井沢満ブログ

後進に伝えたい技術論もないわけではなく、「井沢満の脚本講座」をたまに、後はのんびりよしなしごとを綴って行きます。

伊勢神宮参拝

2014年12月13日 | 旅行

伊勢市には電車で向かい、駅のコインロッカーに荷物を預け、駅前から延びる

参道を歩いて外宮へ。

「御垣内参拝(みかきうちさんぱい)」というのもしたくて、そのためにスーツにタイという

出で立ちである。

御垣内というのは、通常垣根の外から参拝するのを、内側に入れて頂くのである。

式年遷宮のための寄付を2千円以上すると、内宮外宮共通で誰でも入れて頂ける。

しかし、男はスーツ(上着を来て、スニーカーの類でなければよいと聞いたが、私は

念のためスーツにネクタイをして訪れた)、女性も上着を要求される。

伊勢神宮一帯が砂利道で、ヒールのある靴はお薦めしないが、とりわけ

御垣内参拝は、玉砂利が大きく凹凸が半端ではないから、ピンヒールなど不可能、

要注意。

同行した人も同じことを言っていたが、外宮の「気」のほうが、男性的といおうか

強い。いい意味で荒々しい。

勉強してないので、意味は解らないがひょっとして外宮には内宮を護るごとき

役割でもあるのだろうか。

外宮参拝を終えて、バスで内宮へ。15分ほど乗ったか?

20年前参拝した時より、うんと長い歩行に感じた。

鳥の声がしきりで、空気は森閑と澄み渡り、同行の人は風邪で

ずっと咳き込んでいたのだが、伊雑宮、外宮、内宮と神域に身を置いている間、

咳が止んでいた。

外宮の参道半ば・・・・

同行の人が霊感強い人で、「この木のここ、何か来る・・・・」と手をかざしているので

見たら、これは私が気づいたのだが、神様が顕現していらっしゃり、四方へ(光背)オーラを

放っていらした。

とりわけしめ縄も張られず、柵で囲まれているわけでもなく、ひょっとしたらごく最近現れた

神様でいらっしゃるのかもしれない。

星の第一発見者になったような気分を味わったが、気づいた人は他にもいるかもしれない。

しめ縄と柵の結界で保護される前に、素手で触れさせていただけて、幸運なことであった。

このたびの参拝ではなにか、不思議が起きる気がしていたが、これがそうだったのかもしれない。

光背を背負い杉の幹に顕現されていた神様のお姿はいまだ目に焼き付いている。

伊雑宮、外宮、内宮と当然のことながら個人的お願いごとなどいっさいしてはいない。

世界平和、日本の安穏と発展、皇室弥栄。

この3つだけである。

傍流の神様お一人のみには、いささか個人的祈願は込めたのだったが、これも

自分一人だけのことでもない。

無事、外宮内宮と参拝を終えても、まだ10時前。日帰りも十分可能であろう。

精進落としで、おかげ横丁に至る商店街で松阪牛の丼を頼んだのだが、もともとの肉好きではなく、

レアが苦手、とそう言っておいたのだが、それでも生焼け、赤身が気持ち悪く再度頼んでチリチリに火を入れてもらったのに、

ご飯にうっすら血が滲んでいるのを見たら食べたくなくなった。

口の中が気持ち悪いので、口直しに赤福本店に行き、赤福を食べた。

その後、あわびの串焼きを路上で買った。

赤福の本店もそうだが、古い家屋だが路上に面して開いたオープンテラスみたいな

店が多くて、寒い日は入るのに気後れする。

火鉢が置いてあり、おそらく江戸時代からの店のしつらえを

守っているのであろう。

雨に打たれると桜の花びらが浮き出るという和傘を、着物用に買おうかと

思ったのだが、雨に和服はめったに着ないし、傘を東京に持ち帰るのも

難儀なので諦めた。

同行の人が、財布を休ませてあげるという財布用風水座布団を買っていたので

私もつられて、買った。

傘で諦めた桜模様の、財布さん用座布団である。

江戸娘の衣装のような布地の座布団で、愛らしく華やかである。

 


5 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (シチリアパン)
2014-12-13 20:33:13
井沢先生、こんばんは。

