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京急ファミリー鉄道フェスタ2017に出陣

2017-05-30 | 交通関連イベント等

去る28日(日曜日)には京急ファインテック久里浜工場(神奈川県横須賀市)にて、毎年恒例となっている「京急ファミリー鉄道フェスタ」が開催、「MAKIKYUのページ」をご覧の皆様方の中にもこのイベントに足を運ばれた方が居られるかと思います。

MAKIKYUは以前にも何度か足を運んでおり、今年も出陣しましたが、毎年恒例のイベントで結構な知名度を誇る上に、今年は天候も好天に恵まれた事があり凄まじい人出、京急久里浜駅→会場(バスは吉井バス停に停車~ここから徒歩数分)の無料シャトルバスは乗車1時間待ちという凄まじい状況でした。

さすがに1時間待ちともなると徒歩で移動した方がずっと早い位、京急久里浜駅から徒歩で会場へ向かう事も考えましたが、丁度良い時間に湘南山手行の京浜急行バス(一般路線)が走っていた事もあり、若干の運賃(IC175円)を要するものの、このバスに吉井バス停まで乗車→徒歩で会場入りしたものでした。

イベント内容は車両撮影や工場内公開、各種物販など概ね例年通りといった所で、鉄道各社などの物販ブース周辺は凄まじい砂埃が舞っているのも相変わらずで、この有様には閉口させられたものでした。

 
メインイベントとなる車両撮影は、既にネット上でも様々なサイトで取り上げられていますが、定番の赤・青・黄色の3色揃いをはじめ、主力となっている前面左右非対称のステンレス車を除く京急各車両の顔を拝めるもの。


黄色い電車は「西武鉄道もどき(側面ドアが銀色)→近江鉄道もどき(側面ドアも黄色)」に変わってからは初めての撮影となりました。


例年通り黄色い事業用車両も脇役として参上、結構話題性のある並びとも感じたものでしたが、この撮影区画へは昼下がりに出向いた事もあり、混雑はさほどでもないと感じたものでした。

しかし今年のイベント告知ポスターにも起用された800形リバイバル塗装車は、3色揃いなどが並ぶ車両撮影コーナーには展示されずに工場内の別区画で単独展示、指定時間になると種別・行先幕を変えて様々な写真が撮影できる企画も催した事もあり、種別と行先幕を一定時間毎に回す撮影タイムは凄まじい混雑ぶり。


それ以外の時間でも結構な数の撮影者が集まっており、屋外留置線の並び→ファミリー向け・工場内字幕回し→コアなファン向けとする事で、来訪者の様々なニーズに応えられるように意図したのでは…とも感じたものでした。


一時期の京急では嫌でも姿を見る程だったものの、今ではことでん(高松琴平電気鉄道)に譲渡された一部車両が活躍するだけとなっている(旧)1000形も、2両と言う短い編成ながら綺麗に整備された姿で展示されており、個人的にはこれも注目と感じたものでした。

この(旧)1000形と800形リバイバル塗装車の並びを屋外撮影できたら…とでも感じたものですが、現役各車両に比べると(旧)1000形の人気はいま一つと言う雰囲気も感じたものでした。

 
工場公開と言う事もあり、アントによる車両牽引実演などもなかなか面白い企画と感じ、人気車両2100形の座席転換体験コーナー(通常運行時は乗客による手動操作不可)などもありましたが、座席転換体験コーナーの背後には好みが大きく分かれる「ブカブカした感触の座席」が多数山積みにされている姿も見受けられ、天と地の差を目の当たりにしたとも感じたものでした。


工場奥には運用離脱した2000形8両編成の姿もあり、こちらもリバイバル塗装になり車両撮影コーナーに並ぶ同型車とは対象的な姿、こちらも天と地の差と言っても過言ではない気がしますが、この最期の姿を収めているファンの姿も散見されたものでした。

ちなみに久里浜工場の公開イベントは「ファミリー鉄道フェスタ」と名乗っており、このイベントをはじめとする車両基地公開イベントだと、家族連れだと電車大好きな坊やかお父さんが行きたいとせがみ、ママや奥様は付き合いで仕方なく…と言う事も少なくないと思います。


しかしながら会場内では日頃結構な価格で発売している「横須賀海軍カレー」レトルトパックの等外品(箱潰れなど)格安販売なども行っており、これを見たママや奥様方は意外といいモノが出ているな…と感じられたかもしれません。

