まさおさまの 何でも倫理学

日々のささいなことから世界平和まで、何でも倫理学的に語ってしまいます。

Q.ホームページやブログを始めたきっかけは何ですか?

2014-04-20 18:15:01 | 哲学・倫理学ファック
ホームページやブログを始めたのは2008年のことでした。
ホームページを作ったのがちょっと先で、ほぼそれと同時くらいのタイミングでブログも開設しました。
ブログの最初の記事にはこんなふうに書いてありました。
「ホームページ開設とともに、ブログも始めてしまいますっ。」
同記事によれば本当は春休みに開設したかったのが、5月にずれこんでしまったようです。
さて、始めたきっかけは何だったのでしょうか?
それぞれ目的が違っていますので別々にお答えしましょう。

A.ホームページを始めたきっかけは、福島大学での卒論生募集のための宣伝活動としてでした。

福島大学人間発達文化学類では (前身の教育学部でも) 、3年生の後期から卒論ゼミに入ります。
そのため3年生の4月に卒論ガイダンスを行い、前期のあいだに各ゼミを回って先生と相談し、
どこのゼミに所属するか、卒論テーマを何にするかを決めていくことになります。
ゼミ所属を決めるためにはその先生がどんな研究をしているのか、
ゼミの先輩たちがどんなテーマで卒論を書いたのか等の情報が必要になります。
毎年、卒論ガイダンスでその手の話をしてあげるわけですが、
ガイダンスの時だけでなくいつでもその手の情報を提供してあげる必要があるなと思い、
ホームページを作ったほうがいいなとはちょっと前から考えていたわけです。
ただまったくの素人でしたのでホームページを作るというのはちょっとハードルの高い仕事で、
なかなか思うように準備が進まみませんでしたが、
当時、IT関係に強い先生が福島大学にいらっしゃって、
その方のホームページを参考にしながらいろいろと教えてもらったりして、
やっと2008年の5月になって開設できたというわけです。
このブログの左側の 「ブックマーク」 の欄に 「ブログの師匠のブログ」 と紹介していますが、
正確には 「ブログの師匠」 ではなく 「ホームページとブログの師匠」 と呼ぶべきでしょう。
その方のホームページを見ていただくと、
私のホームページがデザイン的にそれをほぼパクっているというのが一目瞭然です。

そんなふうに卒論生募集のための情報提供が第1目的でしたので、
ホームページのなかでは 「講義・演習」 のページが一番重要だと思っていたわけです。
ただまあホームページというのは基本、全世界向けの情報発信となりますので、
「プロフィール」 や 研究業績の紹介のほうが先になっています。
また、第2の目的としては講演会や出前講座の受注を増やすということも目論んでいたので、
「講演・出前講座」 のページもけっこう重視しており、冒頭にこう書いておきました。

「公開講座や出前授業などの講師をお探しの皆様へ
 たいがいのリクエストにはお応えいたします。
 これまで下記のようなテーマで講義・講演をしてきましたが、これらに限らず、
 この世のありとあらゆるテーマを倫理学的に語ってみたいと思っています。
 聞き手にあわせてわかりやすくお話しすることが私の生きがいです。
 ご注文はメールでどうぞ。」

実際、これを読んで直接申し込んできてくださる学校とかがありますので、
そっちの面でも営業効果はあったかなと思っております。
続いてブログを始めたきっかけに移りましょう。

A.ブログを始めたきっかけは看護学校での 「哲学・倫理学の先生に聞いてみたいこと」 です。

毎年、看護学校の第1回目の講義では、
「哲学・倫理学の先生に聞いてみたいこと」 のQ&Aをやっているわけですが、
代表質問に選ばれなかった質問に対して、
以前は1人1人のワークシートに書き込んで答えていました。
これがものすごい手間がかかりました。
しかもどんなにいい文章を書いてあげたとしても、
その答えは書いてあげたその人だけにしか読んでもらえないのです。
何人かから同じ質問が出ていたらそのつど書かなくてはなりませんし、
翌年になるとまた似たような質問が出てきたりします。
これを何とかしたいというのが一番の動機でした。

もちろん、看護学校の哲学・倫理学FAQだけでなく、
福島大学でも授業内容に関してワークシートで質問をもらうことがあり、
最初はやはりワークシート上に書き込んでお答えしていましたが、
それだと質問者本人だけにしか返してあげることができないので、
いい質問に関しては次の講義のときにみんなに向かって答えてあげるということもしていました。
それはそれでいいのですが、それだと講義時間が短くなってしまいます。
そこで講義時間外に自分たちで読んでもらえる方法としてブログは最適だなと思いました。
しかも 「書き留めて」 おけるのでその年の学生たちだけでなく他の人たちにも残しておけます。
このようにブログというのは学生たちとのやりとりにとってひじょうに便利な手段なのです。

このことはすでに以前にも書いたことがあります。
そこには 「ブログを開設した一番の趣旨は、学生からの質問に答える場を設けることでした」
と書いてあります。
ですので、今回のご質問の後半部に対してはその記事を読むように指示してもよかったのですが、
「ブログを開設した趣旨」 ではなく 「ブログを始めたきっかけ」 と聞かれましたので、
やはり始めるきっかけとしては看護学校のこのQ&Aを挙げるべきでしょう。
福大の授業で学生たちから質問をもらうことってそんなにあるわけではないので、
とりあえず困っているというほどのことはなかったのです。
しかし看護学校のQ&Aは毎年の恒例行事でクラス全員から何個も質問をもらってしまいますので、
その処理には本当に手を焼いていて何とかしなければならないという緊急性があったのです。
というわけで、振り返ってみると看護学生の皆さんのためにこのブログを開いたようなもんですね。
がんばって書いていますので、皆さんぜひ読んでくださるようお願い申し上げます。

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