まさおさまの 何でも倫理学

日々のささいなことから世界平和まで、何でも倫理学的に語ってしまいます。

相馬そば処ふくしまや 「呑気十ヶ条」

2014-05-28 15:04:28 | 幸せの倫理学
「間乃次郎庵」 なきあと、相馬ランチで訪れるようになったのは、
先日ご紹介した 「ばりお食堂」 と 「そば処 ふくしまや」 でした。
「ふくしまや」 にはすでに去年から行くようになっていたのですが、
Facebook に書いただけでブログネタにはしていなかったので改めてご報告しておきます。

「ふくしまや」 は相馬駅のすぐ真ん前にあります。
私が相馬に来るようになった12年前はここは旅館でした。
建物はいかにも古くからある旅館って感じです。



その旅館の亭主が何年か前にそこをそのまま蕎麦屋に改造したのだそうです。



こちらでは私はたいてい 「ふくしまや頑固そば」 というメニューを注文します。
フツーの蕎麦もあるのですが、十割蕎麦が毎日10食限定で出されているので、
それを大盛りで頼むのです。



たいへん美味しいです。
春のこの季節ですので新蕎麦というわけにはいきませんが、
味も香りも喉ごしも十分堪能することができます。

さて、店内はお客さんがいらっしゃったので写真撮影はしませんでしたが、
やはり旅館の1階部分 (玄関口のあたり) をそのまま店舗に改造した造りになっています。
先日初めてこちらでお手洗いをお借りしました。
おそらくお手洗いも旅館時代のものなのでしょう。
そうとう奥の方まで歩いていかないと行き着けない感じでした。
そのお手洗いに 「呑気十ヶ条」 という額が掲げられていたのです。
よく居酒屋とか飲食店のトイレに 「健康十訓」 とか
「親父の小言」 の額がかけてあったりしませんか?(こんなようなやつです。)
そういうのってちょっと説教臭くって、
飲んでるときに読まされるとウゼェなあと思うことが多かったんですが、
この 「呑気十ヶ条」 は私のモットーとも重なるところが多くて、
反発を覚えずに読むことができました。
こちら↓です。



見にくいといけないのでいちおう書き取っておきましょう。

「呑気十ヶ条
 一、 行きあたりばったりに進む
 一、 気軽、身軽、腰軽
 一、 本気にならない
 一、 いつも人任せ、金任せ、運任せ
 一、 忘れたことは思い出さない
 一、 今日出来ることも明日にする
 一、 悪口すら誉め言葉
 一、 将来設計はその時設計
 一、 百歳になっても心は二〇歳 (はたち)
 一、 死ぬことを疑っている」

うーん、とってもいいです。
いちいち脱力してしまいます。
このやる気のなさステキだなあ。
こういう人に私はなりたい (えっ? もうとっくになってるって?)。
いろんな額があったろうに、よりによってこれをチョイスしたセンスに脱帽です。
イチ押しメニューが 「頑固そば」 なんて銘打ってるので、
店主は 「親父の小言」 系の人かと勝手に想像していたんですが、
こういうのを選ぶ人なら仲良くなれるかもしれません。
来年訪れたときは話しかけてみようかと思います。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 世界は変わる!(その2) | トップ | 蕎麦を完食する方法 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

幸せの倫理学」カテゴリの最新記事