 
MAKIKYUもこのブースに並んだ際には、係員の方が「今出ている物だけで終わりです」「後ろの方で並ばれている方は購入できないかもしれませんのでご了承下さい」と案内する程の盛況ぶりでしたが、こちらも無事購入する事ができ、帰宅後に早速1袋だけ空けて試食してみたものでした。
(味は辛さ控えめ、最近名物店長が逝去した事が報じられた「ナイアガラ」のカレーを連想する様なマイルドな印象で、肉やイモなどの具材もゴロゴロ入っているなど、高級品だけあり日頃量販店セール価格100円以下で販売される事も多いカレーとは大違いと言う印象でした)


車両撮影や工場見学、各種物販ブースなどを一通り巡った後は工場内特設乗り場から発車する「お帰り電車」への乗車もこのイベントの名物となっており、MAKIKYUも会場から久里浜駅へ向かう際にはこの電車で会場を後にしたものでした。

この電車への乗車は京急久里浜駅構内扱い(京急久里浜以外の各駅へは、京急久里浜駅で乗降可能な乗車券を所持していれば乗車可能)となっており、会場内でも京急久里浜発の普通乗車券を発売しているものの、乗車券特設販売ブースは意外と混雑するのも例年通りで、そのためMAKIKYUは事前に乗車券を用意して来場したものでした。


お帰り電車は午後30分毎に運行、8両編成での運行と言う事もあり輸送力には余力があり、今年は導入されたばかりの(新)1000形ステンレス製紅白ラッピング車での運行となっていました。


行先表示部分にKEIKYU文字と共に「けいきゅん」イラストが表示され、フルカラーLEDならではの機能を駆使している辺りは、ファミリー向け鉄道イベント参加者輸送用の特別列車らしい雰囲気。

車両自体も車端ボックス席設置や客ドア内側が化粧板仕上げになるなど、今までの「安かろう悪かろう」的な印象が強かった京急のステンレス車に比べると、設備面でも随分改善された印象を受けるものです。

以前この最新タイプ6両編成に乗車した事があり、「MAKIKYUのページ」で取り上げた事もありますが、日頃京急を利用する機会は少ない事もあり、MAKIKYUが8両編成の最新タイプに乗車したのはお帰り電車が初めてでした。


お帰り電車は短距離をピストン輸送する事もあり、遠方からの来訪者を含め多数の来客が新車乗車を体験・PRする機会としても絶好の車両選択、まあまあの座り心地と言う印象がある車端ボックス席に座れたのも良かったと感じたものでした。


またお帰り電車は会場内特設乗り場から北久里浜方へ向かい、その後折り返して京急久里浜方に向かう運行形態となっており、車両撮影コーナーに並ぶ車両の逆側(会場内一般公開無し)を撮影できるのも大きなポイントと感じたものでした。

「京急ファミリー鉄道フェスタ2017」に参加された方をはじめ、今年は足を運ばなかったものの以前のイベントに足を運んだ事がある方などで、このイベントに対する感想などありましたら、コメントも是非どうぞ。



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2 コメント

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屋根も赤くすれば (赤い電車)
2017-07-12 13:35:51
この新車も屋根を赤くすれば、より従来っぽくなるのですけどね。東急の二代目6000系ですか、あれは屋根が赤いじゃないですか。後は銀座線の新車は屋根が茶です。
京急が屋根を塗装しているのかは知りませんが、塗ってるなら赤にすればなぁと思いました。
しかし展示車両にステンレスが除かれる点を見ても京急の明確な方向性の変更が良い意味で露骨に見て取れました。
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撮影会からは除外されているものの (MAKIKYU)
2017-07-19 10:30:23
赤い電車様こんにちは。

京急の主力と言っても過言ではない銀色のステンレス車、撮影会展示では影が薄いものの、数が多いだけあってそれ以外の実演や体験関係などでは多数見受けられたものでした。

また会場~京急久里浜駅間のお帰り電車でも銀色ではなく最新の赤くラッピングされた車両とは言えステンレス車が動員されるなど、存在感はしっかりと示している様にも感じたものでした。

撮影会に関しては800形と2000形が残存し、青や黄色の電車が走り続ける限りは、現状の顔ぶれと大差ない状況が続くと思いますが、今後車両代替が一段落すると車種が現在よりも少なくなるため、その頃には何編成も並ぶ姿が出てくるかもしれません。

個人的にはステンレス車というよりも、銀色の装いに難ありと感じていますので、最新の編成と同様の赤いラッピングが施行されれば、少なくとも外見に関しては合格点かと思っています。

ただ車内の座席などは大問題と感じていますが…
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