持続的燃焼

くすぶっていれば、やがてメラメラ

くまくまベアー

2020年11月14日 | 北の道から
今年最初に北海道へ行ってみると、去年は無かった熊出没注意の看板が、国道からキャンプ場へ入るところに設置されていた。
ふーんとか思いながら、テントを張って、着替えて、山林内の現場へ一人藪漕ぎして入っていくと、そこには-


チョキチョキの偶蹄類も歩いて開けた新しい獣道の中に、爪のある指の跡も。色々な動物が歩いているようだ。こういうの見ると「獣が~通る~ケモノ~み~ち~(まんまやんか)」と一人ツッコミしながら口ずさんでしまう。
一応警戒して、母衣を背負って槍代わりの竿を前に出して進む。
その後色々過ごした後で、道路に出ようと笹の深い斜面を登り切ると、ぽっかり開いた草原はあちこちエゾシカのねぐら痕になっているような場所だったが、鹿は一頭もいない。

と、その時、前方でダッシュするものあり。ツキノワなら雌熊くらいの大きさの赤いヤツ。すごいスピードだ。首が長くて跳ねていくヤツでもなければ姿勢の低い長いヤツでも無い塊。
こっちに来なくて良かったが、ヒグマの走るスピードって思ったより速いなあ。長い草足の絡むところで絶対逃げれる気がしない。

翌日、もう少し離れたところで作業していると、風に乗って村内有線放送の声が。
「本日14時頃、××付近で熊の目撃がありました云々・・・」うーん、××が聞き取れない。再放送をよーく聞くと、道の駅パークゴルフ場付近と言っている。なんと、道の駅はキャンプ場の隣だ。もしかして、前日の追い出したヤツがそっちへ移動したか?

2回目に行ったときに、2ヶ月設置しておいたセンサーカメラを回収したところ、狙った縦方向の獣道は鹿などがたくさん利用していたが、熊はそれに直交して左から歩いてきたものがごく最初の日付で写っていただけだった。
そこへ行くには、左から向かったわけだが、私の歩いた後を辿られた?マサカネ


そんな場所ということもあって、設置した機材の回収などを人に頼むわけにはいかなくて、とにかく自力で行かざるを得なかったのであったとさ。トッペンカラリ。
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