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二度目のロンドン20 大英図書館④

2024-02-04 10:46:03 | Weblog
ロンドンのパブにて。フィッシュアンドチップスはボリュームたっぷり。このあと、気に入っていろいろなパブでこれを注文したが、間違いないおいしさ。
タラのフワフワ感と塩味、それにサクサクのフライドポテトがおつまみ?(にしてはボリューミーだが)にぴったり。

【閲覧室へ】
さていよいよ許可証を持って、許可書を審査した部屋の隣にある中央閲覧室へ。
あこがれの大英図書館の蔵書が手に取れる、と胸が高鳴ります。

まず閲覧室のパソコンで書籍の在庫を確認。私の目当てはシーボルト。彼は江戸末期に日本にオランダからの医師として長崎の平戸にやってきて、その後、ヨーロッパで日本の園芸植物を広めた人でもあります。彼が指示して日本の植物について本にまとめた『日本植物誌(フローラ・ヤポニカFlola Japonica)』や、日本で集めた園芸をはるばるオランダに運んで株を増やし、今でいう通信販売をする用に制作した園芸パンフレットの多くが大英図書館に所蔵されていて閲覧可能なのです。

オランダ・ライデンにある博物館や大学にも所蔵されているのですが、閲覧の許可は当然ながら、なかなかたいへんです。
日本でも『フローラ・ヤポニカ』は京都大学貴重資料デジタルアーカイブで全ページ公開され、八坂書房から復刻され販売もされていますが、園芸パンフレットまではありません。どんな状態なのか、見てみたいとめぼしい資料をピックアップして閲覧希望を同館のパソコンでポチリ。

するとこれらの書籍はこの大英図書館ではなく、書庫は別の場所にあるので、本館に届いたら、メールがくる、と表示されました。閲覧室も人文、科学技術、貴重書などテーマごとに閲覧室があるなかで、私が指定した中央閲覧室での希望が通りました。

けれども今日は見られないので、その日の大英図書館の訪問は終了。
(大英図書館の公式サイト(https://www.bl.uk/research)では閲覧可能なコレクションを検索することができるので、それをあらかじめ見てメールで在庫の確認をしておくと、上記よりは早く閲覧できることもあるようです)

帰り道。パブで飲んだビールのおいしかったこと。フィッシュアンドチップスが出来立て、アツアツ、フワフワで、なんなら食の都、ベルギーよりもビールに合うのです。イギリスの食事がまずい、という噂は、賑わうパブからは感じられませんでした。


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