まさおさまの 何でも倫理学

日々のささいなことから世界平和まで、何でも倫理学的に語ってしまいます。

頭痛よ、さらば

2011-08-30 08:22:55 | 生老病死の倫理学
先週の金曜日、東京で研究発表でした。
私にとってはちょっと大事なお仕事で、
自ら志願してその日発表させてもらうことになったとはいえ、
せっかくの8月はこのためにずーっと陰鬱な気分で過ごさざるをえなかったことは否めません。
とはいえ、あいかわらずコツコツと着実に仕事をしていくタイプではなく、
せっかく空けてあった週末をまったく無為に過ごしてしまうなんていうこともあり、
けっきょくギリギリまで先延ばしにしたあげく、発表前日は久しぶりの徹夜なんていう、
昔ながらのキリギリス生活で当日を迎えてしまいました。
しかしまあ発表はそこそこの出来と評判で、苦しんだ甲斐あって、
今後に向けての大きな前進となりました。
その日は皆さんに温かいもてなしを受け、解放感も手伝ってまた遅くまで飲み明かしてしまいました。

そして、翌27日の朝、またやっちまったなあと思いつつ、おそるおそる起きたのですが、
なんと不思議なことに朝になったらいつもやってきているあの頭痛がありません。
軽~くなんか怪しい気配が首筋から後頭部にかけてないわけではないのですが、
いつもの締めつけられるような頭痛は来ていないのです。
ひょっとしてあの研究発表が謎の頭痛の原因だったのでしょうか?
だから発表が終わった瞬間に去って行ってくれたのでしょうか?
それとも、東京泊だったので、飲み過ぎで帰ってきたものの、
そのままソファで眠ってしまったり、ベッドで正体もなくヘンなカッコで眠ってしまったりもせず、
正しい姿勢で行儀よく眠ったのがよかったのでしょうか?
とにかく3週間ぶりに頭痛のない朝を迎えることができ、薬ものまずにすみました。

その日はさらに、妻がお世話になっているマッサージの方の予約を取ってありました。
27日は福島で哲学カフェですから、そんなに東京でのんびりしている時間もなかったのですが、
早い時間帯をわざわざ空けてくださって施術してくれることになっていたのです。
マッサージといっても普通のマッサージではありません。
筋肉の凝りをほぐすというよりも、全身の血行を管理するのが目的で、
そのため揉むのではなく、皮膚をつまむというかつねるという感じです。
90分かけて全身をつまんでいただきました。

やりながらいろいろと教えてくださいました。
痛みを感じると人間はつい身体を緊張させ力を入れてそれに耐えようとしてしまいますが、
それは逆効果なのだそうです。
身体の中心に向かって小さく小さくまとまろうとすると凝りはひどくなっていきます。
逆に身体の力を抜いてリラックスさせて、十分に呼吸をすることが重要で、
アゴを上げて声を出したり、目を大きく見開いたりするように言われました。
頭痛がするとうつむいて眉間にシワを寄せたくなってしまいがちですが、
それは頭痛を悪化させるだけなのだそうです。
他にも、仕事をするときはバランスボールに座り、
パソコンのモニターができるだけ高い位置に来るようにしたらいいとか、
いろいろ教わって帰ってきました。
今はマクラはこれ↓にしています。



タオルを丸めたものです。
これを首筋のところに入れるだけです。
これについては整形外科の先生にも神経内科の先生にも勧められていたのですが、
あの低反発のマクラがその役を果たしているのだろうと思ってマクラを使い続けていました。
しかし、今回の説明によれば、マクラというのは頭を高くする (首を前傾させる) のがよい、
という思想に基づいてずっと作られてきたのですが、
それは身体に力を入れ血行を悪くするもとなので、
現在では頭は高くしない、首筋だけ支えるようにするのがよいというようになってきたのだそうです。
というわけで、イオンの低反発マクラにも退役してもらうことになりました。

さて、あれから今日で4日め。
その後まだ一度も頭痛薬をのまずにすんでおります。
頭痛は完全に去ってしまったわけではなくて、
たまにあの怪しい気配が戻ってきたりもするのですが、
そういうときにはアゴを上げて声を出したり (つまり息を吐くことによって呼吸をする)、
目をカッと見開いたりすることによって身体を弛緩させ、
そのままやり過ごすことができるようになりました。
この調子で長く苦しめられた頭痛と決別することができるようになるのでしょうか?
また次の締め切りもやってきていますし、まだまだ予断は許されませんが、
どんなに疲れてもソファでテレビを見たまま眠ったりはしないようにして、
首によけいな負担をかけないよう心がけたいと思います。

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