花の日々

はなのひび

八朔は瀬戸内海の春の足音

2021年02月17日 | Weblog

1月の終わり頃、いつもお世話になっているIさんから、尾道市瀬戸田町の八朔・ネーブル・せとか・レモンが送られてきました。Iさんのご友人が作られているようで、毎年届く嬉しい春の便りです。最近では「紅八朔」が主流ですが、子供の頃から食べていた「八朔」がいつまでたっても好み。送られて来るのはその「八朔」とあって、嬉しい。触感、甘さの中にほどよい酸味とほんのりと苦み、hideさんも娘達も同じくそんな風味の「八朔」派。1つ1つ愛情を込めて作られた柑橘、今年は一段と甘く感じられ、食べる度に顔がほころびます。毎年届けていただいてありがとうございます。

結婚記念日(2月11日)を少し過ぎた13日土曜日、娘ににも届け残り少なくなったので、『記念日、近場で八朔を求めるドライブ』に行きました。目指すは瀬戸内海が絶景の、三原市にある道の駅『みはら明神の里』。すごい車にすごい人!?以前ここで八朔を見つけたので行ったのですが、紅八朔ばかり。がっくり。。。人込みを避け、急ぎ足で後にしました。

尾道の市場のような八百屋さんで、おいしい八朔に出会ったことを思い出し、尾道へ向かいました。尾道の人通りは少なく、これならいいかなと尾道商店街へ。しかし目に入るのははっさく大福ばかり…。諦めかけていた頃、店先に並ぶ八朔発見!!「今朝入荷したばかりですよ!」と奥の方から店員さんの声。やっと手に入れることができてにっこり。よかったあー。

いろんな作家さんの作品が置かれたお店が気にになり、入ってみました。まず絵葉書に目が止まる。

小林万季子さんといわれる方の作品で、小説の挿絵・書籍装画・児童書・雑誌に使われたそうです。そんなことを知らずに、色合い、デザインとか話しかけて来るような絵に魅かれ、hideさんと選んでいると、お店の方が教えてくださいました。重松清さんとか林真理子さんのとか、どんな小説なのでしょうね。

もう1つ気になる作家さんの作品。どれも丁寧に仕上げられた、丸っこくあたたかみのあるアクセサリー。特に木工が好きで、ゾウやウサギ、小鳥、自転車の作品が置かれていましたが、車椅子生活になる前、大好きだったロード自転車の形をしたこのペンダントに引き込まれる。

このペンダントを付けると、あの頃の風や緑や青い空が浮かんで来る…。


この木工作品も小林万季子さんのだと聞かされびっくりです。なんだか嬉しいお話です。お店の方は、私達がてっきり小林万季子さんのファンなのか、と思われたそうですよ。小林万季子さんは、木彫りを気に入ってくれる方が嬉しいとか。それも嬉しい…。

さっきの絵葉書と自転車を、結婚記念日の思い出に買いました。その話をすると、袋にかわいいリボンをつけてくれました。ありがとうございます。

尾道商店街で入ったお店はここだけ。あたたかな日差しとあって、観光客も海沿いの広場や公園に多く設置された机とベンチに座って、飲食したり休憩したり。滞在時間1時間半、早くのんびり訪れたいです…。

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