スロージョギングと写真のブログ

ウォーキング、ジョギング、ママチャリで出あった季節の花や風景写真で日々の出来事・雑感をつづっていきます

上林温泉(2/2)

2012年04月12日 | ある日のスポット

■ ソメイヨシノが散りかけた千葉から、一泊の強行軍で長野県北部、北信州を周遊してきた。

千曲川に沿って北信五岳(戸隠、飯綱、黒姫、妙高、斑尾)が左手に見える、須坂~小布施~中野の一帯は、まだ桜は蕾を閉じていた。

途中、須坂の臥竜公園、田中本家博物館、信州高山温泉郷などを探訪し、15時近くに目的地の上林温泉に到着。

まだ明るいうちにということで、宿から地獄谷野猿公苑に向けて山道をのぼり、温泉に入っているお猿さんを見る!!

翌日は、「ふるさと」などの作詞をされた高野辰之、「シャボン玉」などを作曲した中山晋平の生地・記念館を尋ねた。

長姉夫妻&息子さんの招き・もてなしに甘んじ、感謝の旅だったが、

ふるさと北信州の自然、人や風土に触れたり、その地の歴史を垣間見ることができ、じょんのびして(北信の方言-風呂に入っているときの気分を表すのに、こんなにぴったりな言葉は ない)思い出に残る旅になった。

○ 地獄谷野猿公苑は初めから行きたいスポットでしたが、下記に今回適宜訪れた観光・史跡スポットを紹介します。

☆ 当日

湾岸習志野IC(5時30分頃)~外環~関越~上信越自動車道を抜け、須坂長野東ICから須坂市内に入る。

田中本家博物館には、10時前に着きましたが、あいにく展示替えで臨時休館でした~。

田中本家博物館

そんなことで、土蔵まわりを眺めてから、

 田中本家博物館

江戸時代からの生活に使用された品々が保存状態良く現存。
当時の生活を知るうえでも大変貴重。
100m四方を20の土蔵が囲む屋敷を開放し、平成5年4月に「豪商の館、田中家博物館」として開放した。

地続きだった隣の寺を見ることにした。

② 普願寺

というお寺だった。

 本堂

 昔の面影をよく残した大きな木造の寺であった。

 参道から境内をまわり親鸞の像や鐘楼を眺めた。

茨城県の勝願寺から信越地方への教線の拡大時に関連した寺。
磯部六か寺中唯一の西本願寺派、末寺八か寺を持つ。
南北朝ころに日滝本郷に移り、文明五年(1473年9に現在地に移った。

寺から、10分ほどのところにある

③ 臥竜公園

に向かう。

桜並木が日本「さくら名所100選」に選ばれている。
公園の設計者は、明治神宮や日比谷公園、小諸懐古園などを設計した日本初の林学博士 本多静六。
昭和6年の築造。

 

公園をぐるっと回り、まだ昼前だったので、ここから信州高山温泉郷へドライブすることにした。

山間を上る。

④ 山田温泉 、松川渓谷、五色温泉

山田温泉の中心街でちょっと降り、

松川渓谷の八滝展望台に登り、パチリ。

 八滝

松川の向かいの絶壁に何段にもなって流れが落ちている滝がそうらしい。

紅葉の季節には、見ごたえのある絶景となる。

更に五色温泉、七味温泉と目ざしたが、妻が時間を心配するので止むをえず七味温泉の1kmくらい手前で引き返した。

下り、三叉路を小布施方面に右折、中野市方面へと向かう。

昼食後、中野市の家で3人と合流、休憩。

国道292号(志賀~草津)に入り、15分ほど上がると、

⑥ 上林温泉

に到着する。

 宿

宿のホテル にチェックイン後、 

⑦ 地獄谷野猿公苑

に向かう。

途中、日帰り・露天風呂入浴ができる「不動の湯(ことぶき)」があった。

地獄谷温泉・野猿公苑の案内ゲートをくぐると、ややゆるく細い山道に入る。

左下に地獄谷の噴泉が見え、右手の急勾配を登ると野猿公苑だ!!

 地獄谷温泉

猿が見えたら、

「・なるべく離れて見る  ・目をじっと見つめない  ・手を出したり、さわらない  ・食べ物を見せない、与えない」

に注意する。

妻が、ボス猿のようなのに後をつけられ、怖くなり引き返した。

受付の人に大丈夫であることを説明されて、無事関門を通過!!

いる、いる、道路脇の雪の残る斜面、谷底渓流の岩場などに、…いっぱい群れていました!!!

インターネットで海外に知られているためか、たくさんの外国人観光客とすれ違いました。

 念願の野猿の入浴を見た後は、宿に戻って、温泉プールでゆっくりとクロール

平日なので、一人貸しきり状態だった。

息子さんは夕食・懇親のみに合流、明日の仕事にあわせ帰られた。

☆ 翌日

のち

朝、6時起床後、大浴場に行く。

私一人の貸しきりで、賭け流しのお湯、露天風呂、…で心身ともにリラックス! 

ゆっくりと朝食を済ませ、10時30ころ宿を出る。

小諸の懐古園でも寄ってみたいと思いましたが、地元を知らないままに帰るのもなんなので、辰之と晋平のふるさと を尋ねることにした。

千曲川を渡り、斑尾山のふもとの豊田村永江(?)に向かう。

⑧ 高野辰之記念館

があった。

像の横に備えてあるボタンを押すと、「♪ ウサギ追いし、…♪」の音楽とナレーションが流れた。

 山紫水明のふるさと

紅葉、春が来た、春の小川、故郷、朧月夜、…、心に沁みる素晴らしい歌を創った。

 記念館

館内を見、往時を偲び、辰之が育ったころの原風景を味わう。

雨が降ってきた。

中野市の新野に入る。

晋平の生家をぐるっと回り、記念館に到着。

⑨ 中山晋平記念館

記念館

カチューシャの歌、肩たたき、てるてる坊主、シャボン玉、東京音頭、船頭小唄、ゴンドラの歌、… …他たくさんの曲を創った。

 シャボン玉の歌の像


ゆかりの人としては、島村抱月、松井須磨子、野口雨情、北原白秋、西条八十、竹久夢二などがいる。

2人によって産み出された後世に残る詩や曲は、それは幼少期に豊かな情緒を育んだ北信の四季、自然風土だったのではないか、との思いが浮かんできた。

雨が強くなって、一路帰途につく。


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