夏休みで、北海道は知床方面へ出かけました。
その日の女満別空港の天候は曇りのち晴れ。
レンタカーでルート334号線から244号線へ
斜里岳の裾野を走りぬけ、霧で見えにくい根北峠を越えて
標津町へ12時過ぎに到着。
ここから今日の目的地、野付半島へ向かいました。
川から流出する土砂により砂嘴が発達してできた野付半島は
狭いところでは幅50メートルくらいでしょうか、
オホーツク海と野付湾が左右に迫っています。
オホーツク海には北方領土の一つ、国後島が目の前に
見えるはずですが、雲に覆われてなかなか姿を見せません。
急に雲が薄くなってぼんやりと島影を見る事が出来ました。
「佐渡の感じに似ているわねえ~。」と私。
「島までの距離もそんなものなのだろう」と主人。
佐々木譲作「エトロフ発緊急電」を読んで以来、
北方領土の択捉島、国後島、樺太は行ってみたい処なのです。
晴れた日には警備のロシア兵が望遠鏡で見えるとか。
距離的には近いのにいつまでも遠い島です。
いつか自由に行ける日が来るのでしょうか?
延々と続く砂嘴の原生花園にはハマナス、エゾフウロ、
ノハナショウブなどが短い夏を謳歌するように咲き乱れ、
思わず歓声をあげました。
野付半島ネイチャーセンターへ寄り、原生花園から
トドワラへ続く木道を歩きました。
トド松の林が海水の浸食によって立ち枯れて風化し、
トドワラと呼ばれています。
風化は思った以上に進んでいて、土に返るのを
じっと待っている白骨のようです。
夏は訪れる人が多いけれど、他のシーズンに来たら
本当に心細くなるような荒涼とした風景だろう・・・
ふと寂寥感に襲われながらシャツターを切りました。
野付半島から羅臼町、知床峠を経て、宿泊地の
岩尾別温泉へ向かいました。
写真は「野付半島のトドワラ」と「原生花園のハマナス」です。
北海道(2009年8月) 次へ
その日の女満別空港の天候は曇りのち晴れ。
レンタカーでルート334号線から244号線へ
斜里岳の裾野を走りぬけ、霧で見えにくい根北峠を越えて
標津町へ12時過ぎに到着。
ここから今日の目的地、野付半島へ向かいました。
川から流出する土砂により砂嘴が発達してできた野付半島は
狭いところでは幅50メートルくらいでしょうか、
オホーツク海と野付湾が左右に迫っています。
オホーツク海には北方領土の一つ、国後島が目の前に
見えるはずですが、雲に覆われてなかなか姿を見せません。
急に雲が薄くなってぼんやりと島影を見る事が出来ました。
「佐渡の感じに似ているわねえ~。」と私。
「島までの距離もそんなものなのだろう」と主人。
佐々木譲作「エトロフ発緊急電」を読んで以来、
北方領土の択捉島、国後島、樺太は行ってみたい処なのです。
晴れた日には警備のロシア兵が望遠鏡で見えるとか。
距離的には近いのにいつまでも遠い島です。
いつか自由に行ける日が来るのでしょうか?
延々と続く砂嘴の原生花園にはハマナス、エゾフウロ、
ノハナショウブなどが短い夏を謳歌するように咲き乱れ、
思わず歓声をあげました。
野付半島ネイチャーセンターへ寄り、原生花園から
トドワラへ続く木道を歩きました。
トド松の林が海水の浸食によって立ち枯れて風化し、
トドワラと呼ばれています。
風化は思った以上に進んでいて、土に返るのを
じっと待っている白骨のようです。
夏は訪れる人が多いけれど、他のシーズンに来たら
本当に心細くなるような荒涼とした風景だろう・・・
ふと寂寥感に襲われながらシャツターを切りました。
野付半島から羅臼町、知床峠を経て、宿泊地の
岩尾別温泉へ向かいました。
写真は「野付半島のトドワラ」と「原生花園のハマナス」です。
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