まさおさまの 何でも倫理学

日々のささいなことから世界平和まで、何でも倫理学的に語ってしまいます。

がんばらないダイエット・敗戦記

2010-02-08 18:47:54 | がんばらないダイエット
先月インフルエンザで倒れていたときに、
「インフルエンザ・ダイエット」 という記事を書きました。
「意志の弱い方にオススメ」 とも書きましたが、
私は本当に意志が弱いんです。
そして、ここ10年くらいずっとダイエットの必要が叫ばれていて、
時折試みるんですが、けっして長続きはせず、
したがって成果はまったく上がっていないのです。

自分で自分のことをよくわかっている私は、
本格的な修行のようなダイエットに手を出したりはしません。
ところが、世の中うまいことに、
私のような人間相手に、がんばらなくても成果が出る!
と謳ったダイエットが、山のようにあるんです。
そして、その謳い文句に誘われて、あれやこれやに手を出しては、
失敗し続けているわけです。
成功の記録であれば、本に出してバカ売れしたりするのでしょうが、
しかし、以前エジソンの話でちょっと触れたように、
うまくいかなかったことを記録に取っておくというのはそれはそれで必要なことです。
うまくいかないことがわかるというのは、それもひとつの人類の遺産なのです。
というわけで、新しいカテゴリー 「がんばらないダイエット」 を立ち上げようと思います。

ダイエットなんて倫理学とはまったく無関係に思われるかもしれませんが、
もともと diet というのは、
ギリシア語の dieta (生活様式、生き方) が語源ではないかと言われるくらい、
人間がどう生きるかということと密接に関わっています。
また、日本語のダイエットは痩身術全般を指す言葉として、誤って使われていますが、
本来ダイエットは食べ物そのものを指し、食餌による治療法や養生法を意味しています。
そして、あのカントもどうやって健康を保つかという養生法や、
正しい食事のしかたなんかについて論じたりしているわけです。
つまり、ダイエットというのも、主要テーマではないにせよ、
副次的には倫理学のテーマとなりうるわけなのです。

というわけで、皆さんからもぜひいろいろな情報をお寄せいただきながら、
どんなに意志の弱い人間でも必ず成功できる、
究極の 「がんばらないダイエット」 法を発見していこうではありませんか
そして、それが見つかるまでのあいだは、
累々と続く敗戦の記録でお楽しみください。

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