8月前半は夏休み、8月19日はFさんとAさんの稽古日、
それに、I市からYさんがいらして初稽古なので、朝からそわそわと支度を・・・。
11時過ぎにYさんが到着、高速バスが30分も遅れたとか、お顔を見てホッとしました。
待合の扇子は「静寂」、棋士の趙治勲筆・・・実際は、うるさいほどの蝉しぐれでした。
冷たいお茶とおしぼりで一息ついてもらい、すぐに稽古を始めました。
この日のお軸は「洗心」、紫野・藤田寛道和尚筆です。
古銅唐銅の花入に高砂百合を入れてみました。
午前中はYさんだけなので、濃茶と薄茶の平点前をじっくり見せて頂きました。
基本を大切にきちんと稽古をしていらした様子が心強く、これからが楽しみです。
古銅花入に高砂百合を入れてみました
「朝何時に出てらしたのかしら?」
・・・なんか、恐ろしくって・・有難くって・・Yさんに聞けませんでした。
せめて「ランチは我が家のものをお出ししたい」と思ったのですが、
前日が東京教室の稽古だったので無理せず、ツレアイへSOSです。
二人でカレーライスを有難く完食し、午後の稽古に備えました。
午後はAさんとFさんが加わり、茶箱の稽古です。
いつものことですが、茶箱点前の題(テーマ)に先ずうっとりします。
雪、月、花、卯の花・・・四季の風流を楽しみ、和敬点前で平和な日々の幸せを願います。
瓶掛けに鉄瓶をのせ、茶箱二つを使い、雪(拝見あり:Fさん)、卯の花(拝見あり:Yさん)、月(拝見あり:Aさん)、和敬(Fさん)、花(拝見なし:Aさん)をして頂きました。
雪点前の準備
(「茶箱はお支度が出来ればお点前もできるのよ・・・と茶友Kさんの声が」
Fさんの雪点前から始まりました。
四国遍路の時、札所で献茶を雪点前で行ったので懐かしいです。
蓋を横にして帛紗で清め、棗と茶杓を置きます。
掛合(かけご、懸子とも)上で茶碗と棗の仕覆を脱がすところ、茶を点てるところなど見どころ満載です。
茶筅と茶巾の扱いも点前によって微妙に違っていて、雪では茶箱から茶筅筒を左手で取り、右手で茶筅を取り、すぐに茶碗へ入れます。
茶巾筒を左手で取り、茶巾をとりだしそのまま耳を左側にして蓋の上へ置き、
茶碗へ湯を入れてから茶巾を畳み(茶碗を温める時間稼ぎ)元の場所へ置きます。
茶巾筒から茶巾を蓋上に置き、茶碗へ湯を入れるところ
拝見が掛かり、掛合に棗と茶杓を清めて出しますが、
清めた後の帛紗は建水上ではたき、茶が付いている面を中に二つに折り込んで懐に入れます。
この所作は雪でしか裏千家流では見たことがありません。
・・・教えていても自分で点前してみてもハッとする斬新な所作でした(でも、さりげなくいたします)。
拝見に出すため棗と茶杓を清めたところ
拝見に出しました (四国遍路へ持って行った愛用の茶箱)
茶箱の点前にはそれぞれ特徴があり、卯の花、月、花についても別の機会に整理したいと思っています。
Yさんの帰宅の時間が迫ってきました。
Yさんの卯の花点前、Aさんの月点前と順調に進み、Fさんの和敬点前で一服できて良かったです。
優雅な茶箱点前を5つも堪能し、私の頭の中は星が飛び交うほど満杯になりました。
茶箱を稽古だけでなく茶会や野山への旅にも活用したいと思っています。
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ご指導頂きましたところ、自主稽古しておりますが、
書き出してみましたら、6箇所もございました^^
とても嬉しく思っております。ありがとうございました。
今日は先生の特別なお誕生日ですね。おめでとうございます。これから積み重ねて行く日々も笑顔の多い日々になりますよう、心よりお祈り申し上げす。
いくつになっても誕生日はなんとなく嬉しいものです。
まして、お祝いの言葉を頂くのも嬉しいものですね。
仏壇の母に特別の感謝を込めて「産んで育ててくれてありがとう!これからも見守って応援してね」と・・・(涙)。
次回お会いする日を今から楽しみにしております。