たにしのアブク 風綴り

86歳・たにしの爺。独り徘徊と追慕の日々は永い。

なごり雪舞う球春、甲子園に吹く魔物風

2006-03-30 21:49:43 | Journalism

毎日新聞・第78回センバツ高校野球ベスト8が出揃った。
なごり雪舞うセンバツ、ゲームセットの宣告まで球春は気まぐれ。
甲子園名物の魔物、WBC世界一に刺激されたか大暴れだ。

第8日、劇的な4試合、悔しい1点に思いを残して4校が消えていった。
8回に追いついた東海大相模、粘り切れず延長14回、初出場の清峰(長崎)の1点に泣いた。
初出場の愛知啓成、PL学園とがっぷり最終回まで無得点、9回表の1点を追う裏、アワヤ逆転サヨナラ実らず涙飲む。
秋田商は延長12回、今治北にサヨナラ勝ち。
前日の延長15回再試合となった早稲田実業対関西、死力を尽くした逆転、最逆転、最終回満塁サヨナラの好機逃した関西、涙、なみだ、ナミダ。2日続けて1点が届かなかった。
これで新潟県勢センバツ初勝利からベスト8入りした日本文理、雪国勢の秋田商、初出場の岐阜城北、清峰、古豪のPL、早実、横浜、大震災以来の出場の神港学園が準々決勝にコマを進めた。球春微笑むV旗はどこへ。
たにしが甲子園で見たのは、浪商の豪腕投手・牛島、ドカベン・香川捕手が特大ホーマーを打ち込んでいた頃だった。