雲南、見たり聞いたり感じたり

雲南が中心だった記事から、世界放浪へと拡大中

語学留学でセブに行く5ーイレギュラーな留学?

2019-08-31 10:49:36 | Weblog
写真は、宿泊先の上階から見えるセブ・マクタン島の景色。一見、緑豊かそう。だが、散歩しようとするとすべてが私有地で気持ちよく散歩できる空間は自分が属するホテルの敷地のみ,と言う困った事態になっていた(散歩の話は次回に)

【日本語サイトの強み】
行ってからわかったのですが、じつは私の入学日は、かなりイレギュラーでした。

ネットで調べて決めただけなのですが、セブの語学学校に直接申し込んだのではなく、日本語のサイトで比較していたために、自然と間に日本の会社が調整役として入る形となりました。

「たくさんある学校のなかでおすすめは? その理由は?」
から、
「気候は? 気温は? 服装は何がいいですか?」まで幅広く問い合わせたメールに日本語で的確に返答がありました。その答えに納得してお金の振り込みを済ませたのです。

その会社のしっかりぶりはセブ側にも及んでいたらしい。通常なら2週間に一度、新入生を迎えるところ、私がなにげなく指定したスケジュール通りに、つまり入学週でない日に、入学できてしまったのでした。

 私を担当した先生方がみな、私のスケジュールに一瞬、首をかしげたのでよほど珍しいのでしょう。

 ともかく、そういうわけで迎えの車も、学校の説明も、レベルチェックテストも一人、という不思議な時間をしばらく過ごすことになったのでした。
 私としては一言、サイト管理者が「入学日は2週間に一度です」と伝えてくれれば、変更したのですが。

 こうして授業は通常のものとは少し違ったようですが、おかげで、若いフィリピン人教師のお悩み相談をたっぷりと聞くことができたのは、収穫でした。(3週間後に、皆と同じ通常スケジュールになってからは、授業もテキストに沿って脱線のない真面目なものになりました。)

(つづく)

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語学留学でセブに行く4-授業風景

2019-08-24 11:14:09 | Weblog
【とにかくしゃべる】
授業はすべて英語です。

G先生いわく、
日本はエコノミーとテクノロジーがすごい。フクシマの災害もあっという間に元通りにしちゃった。(ほんとうはしていない、と伝えたかったが、うまく私は説明できませんでした)
2013年11月にフィリピンのレイテ島などを襲った台風被害。あそこに昨年、行ったけど、壊れた家は壊れたまんま、なにも復興していなかったわ。
フィリピノタイムって知ってる? 8時の開始なら実際は9時。終業も5時までと言われれば4時なのよ。日本人は時間に正確ね。(過労死問題があるよ、と伝えたのですが、伝わったかどうか・・)

とまあ、怒濤のようにしゃべり続けました。
日本の先生と生徒の関係ではなく、先ず相手を知る、相手を好きになるのがフィリピン流なのか?

 授業というには、あまりに一方的。たぶん、私は英語でしゃべる語彙がないレベルなので、先生の話をヒヤリングするのが勉強だと先生が判断されたのでしょう。こうして毎日、顔を合わせるうちに先生の人生相談、恋愛相談タイムになっていきました。

その他の先生も年若く、多くはむじゃきに日本へのあこがれを口にします。そして、一度は日本に行ってみたい、と話します。

このようなよもやま話であっという間に授業は終了しました。授業は不思議でも、先生方の多くは、生徒のことを真剣に考えていて、英語の上達させたい、という、まごころがありました。親切なのです。先生方からは英語を教えるスキルを持つスペシャリストだという誇りも感じます。日本語は理解できないようです。

ただ、留学後半に事情通の生徒から聞いたところによると先生方の報酬は驚くほど少なく、その少ない給料の大半は家への仕送りとなっているため、自由なお金はあまりにも少ないようでした。
授業料の安さに釣られて入校した語学学校。授業は満足でしたが、先生方の待遇を思うと、人件費の安さの上にこの授業はあるのだと、複雑な思いに包まれました。

先に授業を開始していた家人によると、グループレッスンもあり、授業も教科書に沿って進んでいる。あたらしい文章などに接しているといいます。だいぶ、私と違うようです。
(つづく)
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語学留学でセブに行く3

