まさおさまの 何でも倫理学

日々のささいなことから世界平和まで、何でも倫理学的に語ってしまいます。

「戦争と平和の倫理学」 授業改善学生アンケート結果

2014-01-31 16:07:50 | 教育のエチカ
「戦争と平和の倫理学」 もテストを終えました。
それに先だって 「授業改善のための学生アンケート」 も実施し、
学生の学習時間の部分についてだけすでに報告させていただきました。
残りの部分の集計も終わりましたのでご報告させていただきます。
結果は以下のとおりです。

「1.教員の授業に対する姿勢はよかったですか。
 (観点:授業の準備、授業への熱意、学生への対応等)」……………………4.8

「2.教育の方法は適切でしたか。
 (観点:質問への対応、発表・討論の機会、シラバスの記述内容等)」………4.8

「3.授業の内容は適切でしたか
 (観点:魅力あるトピック、教材・教科書の適切性、参考文献の提示、
  授業の進度、シラバスに記述された目標の達成度等)」……………………4.75

「4.総合的にみてこの授業に満足しましたか。」………………………………4.8

前期の 「倫理学」 ほどではありませんが、「文化創造論」 よりはよい結果となりました。
それも意外と言えば意外です。
「文化創造論」 のほうがプレゼンやったり話し合いをしたり、
学生さんたちは楽しそうに授業を受けていたように見えたのですが、
内容的にはよっぽど学術的なところの多い 「戦争と平和の倫理学」 のほうが
評価が高くなるというのはどういうわけなんでしょうか?
もちろんこちらの授業でもちょっとしたディスカッションやワークショップは取り入れていますが、
笑いが漏れたりすることもなくごくまじめ~にやっているだけなのですが…。
とりあえず、それぞれに対する自由記述を見ていくことにしましょう。

1に対する自由記述。
「学生に対して真摯な態度を貫いていたから。」
「講義の流れ、順番が良かった。」
「板書が見やすかったので、事前に板書計画を立てていると感じたから。」
「内容の濃い授業で良かった。」
「毎回熱い授業を受けることができたと思う。」
「一生懸命授業をしてくれていました。」
「日程変更の際、希望調査を行ってくれたこと。」
「講義全体を通じた流れの中で、毎回充実した内容だった。」
「ワークシートに点数をつけるのは、大変労力を必要とすると思いますが、受講生にとっては結果が分かり大変良かったです。」
「授業時間を守ったり、声の大きさを、字の大きさなどを学生に合わせて講義をしていて助かった。」
「声の質量が適宣。姿勢や視線も大切だと思う。よかった。」
「忙しい中にもかかわらず、ワークシートを丁寧に見てくれていた。」

2に対する自由記述。
「座学だけでなく、その他の方法での学びもありよかった。」
「ディスカッションなど参加型のものが多くよかった。」
「フリーゲーム、討論、発表の場がたくさんあっていつも楽しい。」
「他学年、他学類、聴講の方などと話す機会があって良かった。」
「グループワークの内容が他の授業ではないようなものだったので新鮮でした。」
「討論した後何をすればいいのかがよく分からなかった。」
「ディスカッションの授業が多く、他の人と話し合うことの難しさを感じ、とても勉強になった。」
「意見交換で、他の人の考えを知ることができ、興味深かった。」
「グループ活動 (発表、ディスカッション、コメント) を工夫されていたように思います。」
「発表、討論の場が多く積極的な姿勢を促していた。」
「ワークショップが多く、他の学生との意見交換ができてよかった。」
「講義形式とワークショップ形式を折り混ぜ、かつ知り合い同士で固まらないようにした上での討論など、シラバスの目的に沿っていた。」
「一方的に教える授業ではなく、ランダムな他生徒と話し合い、討論し合う場が設けられており、多くの意見に触れ合うことができる興味深い授業でした。」
「教材としてのプリントの配布は講義内容を理解する上で、非常に良かったです。」
「資料プリントがあった。毎回ワークシート (感想や質問用紙) を提出させ、次回きちんと返していた。」
「ワークショップで様々な人と意見交換できた。できればワークシートの質問に解答をコメントしてほしい。」

3に対する自由記述。
「視覚教材を有効利用していたから。」
「あらかじめ目標設定がされているので。」
「資料が多く、理解しやすかった。」
「毎回配布されるプリントが興味深かったから。」
「いろいろな資料があって面白いと思いました。」
「毎回きっちり内容があるので聞きごたえバッチリ。」
「戦争について、多面的に捉えられてよかったです。」
「戦争-平和論、非暴力コミュニケーション、ともに良かった。」
「考えがいのある深いテーマでした。」
「学生に考えさせるスタイルが良かった。」
「魅力のある内容でした。」
「深く考えることができる題材だった。」
「進度を守ろうと早過ぎの感じでした。」
「参考文献が詳しく提示されていた。」
「内容に偏重があると思います。」

4を含めて、この授業に対する感想・要望・意見、教育環境の改善点等。
「新しい考え方が見えて面白かった。」
「他の授業と比べ、参加型のものが多く、取り組みやすかった。」
「普段みないような本や映像を見るようになった。」
「戦争の変遷は黒板だったが、平和の方はプリントが多かったと思った。」
「戦争と平和について、今までこれほど考えたことがなかったですし、ワークを行うことでより自分の考えを整理することができました。」
「隔年開講ではなくぜひ毎年開講してもらいたい。」
「とてもバランスの良い授業形態だったと思う。」
「毎週楽しく、また充実した時間だったと思います。公開授業だったことで、学生以外の方ともお話しすることができたのが、貴重な経験でした。」
「戦争に対する様々な考え方を学ぶことにより、自分の考え方を深めることができて大変良かったと思います。相手の考え方をよく聞き、それに対する反論又は賛成の理由をきちんと持つことの大切さを学ぶことができました。」
「『戦争と平和』 については、興味はあったが総合的に解説されている本等もないので、今回の講義は大変有意義であった。」
「今まで、避けてきた戦争というものについて、深く考えることができた。ただ、字が読めない時がありました。」
「とても良い授業だと考えます。多くの生徒と話し合えるのは魅力的ですが、教授とも話し合う場があると更に良いと思います。」
「興味深い内容でした。でも、みなし土曜日の授業はけっこうきつかったです。」
「時間が足りない。早口で、一生懸命走り抜けました。」
「ワークショップ形式のときに、もう少し考える時間を頂けるとなお良かった。」
「みなし土曜日に補講を行ったとき、講座の時間が重なった時があり配慮してほしかった。」
「最後の試験がやや大変。」
「試験が厳しい…。」
「最後の試験について、あの内容なら試験じゃなくてレポートにした方がいいと思う。短時間で多くの文字を書くのは手が疲れるしまとまりません。」

自由記述を見ると、いいところもいろいろ言っていただいていますが、
「文化創造論」 に比べて批判的な意見もけっこうあります。
なのに数値的な評価は高いっていう…。
うーん、どう受け止めたらいいんだろう。
でも、具体的にいろいろと提言いただけたので、
来年度から直せるところは直していきたいと思います。
皆さま、アンケートにご協力いただき誠にありがとうございました。
そして、半年間の授業お疲れさまでした。
これから、みんなが必死こいて書きまくった答案を採点させていただきます。

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