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『いま伝えたい 大切なこと -いのち・時・平和ー』 日野原重明 

2008-09-09 | 図書館
著者は「97歳現役医師!」として有名な日野原重明氏です。
97歳でお元気であることだけでもすごいと思いますが、
まだ現役の医師として働いていらっしゃることにもう脱帽!

しかも、この本を読んだら考え方も生き方も若々しく、
「見習いたい!」と思いました。
1911年(!)に山口県に生まれ、京都大学医学部卒業、同大学院修了。
30歳で聖路加国際病院に内科医として赴任。
40歳で米国エモリー大学に留学。
62歳で(財)ライフ・プランニング・センター創設。
79歳で「75歳以上」の新しい生き方を提唱して「新老人の会」を立ち上げます。
94歳で文化勲章受章。。。
何とお元気でアクティブなのでしょう!!

「この本の執筆は、私が今日までしてきた仕事の中で、
最後の仕事、神様から与えられたミッションだと信じて、
毎日毎日を充実した思いで書き続けました。」 と語っています。

私がこの本の中で一番心に残ったのは、「いのちとは何か?」ということでした。
「いのち」とは何でしょう?
日野原氏は
「「いのち」とは自分が自分の意志で活用できる「時間」である。」
と言います。
なるほど!「いのち=持っている時間」
命がなくなるとは、自分の持っている時間がなくなってしまうこと。
そしてそのいのちに自分らしさを吹き込めば、
より充実した中味の濃いもの(時間)にすることが出来るのです。

だから人の命を奪うことはその人の時間を止めてしまうものだし、
多くの人の命をいっぺんに奪う戦争を決して起こしてはいけないと訴えます。
次代を担う子供たちにいのちの大切さを伝えるために
76歳からもう20年以上、全国各地の小学校を訪問して
「いのちの授業」をしているのです。
素晴らしいとしかいいようがありません。。。

私も自分の「時間」をもっと持てるように「いのち」の検査をしてきました。
異常なしでした!よかった~♪

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5 コメント

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平和をつくりだす人たち (ライスフラワー)
2008-09-10 08:58:37
「97歳現役医師」日野原重明氏、素晴らしいです。
以前、日野原先生が推薦するのならと
著者V・E・フランクル「それでも人生にイエスと言う」を読んだことがあるのですが、
この本も生きる意味と価値について語っていました。
すごく感動して娘の彼氏にプレゼントしたところ、彼はその本を時々読み返していると言っていました
ぜひholyさんからもこの本を皆さんにください
最後になってしまいましたが、
holyさんの「いのち」の検査
異常なしでよかったですね


ライスフラワーさま (holy)
2008-09-11 00:07:49
V.E.フランクル氏は第二次世界大戦中にナチスの強制収容所に入っていたそうですね。
そんな過酷な体験をしても「人生にイエス」と言えるなんてすごいですね。
是非、読んでみたいと思います。
検査の結果がよくて一安心、ありがとうございます。
まだまだ頑張れそうです♪
青春 (Kyon2)
2008-09-11 20:52:28
ブログタイトルと離れますが…
「一瞬の風になれ2」を読んで胸を熱くしています。流石holyさんご推薦です。
佐藤多佳子さんの他の作品は読まれましたか?高校生の熱い青春物でお薦めの本があればご紹介ください。
kyon2さま (holy)
2008-09-11 22:36:02
そうでしょ!!
『一瞬の風になれ』いいんですよ~
主人公が中学生だけど『バッテリー』もいいですよ!
恩田陸の『六番目の小夜子』は読みましたか?
スポ魂ものだと大学生箱根駅伝の『風が強く吹いている』とか・・・
ちょっと古いけど芥川賞の高橋三千綱『九月の空』は剣道、キムタクを思い浮かべながらとか。。。
中学高校生って不完全で混沌としてるけど、
大人になったら失ってしまうものをいっぱい持っていますよね!!
青春2 (Kyon2)
2008-09-12 10:25:29
「六番目の小夜子」只今予約待ちです。
この秋私は珍しく「食欲の秋」ではなくて「読書の秋」になりそうです。
他の本も読んでみますね。ありがとうございます。

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