2019-08-18 16:01:31 | Weblog

写真は,左が私の通った語学学校の建物。右が宿泊していたホテル。8階以下の一般客用の部屋にはテレビが付いているが、学校の生徒の部屋にはないなど,少しずつ部屋の内装が違っている。つまり、学校にいる間は、テレビを見ることはできない。当然、スマホで見てはいたが、たまに外でテレビの画面を見かけると食い入るように見てしまう、テレビっ子世代の私であった。

【コース決め】

翌朝、息つく暇もなく、学校の食堂で朝食を食べ、9時に指定された事務室に行きました。場所はホテルの敷地の一角で、すぐ隣です。スコールの時には雨に濡れずにすみそうで安心しました。渡り廊下の途中にはなぜかじみな韓国料理屋、庭には野良犬がけだるそうに歩いています。

 

 敷地には椰子の木なども植わっていました。白いはと、よくわからない南国の鳥の声も賑やかです。日射しは朝から容赦ない熱量を帯びていますが、風が心地よく、日本の夏ほど蒸してはおらず、気温の最高で30度程度。ちょうどよい気候です。これが一年中,変わることなく,続くのだそうです。台風もセブ島にはやってきません。蚊もなし。どうやら気候的には住みやすそうです。

校舎はブルーに彩られた別の建物で3階建て。1階は全面ガラス張りの自習室と食堂、さらに生徒が自由に使うことができるトレーニングジム、2,3階が教室と事務室です。事務室には日本人も二人常駐していて、日本語で今後の予定を聞くことができました。

南の島特有の明るい雰囲気の中とはいえ、カリキュラムは本当に真面目な詰め込み型で、望めば朝7時から夜9時まで9時限、週末を除いて毎日、みっちり勉強できます。

私はもっとも授業時間の少ないコースを選択していたので通常だと一日5時間。ただ今回は、入学生がたったの一人でグループが作れなかったとの理由で、すべてマンツーマンレッスンで4時限になりました。

普通の人より少ない授業時間数とはいえ、大学以来、「授業」に縁のなかった私に耐えられるか不安でした。そもそも人の話を一日4時間も座って聞いていられるのか。そして勉強だけの生活を1ヶ月半も続けられるのか?

 

午前中にオリエンテーリングやレベルチェックテストなどをたった一人で受け、午後から授業開始。教室は2人で一杯になるような一平米程度の部屋が蚕棚のように並んでおり、指定された部屋のドアを開けると、先生が座っていました。

最初の先生は20代のかわいらしい、まるっとした女性のG先生。目が大きくクリクリとしていて、声も大きい。入ってくるなり、お互いに自己紹介。大きい目をじっと見据えて「私は日本人をジェラス(嫉妬)してるの」と言いはじめました。

(つづく)

 

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語学留学にセブに行く2

2019-08-10 15:59:15 | Weblog
写真は私が過ごした宿舎。一般客も泊まれるホテルだった。一応、リゾートホテルの範疇となっている。語学学校の学生はその上階部分を借り切っている。学校に払う金額によって、2人もしくは3人の相部屋、個室がある。

【SIMフリースマホに現地のカードを挿す】
 定刻の午後6時50分にセブ島へ。ターミナルを出ると、これから入校する語学学校「セブ・ブルーオーシャン」から迎えの車がきていました。今日は私一人のための車でした。

 それに乗り込む前にセブ島では一番お得だとネットで調べた結果たどり着いたスマホ用のSIMカードを空港で調達(globeという会社をチョイス)。購入するとすぐにSIMカードの販売員がsimカードを差し替え、設定まで済ませてくれます。

 ただ、これは、失敗でした。私のスマホはHuaweiで、SIMカードが二枚入れられる構造になっているので、通信用simと記憶容量を増やすためのmicroSDカードの2枚を差していました。
 
 そこを販売員が乱暴にこじ開けたためにmicroSDカードが破損してしまい、それが原因でスマホ本体の誤作動も誘発された気がするのです。因果関係の追求は機械音痴の私ではしきれませんが、フィリピン以降、私のスマホはしばしばヘンな動作をするようになったということは間違いありません。

少し面倒でも、通信用SIMカードを自分で挿して(小さい文字の英語で書かれた「登録の仕方」を解読する必要があるのですが)、自分でするべきだったのかもしれません。

 ちなみに空港のSIMカードは、最長で1ヶ月しか使えなかったので、あとはコンビニなどの街の売り場でSIMカードを延長するために通信容量を買い足さなければなりません。

