェ常連の皆さんには周知の名言ですが、あの方の恋愛観を凝縮した言葉です。

私なんかはいろいろと悲しい経験を重ねながら人は成長していくものだと信じていたのですが、

それを根底から突き崩すようなアンチ・テーゼです。

恋愛においては経験は積み重ならない、そして何度も何度も同じような過ちを繰り返してしまうという、

物悲しい人間の真理 (と心理) を衝いています。

私はまだこれには賛同しかねますが、たしかにこれに当てはまるケースはあちこちで見かけます。


続いてこれ。

「カネとオンナは追いかけたら逃げる」

これもインパクトあります。

冒頭にご紹介した 「恋は勝ち負け。惚れたほうの負け、惚れさせたほうの勝ち」 とも、

根底において通じるところのある真理です。

それを恋愛問題だけに限らず、経済的問題にも敷衍させているところに味があります。

私の場合、おカネを追いかけたことはほとんどありませんが、

一時期ほんの気の迷いでちょっと追いかけたことがあって、

そうしたらみごとに逃げていかれた経験がありますし、

女性関係のほうは言うまでもなくそんなことばかりですから、この名言とても心に沁みます


シメはこれ。

「夫婦は答えを今出す必要がない」

これは恋愛と結婚の違いを表した台詞です。

男女関係においてはいろいろな問題が突発的に、あるいは恒常的に発生してしまうものです。

特に結婚すると、恋愛時代とは違って、それまで予想もしなかったような問題が生じるものです。

そういうとき若いカップルの場合、性急に白黒つけようとしがちですが、

それを戒める成熟した大人の知恵がこれです。

結婚している場合は答えを急がなくていいのです。

恋愛は基本1対1の関係ですが、

夫婦の場合はそれぞれの家族がいるし、もう子どももいるかもしれません。

より複雑な関係だからこそ問題も生じてきてしまうのですが、

複雑なネットワークができあがっているおかげで2人がただちに直接対決しなくてもいいとも言えます。

いろいろな人に話を聞いてもらいながらちょっと時間を置いてじっくり相手と向き合えばいいのです。

時間が解決してくれる問題ってけっこうありますからね。

これは夫婦としての経験をある程度積んだ人にしか言えない奥深い言葉だと思います。

若くして結婚してあっという間に離婚していく芸能人カップルによく噛みしめてもらいたいものです。

それにしてもフツーの人たちがけっこういい言葉を残しているなあ。


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