花の日々

はなのひび

桜と花見カレイ

2019年03月28日 | Weblog

久しぶりに釣りへ行ったhideさん。な、なんと30年来のあこがれ37センチもある座布団ガレイ級を釣りました!!その後5,6匹釣れるかも…と頑張ったそうですが、残念ながらこの1匹のみ(笑)。次は40センチ以上、もしくは入れ食いのようで。釣りバカ日誌は永遠です(笑)この度は知人がさばいて調理をしてくれましたけど、私からのお願いは、40センチ以上よりも入れ食いよりも、釣った魚を自分でさばいてお刺身が出来るようになってほしいな…。

26日、島根大学へこの度の治療最後の診察に行きました。1月1回5年間通った島根大学病院の卒業式でしょうか。正門の前に立派な枝垂桜、5年目にして初めて見ました。このタイミングに初めて出くわしたのでしょうね。

金子先生、佐藤先生、看護師さんを始め職員の皆様、お世話になりました。いつも温かく接していただきありがとうございました!嬉しいようで寂しいようで複雑…。居てくださると思うだけでなんだか心が落ち着きます。また何かありましたらよろしくお願いします。

桜はまだ早いようですが、帰り三刀屋の桜に会いに行ってみました。この2キロに続く桜並木に、どれだけ心を休ませていただいたことでしょう。残念ながらまだほとんど蕾、でもいろんなことを振り返りながら『ありがとう。』と…。3段式スイッチバックで名の知られる木次線・木次駅の桜をTVで見たhideさんに誘われ、ここにも寄ってみました。意外にも三刀屋からすぐ、松江道から見ていた景色でした。

木次駅。

すごい桜並木、木次も三刀屋と同じく桜100選です。やはり三刀屋と同じくほとんど蕾。

1輪、2輪…待ち遠しく

満開の桜、散り始めの桜見てみたいなあ…。

このまま今日は松江道ではなく、春を探しながらJR木次線沿いの道を通って帰りました。山桜やこぶし、菜の花、レンギョウ…春の息吹を感じます。走り続けると駅にピンクの木を発見。もしかして桜?

高倉健の姿が似合いそうな『出雲三成駅』。

河津桜?ひがん桜…?

かわいいなあ。

電車から見ると、どんな風に見えるんだろう…。

奥出雲で、出雲大社のような駅に出会う。思わずお祈りした…(笑)。この駅から乗ったり下りたりすると、願いが叶うかも?

JR木次線では、撮り鉄をよく見かける。確かにこんな奥深い山の中を走る電車、趣いっぱいのロケーション、ベストポイントは確かに魅力的。hideさんも初めて撮り鉄に挑戦!手前に菜の花、梅といい感じになるはず…がこんな感じに(笑)。白と黒の寂しい景色、撮り鉄は奥が深い……。

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母の命日は春の風

2019年03月19日 | Weblog

17日は母の命日。今年の命日は日曜日とあって、大崎上島へお墓参りに帰ることができました。大好きな大崎に帰れると思うと、前日までの体調不良も何処へやら。昨夜からの雨も上がり快晴です!

竹原市の日差しはあたたかく春の風。フェリー乗り場へ行く途中、川向こう沿いに桜並木。いやこんなに早く桜なんて…、梅?と言うhideさん。いやいやこの感じは桜!と意見が分かれ、気になる気になる。ということで、川を渡り近くまで行ってみるとやっぱり桜でした。早咲きの桜のようですが、この暖かさで満開。

やわらかな淡いピンク色。あたたかく話しかけてきます。

母が旅立った時は梅が満開だったけど、今日は桜が満開。なんだか嬉しくなる。そして母の声が聞こえて来るような…。母さん、春だね~。

母校『大崎高校』。今は名前が変わり『大崎海星高校』となり、ちょっと寂しいなあ。私が通っていたころは、この校舎の4階に音楽に教室があったけど今はどうなっているのだろう。

