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宮下奈都 著 『羊と鋼の森』

2016-02-02 | 本の紹介
私の1月の読書は、以下の6冊でした。

・『民王』 池井戸潤 ポプラ社
・『イーヨくんの結婚生活』 大山淳子 講談社
・『一〇三歳になってわかったこと 人生は一人でも面白い』 篠田桃紅 幻冬舎
・『羊と鋼の森』 宮下奈都 文藝春秋
・『超訳 空海の言葉』 一条真也 ベストセラーズ
・『君の膵臓をたべたい』 住野よる 双葉社

どれも面白かったのですが、特に 宮下奈都 著『羊と鋼の森』(文藝春秋)がお薦めです。
タイトルが謎めいていて、一体何の話かと思って読み進めると、なるほど!
羊と鋼と森で出来ているものって、何かわかりますか?

そう、それはピアノ。
そのピアノの調律に魅せられた一人の青年が、調律師となり成長していく姿が綴られています。
彼や先輩調律師たちの仕事への熱い想い、それが音楽とともに感じられるような作品でした。
この作品を読みながら、以前見た映画「ピアノマニア」も思い出していました。
妥協を許さない仕事ぶりの「職人もの」、究極のプロ集団の話はとても面白く好きです。
仕事をするってこういうことなのだ、と身が引き締まります。

この作品は、直木賞候補作にノミネートされ(大賞は青山文平氏の『つまをめとらば』)、
また、先日発表された本屋大賞にもノミネートされています。
本屋大賞ノミネート10作品は以下の通りです。

・『朝が来る』 辻村深月 文藝春秋
・『王とサーカス』 米澤穂信 東京創元社
・『君の膵臓をたべたい』 住野よる 双葉社
・『教団X』 中村文則 集英社
・『世界の果てのこどもたち』 中脇初枝 講談社
・『戦場のコックたち』 深緑野分 東京創元社
・『永い言い訳』 西川美和 文藝春秋
・『羊と鋼の森』 宮下奈都 文藝春秋
・『火花』 又吉直樹 文藝春秋
・『流』 東山彰良 講談社

私は上記のうち6作品を読んでいますが、どれも良かったです。
同じく直木賞候補作となった『戦場のコックたち』の評価がとても高く、これから読むのが楽しみです。
(書店で中をちょっと見たら、上下2段組の大作でした。)
今週末の最後(多分…)の試験が終われば、来週から思い切り読書&お遊び出来ます!!
あ~早く勉強の日々から解放されたい。。。図書館で連日勉強中の受験生と同じ心境です。

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2 コメント

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羊と鋼の森 (Kyon2)
2016-02-05 09:52:17
運というのは、自分で切り開いていくものなのか…それとも道は既に決められているものなのか…?
主人公は何かに引き寄せられているようでしたね。
こんな道の決め方もあるのかと思いました。
Kyon2さま (holy)
2016-02-06 18:36:07
すでに読了されていたのですね。
自分の感覚に従って就いた仕事が、かけがえのないもになったら良いですよね。
あるいは、人生は運的な部分と自分で作り上げていく部分があり、
それだからこそ面白いのかもしれませんね。
好きなジャンルの話だったので、思い入れが強くなりました。

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