今頃の伊勢は寒いですね。同行された方の風邪は大丈夫でしょうか。

春や秋は気候条件としてはよいですが、遷宮以来、たいへんな人出です。日本人は

やはりお伊勢参りが喜びなのでしょう。お正月前のこの時期は比較的静かに参拝できるので

防寒対策を厳重にして出かけております。普段は使わない貼るカイロをお腹と腰と後ろ首の下

あたりに貼っております。



私は伊雑宮で同じような体験をしました。霊感はないと思っているので、ちょっと驚きましたが

ごく自然に受け止めました。



鳥羽からは神島へも鳥羽市営定期船で行くことができます。また鳥羽市の最南端の国崎(くざき)では

神饌ののし鮑が作られたりと、鳥羽周辺は興味深い場所がたくさんあります。こちらは混雑する所

ではないので、春や秋がおすすめです。



紀勢自動車道がほぼ全線開通したので、伊勢や鳥羽から熊野本宮が近くなりました。

熊野は黄泉帰る(蘇る)再生の地と言われますが、熊野の気をいただき本宮に参拝して

温泉(本宮周辺は温泉の宝庫です)に浸かると、日本に生まれたことの幸せをしみじみ感じます。

長々とすみません。もう一つだけ書くのをお許しください。



近鉄が遷宮を記念して運行を始めた豪華特急「しまかぜ」ついに乗りました。

名古屋、大阪の難波、京都、各々と伊勢・鳥羽・賢島を結んでいます。通常の特急料金プラス1000円

で乗ることができます。3人以上だと和風個室などもあるようです。一日に一往復ですが、お伊勢参り

が盛り上がります。

シチリアパンさん (井沢満)
2014-12-13 21:52:19
そう言えば、鳥羽では寒い寒いと土地の人が言ってましたが、東京の寒さに慣れた私には普通の12月。
普段はあったかなんでしょうか。

熊野も豊かそうですねえ。

私、ご飯も言葉も好きなんで生まれ変わるとしたら
日本がいいです。

地球にはもう来たくないのですが、どうしても
学び直しに来なければならぬのなら、日本を
希望します。
伊勢神宮外宮について (駒)
2014-12-14 01:21:49
初めまして。
井沢先生の格調高いブログにコメントさせていただくのは恐縮ですが、失礼いたします。

外宮には、このような説もあります。
お祀りされているのは、アマテルカミ(天照大御神)さまの御祖父さまであらせられる トヨケカミ(豊受大神)さまであると・・・。

ふところ深く、暖く、頼りになる、大きなお方。
食糧・技術開発(金属の精練・産医学・乗馬法)など自らが優れた研究者・技術者となり、人々を教え導いたと言われているそうです。

お孫さまであられるアマテルカミさまも愛弟子であり、トヨケカミさまを大変尊敬されていらっしゃるので、外宮からの参拝が正式なのだと・・・。

井沢先生のお感じになった男性的な「気」は、そのような事も、もしかしたら関係しているのではないか・・・と思った次第です。

天照大御神さまは、妹背の神(イモセ→イセ)とも言われるそうで、人としては男性(陽)であるが、エネルギー的にはトコヨの神々と同様に、両性の統合と見なされていた事によるそうです。

井沢先生の仰る日本語の復権、私も切に願います。
私自身、テレビから流れる言葉で育ってしまいましたので、大変苦労いたします。

折角日本人に生まれてきたのですから、やまと言葉や和歌などを学びたいです。

言語で国境を決めるのが自然だと言われる事もありますので、日本語を大切にする事が国防にも繋がると思います。

駒さん (井沢満)
2014-12-14 16:56:02
>井沢先生のお感じになった男性的な「気」は、そのような事も、

そうかもしれません。

同じ浅間さんでも、女性的に繊細な所
男性的にスーッと一本通っている所
とあるような気がしています。乏しい経験から
ですが。大社が繊細優美、どこだったかなあ
山梨だったか? の浅間「神社」が力強かったです。
浅間神社と大社の区別も分からぬ無知のまま
自分が体感したことを、書いています。


>天照大御神さまは、妹背の神(イモセ→イセ)とも言われるそうで、人としては男性(陽)であるが、エネルギー的にはトコヨの神々と同様に、両性の統合

この通りですね。
神様にそもそも、性別はないです。
ただその「働き」「エネルギー」により
男性性、女性性のいずれが
勝るか、ということであり、
アマテラスと同じエネルギーであると
思われる大日如来の變化神は
不動明王だったように記憶しています。


神とともに魂にも本来性別はなく、
両性具有ですが、地球という
三次元は対立概念・・・・闇と光、男と女、善と悪、という
ように・・・で真理を学ぶ場なので
肉体の器をまとって現れるときは、男女の生殖器の
差異を有します。
神宮参拝に因んで短歌一首 (コトタマ)
2015-11-06 19:55:17
柏手の二つばかりを打つためにはろばろと来し神宮の森