高校2年の時、ピアノの先生に勧められ生まれて初めて購入したJAZZのLP。ビルエヴァンスのワルツフォーデヴィ。

きれいな音で聴きたくて、お弁当も食べずお昼休みにあの音楽教室に行き聴いた思い出。今ではCDで聴く度、あの頃を懐かしんだり…と心の思い出の詰まった宝物。

よく泳ぎに行った大串海水浴場。小さい頃は、友達と1日中泳ぎ日に焼けて真っ黒だったなあ。

子供会や中学高校になっても、みんなでキャンプにも行きました。楽しかったなあ。母さんが作ったお弁当を持って、家族で行った海水浴。自営業が忙しく、なかなか作れない家族団らんの時間。なので、海の部屋でお弁当やお菓子を食べるこのひと時が嬉しくて、今でもしっかりと覚えている。

キャンプでは、夜になると防波堤に友達と座ってたわいもない話がエンドレス。防波堤に打ち寄せる波にキラキラ光る夜光虫、きれいだったな。今でも見えるのかなあ…。

時折輝く凪。そして何年振りかに聞いた砂浜に打ち寄せる波の音。幸せな時に浸っていると、ラジオから山下達郎さまの大好きな『潮騒』が流れて来た…なんといいひととき…。こんな場面に、思い出に引き合わせてくれた母さん、ありがとうね。また帰るね。

 

 

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終活もいいもんだあ

2019年03月11日 | Weblog

先日、スーパーのレジでこんなガムを発見!左右にずらっと並び、しかも結構売れている様子。hideさんはいらない!と強気だけど、ついつい日々の思いあたる流れで買ってしまいました(笑)。よく見ると『中高年向け』と書かれてある。ついつい手にした私は、やはり中高年なんだ!(笑)。

ここ数年、親の家の片づけ、身辺整理に追われる日々。長い年月で溜まったものはすごい量で、ため息もすごい量(笑)。自分の物ではないので勝手に整理したり処分していいのか、亡くなってしまうと思い出がいっぱいで処分にちゅうちょしてしまう。かといって保管場所にも困り、たくさんの物を持っておけない。延命治療はどうするのか、葬儀やお墓とか、お棺には何を入れてほしかったのかとか、亡くなったり意思表示が出来なくなったとき、家や大事な物はどうしたらいいのか、もっと真剣にいろいろ聞いておけばよかったなあと思うこの頃…。

ずっと前から、hideさんとお墓も仏壇はいらないよね、お墓の代わりに大好きなヤマボウシの木の下にこっそり埋める、残りは元気であれば思い出の地へ出向きこっそり散骨、と話しています。そんなことをしたらご先祖様に…と言われれたりするけど、こんな大変さを娘達にはさせたくないなあと…。というわけでなるべく物は残さないように思い切って処分、最期の時、なにかあったときはどうしてほしいか娘達やhideさんと話したり、と只今身辺整理、いわゆる終活中です。疲れるけど、懐かしい思い出の写真や品を見つけたり、理想通りの最期を迎えられると思うと、なんだか楽しみにも変わって来る。

1年前、『人生フルーツ』というドキュメンタリー映画を観ました。

欲のない自然を愛する、仲のいい老夫婦のほっこりとしたお話。ご主人の葬儀もご家族に見守られながらご自宅で、お仏壇は無くお墓は奥様が亡くなられた時2人一緒に思い出の海へ…。理想の生活、そしてお二人。目につくリビングの棚に置いてあるパンフレットのお二人が、穏やかにささやきかけて来るようです。

山と本を愛する知人のブログで紹介された1冊。

60才を過ぎるといつ終わりが来るかわからない。そう思うとさらに日々が大切に思えて来る。弱音なんてはいていられない!25年前、受傷した時やり残したことがいっぱいで後悔のかたまり。なので受傷後の第2の人生は、少しでも後悔のないように生きたいのです。この本に紹介される92歳のおばあちゃんのように、若い気分を常に持って頑張らないと!

写真の整理をしていて60年前の私が出て来た。

この時の私には、終活の時が来るなんて思ってなかったよね(笑)。

あれから60年。

楽しいこともあるけど考えることばかり。あ~あ、できるものならちょっとだけでもあの頃に還ってみたいなあ…。

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