暁庵の茶事クロスロード

茶事が好きです。茶事の持つ無限の可能性に魅了されて楽しんでいます。2015年2月に京都から終の棲家の横浜へ戻りました。

五月の教室だより・・・基本の基

2016年05月24日 | 暁庵の裏千家茶道教室

  みどりあふれる五月の庭

その日は、YさんとKさんの初風炉のお稽古でした。

6月に予定している稽古茶事でYさんに半東をして頂くので、先ずは火入の灰形を作って頂きます。
最初なので私が最初に習った裏千家流(?)をお教えしました。
煙草盆、火入、灰筋は茶事のテーマや季節などにより変化させること、それが主客の楽しみになることなど・・・
奥が深いのですが、先ずは基本からです。
「これから茶会や茶事へ行ったら、煙草盆の取り合わせや火入の灰筋を観賞してね。
 こんな火入でこんな灰筋にしてみたい! という出会いがあったら頭に叩き込むこと」
なんせ初めてのこと、悪戦苦闘されて最初の火入が出来上がりました。
あとは自宅で反復練習あるのみでしょうか。

 






 出会った煙草盆いろいろ

                      
初炭手前、次いで四ヶ伝の唐物です。
風炉の初炭手前は茶事でも一番難しいところですが、濃茶までに煮えがつくように、
短時間で火がしっかり熾るように炭を置く必要があります。
茶事を前提に火が早く熾るように炭を置く稽古をしました。


                               
昼食後、Kさんの薄茶平点前、Yさんの濃茶平点前、Kさんの濃茶平点前と基本の基が続きます。
Kさんにとって半年ぶりの風炉点前でしたが、炉で基本がしっかり出来ているので、ほとんど直す必要がありません。
心配していた引き柄杓も上出来、濃茶も美味しく点てています。

内心、嬉しくKさんの点前をみていると、Yさんから
初釜許状式などの行事は別として、Kさんと一緒にお稽古するのは初めてですが、
1年でここまできれいなお点前が出来るようになるのですね。
私もとても刺激になり、今日は御一緒できて嬉しいです・・・」

お二人とも相乗効果でしょうか、習熟度は違っても基本の確認ということで好い稽古になったようです。
・・・そして、もちろん暁庵も。
自身の点前が「基本の基」ができているか、きちんと「基本の基」をお伝えしているかどうかを反省するのであります・・・。


  紅額が咲き始めました

稽古後のおしゃべりタイムで素晴らしい発見!がありました。
遠くいわき市から通ってくださっているYさん、(社)日本ティーコンシェルジュ協会1級認定講師であり、
ティーコンシェルジュチャンピオンシップで昨年今年と2年連続優勝に輝いた方だったのです(凄いですネ・・・)。

「ブログを再開したので、お暇な時にお寄りくださると嬉しいです」というメールがあり、
早速Yさんのブログを訪問しました。
ハーブティーの魅力ある世界や効能をちょっぴり知り始め、興味津々です。
とても素敵なブログなのでぜひお立ち寄りくださいませ。  

    ハーブティーのある幸せな日々:http://ameblo.jp/1-sizuku/

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     ご縁があると嬉しいです。


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