今日MAKIKYUは青春18きっぷの1回目(今後も色々使う予定ですが、今回はまとまった時間が確保できそうにない状況ですので、近場ばかりになりそうです)を使用して北関東方面に出向き、非電化路線にも2路線乗車しましたが、その一つが水戸~安積永盛(郡山の一つ手前にある駅です)を結ぶ水郡線で、この路線には今年になってから3扉ステンレス製車体が特徴の最新型気動車・キハE130系列が導入されています。
このキハE130系列は両運転台のキハE130形と、片運転台のキハE131・132形の2タイプが存在し、先に営業運行を開始した前者はMAKIKYUも1月に水郡線を利用した際に乗車し、「MAKIKYUのページ」でも取り上げていますが、片運転台のキハE131・132形には今日初めて乗車しましたので、この機会に同車に関して取り上げたいと思います。
(ちなみに以前、キハE130形に関して取り上げた記事はこちらをクリック)
この車両のデザインや性能などはキハE130形と同一で、違いは片運転台である事の他に、運転台のない車端部に座席が設けられている事と、2両1ユニットで固定編成を組む事もあって、やたらと大きな空間を割いている車椅子対応トイレが片方の車両のみに設けられている事が特徴で、着席定員の少なさと、2両以上で運行した際のデッドスペースの多さというキハE130形の大きな難点が随分改善されています。
またキハE130形とE131・132形は同じ路線を走る同系列で、設備的にも同等であるにも関わらず、両者で側面窓下に大きく貼られているカラーテープの色が異なっており、前者は赤、後者はエメラルドグリーンとなっているのも異例ですが、MAKIKYUの個人的な印象としては、前者はけばけばしい印象が強い気がするのに対し、後者は鮮やかながらも爽やかな気がしますので、編成美や統一性を考えると後者の塗装で統一した方が良かったのではと感じてしまいます。
(まあこれは好みの問題でしょうが…)
あと現在水郡線ではキハE130系列の導入が進行している段階で、まだ既存のキハ110系列も走っている状況ですが、近い内に水郡線の車両はキハE130系列で統一される見込みですので、110系列との併結シーンを見られるのは今の内で、写真も後ろの1両はキハ110形です。
ちなみに今日は水戸で花火大会や祭りが開催された影響で水郡線も随分混み合っており、所定の編成に加えて増結された列車も散見される状況でしたが、キハ130系列とキハ110系列が併結した列車での両者の乗降性は歴然としており、この点では新鋭キハE130系列は大いに効力を発揮(これがラッシュ時などに混雑による遅延が常態化していた水郡線への投入理由になっているのですが…)していましたが、座席の座り心地はキハ110系列の方が良好な気もしますので、どちらが良いか判断するのは難しい所で、評価は大きく分かれそうです。