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現代AEROCITY

2006-06-21 | バス[大韓民国]
今日は韓国を走る路線バスを紹介します。

今日紹介するAEROCITYは現代製の代表的な市内バス用の車両で、韓国の路線バスは一部に例外があるものの、大半が現代Hyundaiか大宇Daewooの何れかで製造された国産車で、これに少数のASIAなどが加わる構成になっています。

AEROCITYは車体の長さや窓の形状などにバリエーションがあるものの、韓国の何処へ行っても見られるポピュラーな車です。

このAEROCITY、韓国に行った事がない方でも何処かで見た事がある様な…というのも、日本でお馴染みの三菱ふそうAEROSTARに似せて作られており(ノックダウン生産?)、AEROATARのトレードマークである死角確認窓まで付いているので、左ハンドルである事を除くと、日本で走っていてもおかしくない感じです。
(ただ残念ながら死角確認窓は活用されずに、ここに系統番号等を掲出している姿もよく見かけます。)

その上この車両、初めて乗車した時は驚きましたが、走行中のエンジン音まで日本のAEROSTARとよく似ているので、非常に親近感を感じます。

AEROCITYはMAKIKYUが韓国を訪れて最初に乗車した車で、また一番気に入っている車両でもあり、市内バスが頻繁に運行されている所では、MAKIKYUは敢えてこの車両を狙って乗車する事もあります。

最近製造されたものはSUPER AEROCITYを名乗っているものもありますが、ソウルなどで走り始めたノンステップ車を除くと外観は大差ありません。 ただCNG(天然ガス)車両の普及率は高く、首都圏(ソウル周辺)や釜山をはじめ、地方都市でも結構頻繁に見られます。

また日本ではお馴染みのフィンガーコントロール(シフトレバーが短いタイプで、これだと操作が楽です)は見た事がなく、床から長い棒が出ているタイプばかりですが、サイドブレーキはエアで作動する新型(ホイールパーク式)が殆どの車両についているのも特徴です。(これは韓国の他のバスにも当てはまります)

写真は釜山駅前を発着する一般市内バスで、最近は新塗装への塗り替えや、車両の入れ替えが進みこの塗装も徐々に減っています。

MAKIKYUが韓国で初めて乗車したAEROCITYもこの写真と同じ塗装の車両でした。


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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
^^* (liberty004)
2006-06-21 10:09:59
内容を読みながらいろんなことが分かれるようになりました.

話は違うけど昔バースの色は地域によって違いました.青とか赤とか茶色とか...

今は違うけど...

日本はどうですか
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韓国は… (MAKIKYU)
2006-06-21 10:26:43
liberty004様、こんにちは。



韓国の市内バスは今でも地域(といっても道単位の話です)によって塗装が異なりますが、事業者が異なっても同一塗装という事が多く、また同じ道内の隣接地域でも同一塗装を採用しているパターンが多いですね。

(例えば全羅北道の場合、全州・益山・群山市など各市で塗装を統一しています)



また釜山(この写真がそうです)は最近塗装変更が進み、また首都圏(ソウル近郊)は交通改変に伴って車両の塗り替え(幹線ブルーバス:青、支線グリーンバス:緑)が行われるなど、近年装いが大きく変わっている所もあります。



ちなみに日本では概ねバス会社毎に独自の塗装があり、行政単位が異なっても同じ会社のバスであれば同じ塗装、また逆に複数の会社が乗り入れている所では、同一市内でも複数の塗装が入り乱れて走っています。



そのため東京の渋谷駅(西口)などは様々な塗装のバスが行き交い、逆に日本一のバス会社(西鉄)が大半の路線を独占している福岡市内などは、同じ塗装のバスばかりが群れを成して走っています。



(会社によっては複数の塗装を採用している事例もありますが、系列でもない会社間で塗装を統一する事は殆どありません)
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初めて文を残します (JUNO)
2014-06-16 13:31:38
初めて文を残します。 過去の現代自動車は日本MITSUBISHI FUSOとの交流が多く、車両技術に多くの影響を受けたことが知られています。 その影響で、AERO CITYとAERO SPACEの場合FUSO車のAEROシリーズと似ています
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やや年式の古い車などでは… (MAKIKYU)
2014-06-16 23:37:32
JUNO様はじめまして。

現代製のバス車両、日本の三菱ふそう車とよく似た雰囲気の漂うAERO CITYとAERO SPACEも、車両による個体差が結構ありますので、一概には言い難い面もあるのですが、どちらかと言うとやや年式の古い車両の方が日本の三菱車によく似た雰囲気が漂っているのでは…と感じます。

2002年に最近は見なくなった、写真と同色同型の釜山市内バスに初めて乗車した際には、走行中のエンジン音も随分似ていると感じたもので、最近でも12月に乗車したAERO SPACEは、デザインだけでなく運転席の計器類配置などが、少し前の三菱製のバスとかなりよく似ていると感じたものでした。
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