たにしのアブク 風綴り

86歳・たにしの爺。独り徘徊と追慕の日々は永い。

「作文三上」ブログの「記事映え」目指して

2018-02-14 18:53:00 | 花とつぶやき

最近のことでした。テレビを見ていたとき、
日時とチャンネルは覚えていませんが、
「記憶」とか「脳のはたらき」の話がありました。



「脳の活性化」には文章を綴ることがいい、と言うことでした。
その際、講師の教授が、文章は「三上」で練るのが良いと話しました。
タレントらしき司会者が「三上」って何ですかと言う。



講師の教授が言う。それは文書を推敲する良い場所として、
「馬上、枕上、厠上」が最適だとされていると話しました。
四字熟語でいう「作文三上」のことですね。



文章を作る推敲するのに、適した三つの場所とはーー、
★馬上(ばじょう、馬に乗っているとき)、
★枕上(ちんじょう、寝床に入っているとき)
★厠上(しじょう、便所にいるとき)――の3ケ所。



早速、Webで調べてみました。
中国・宋の学者、欧陽脩の「帰田録」に拠ります。
「余、平生作る所の文章、多くは三上に在り。
乃(すなは)ち馬上・枕上(ちんじゃう)・厠上(しじゃう)なり」



「三上」を現代的に置き換えれば、
★「馬上」――は「電車・汽車」に乗っているときですね。
アイディア、インスピレーションが湧く空間として、
ハイヤーで送迎される経営者は理にかなっています。
「マイカー」では事故につながります。



★「枕上」――はよく分かります。
日本人最初のノーベル賞学者・湯川秀樹博士が、
「中間子理論」を思いついたのは「布団の中」、
と言うのは知られている有名な話ですね。



★「厠上」――これは微妙ですね。
当時の中国の厠・トイレがどのようなものか知りません。
日本のかつての和式トイレを想像したとき、あの姿勢で、
長時間にわたり物思いに籠るのはしんどいですね。



たにしの爺、もう一つ「途上」を加えたいです。
徘徊の道すがらインスピレーションが湧きまね。
「妄想文章」を練るのは明け方の布団の中です。
起きてキーボードに向かい文字に変換されます。



添付の写真は今日、撮り立てのシーンです。
フキノトウが顔を出していました。春の気配。
チョコは長男の嫁からプレゼント。ありがとう。



「インスタ映え」には、ほど遠いですが、
「記事映え」には、なっているでしょうか。