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映画 『天使にショパンの歌声を』

2017-01-27 | 映画
先日、有楽町で映画『天使にショパンの歌声を』観ました。
こういう映画は近隣の映画館ではあまり上映しないので、都心に出た時がチャンス♪

舞台は1960年代のカナダ・ケベックにある、白銀に囲まれた小さな寄宿学校。
音楽教育に力を入れ、優勝者も輩出する名門音楽学校でしたが採算が取れずに閉鎖の危機に直面し、
閉鎖に追い込まれた音楽学校を音楽によって救おうと奮闘する女性教師と生徒たちの物語です。

似たようなモチーフの映画に『天使にラブソング』がありますが、かなり違います。
こちらの映画は、美しいカナダの自然を背景に、粛々と静かにストーリーは進み、
すべてがハッピーエンドで終わるわけではありませんでした。

この学校に天性のピアニストの才能を持った問題児が転校して、彼女が挨拶代わりに弾いた
バッハの「平均律クラヴィーア曲集 第1巻~第2曲 ハ短調」のジャズ編曲版がとても素敵でした♪
この役をやったライサンダー・メナードは音楽学院に在籍しているピアニストらしいですし、
この他、キャストは全員吹き替えなしで演奏、合唱に臨んだそうです。

映画の中でたくさんのクラシック音楽が演奏されるのも楽しみでした。
ショパン「別れの曲」、リスト「愛の夢 第3番」、バッハ「半音階的幻想曲とフーガ ニ短調」、
モーツァルト「アヴェ・ヴェルム・コルプス」、ヴィヴァルディ「グローリア ニ長調」、
ドビュッシー「家なき子たちのクリスマス」、フォーレ「レクイエム~「楽園へ」」、
モーツァルト「幻想曲 ハ短調」、メンデルスゾーン「無言歌集~第2曲 嬰ヘ短調」、
ハイドン、モーツァルト、ベートーヴェンのピアノソナタ、等々、音楽もとても楽しめました。
久しぶりにフランス語の映画を見て、ちょっぴりフランス語のお勉強も。

初日ということもあってなのか、映画館はほぼ満員、ビックリ!!

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