 買うことは簡単で、容量もカードに書かれた通りに入れれば(日本語で丁寧に写真入りで買い足し方を書いた個人ブログが数件あります)大丈夫なのですが、そこから、どんどん勝手に通信容量が減っていく地獄に突入し、わけがわからないうちに使えなくなってしまう、という悲劇に見舞われていました。

 あとでわかったのですが、学校でも通信できる機械の貸し出しが、それほど高額でもなくあったので、それでよかったのかもしれません。

【1ヶ月半暮らす部屋に入る】
 セブ島には本島とその横のマクタン島という平たい島の2島があり、島は2つの橋でつながっています。空港も学校もマクタン島にあり、車で30分ほどでした。

 道は私の予想通り、夜は暗く、たまに道路の中心線だけに豆電球のようなものが光っています。時折、車のライトから樹木とTシャツ姿のセブの人々と屋台の壊れかけた屋根のようなものが見えますが、なぜか海はほとんど見えません。ジャングルということはなく、都会と田舎の景色のまだらもようのような景色が続きました。人、犬、湿気のある風がアジアムードを高めます。

 軍人風の制服を着て、腰に拳銃を付けた守衛の立つゲートを抜けると、宿舎に到着しました。ジャングルに点在するバンガローではなく、12階建てのホテルでした。私の部屋は10階で海は見えないけれど、島の内部のほうは見えるようです。

 家人と二人で一部屋、風呂はなく、シャワーとトイレ、勉強机2つとベッドが2つ、鏡と服を入れる小さなタンスがありました。やや暗めの電球と勉強机の前の蛍光灯がチカチカとまたたいていました。
(つづく)
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語学留学にセブに行く1

2019-08-05 12:17:32 | Weblog
写真は、フィリピン・セブ島にあるマクタン空港内のハンバーガーショップにて。日本のファストフード店のように並んで注文し、最初にお金を払うところまでは一緒。その後、できたてのハンバーガーやフライドポテトを、おそろいの服をきた店員さんが丁寧に運んでくれる。味がよく、サービスもいいのに感心。空港なので、島本来の値段よりもは値段は張るが、それでも日本の3分の2もしない。

【セブ島留学滞在記】
これからセブ島に語学留学されるかたの参考になれば、と思い、しばらく、書き連ねます。雲南でなくて、恐縮です。ご興味のある方はお読みください。

【語学留学はセブ】
 いままで南の島、のんびり、リゾート、マリンスポーツぐらいしか思い浮かばなかったフィリピン・セブ島。水着や日焼けの苦手な私としては、もっとも縁遠いところと思っていました。そこに家人が語学留学すると決心。私もついて行くことになりました。2018年10月のことです。

 以前より英語にとくに苦手意識を持っていた家人は、年を経るごとに話さねばならない機会が増え、数年前から留学を計画し始めていました。

 最初、日本で英語学校に通っていたのですが、成果が出ない上に高額だと断念。
 
 次にイギリス、アメリカだー、などと勢いづいていたのですが、実際に調べると高額だったため、断念。ついにお手頃価格で英語を学べる場所としてセブ島に行き当たったのでした。

 家人はリゾートを満喫しながら、のんびりと英語の勉強ができると想像していたらしいのですが、とくにリゾートに興味のない私としては、水木しげるの自伝的まんがが頭をめぐる程度

(南国でいっしょくたにしていますが、じつは違う場所なことは理性ではわかっています。とはいえ第2次世界大戦で日本軍が一時、占領していた場所であることは共通しています)

 さらにフィリピンは年中、暑くて気温30度ぐらい、一日一回は雨が降る熱帯雨林気候、などを旅行ガイドブックで読んだ結果、想像したのは、椰子の葉で拭いた小屋ほどではなくても、プレハブのような掘っ立て小屋が広いジャングルのような敷地に点在していて、しょぼしょぼ降る雨の中、突っかけを履いて、勉強部屋に向かう、といったイメージ。そのため、ショートパンツや足を守る防水グッズや大量のタオルを持参することにしました。

 東京からフィリピン航空直行便で5時間半。航行中はほぼ暗闇でテレビもない、質素な飛行機を降りると、屋根が波打つような美しい形状に木材をふんだんに使った南国ムード満点のセブ島のマクタン空港に到着しました。ちょうと2018年7月にオープンしたばかりの新ターミナルだったのです。
(つづく)

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