![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/52/33/9402094f35820543ddb94d77ffe39571.jpg)
この週末、ライフワークのようになっている国宝指定の陶磁器を見る機会に恵まれました!
場所は上野の東京国立博物館、話題の展覧会「日本国宝展 祈り、信じる力」です。
混雑必至でしょうが、期間限定で正倉院宝物も11点展示されるのでそれも是非見たい!
それらの宝物と茶碗だけ見られたらそれでもいいと思い、午後に訪れました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5d/67/317231129fabc8180438ccacf1d74ea4.jpg)
会期が始まってから間もないためか、行列せずに平成館に入れ、良かった~と思ったのですが、
さすがに中は人でごった返しており、特に絵巻物の前は進まない!
入ってすぐに正倉院宝物があり、私はこの中の「鳥毛立女屏風」をどうしても見たかったのです!
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/51/c7/7016e52340d1382f8e20b207bdef7481.jpg)
女性の衣服に山鳥の毛を貼り付けて装飾してあったそうですが、残念ながらほとんど剥落しています。
それでも、天平女性の姿の美しさと描かれた線の絶妙なこと!
そして、2年前の正倉院展で見ることが出来た紅牙撥鏤撥にもまた会えました♪
その後、数々の国宝を見てはその存在感に圧倒されながらずっと進んでいくと、ありました!
独立ケースの中にお目当ての「玳玻天目(たいひてんもく)散花文茶碗」が!!
思っていたよりも小ぶりです。
中国・南宋~元の時代に作られた唐物茶碗です。
名前の「玳玻天目」の玳はウミガメの一種鼈甲の材料となるタイマイ(玳瑁)の玳、
玻はガラスのことで釉薬のガラス質を示していて、外側は鼈甲のような発色をみる天目茶碗です。
黒飴釉をかけた上に、ワラ白釉(失透性のワラ灰釉)を斑にふりかけて焼いています。
内側は両釉の二重がけで、蓮花と思われる紋様が16個散りばめられていて、綺麗です。
松江藩第7代藩主で江戸時代の代表的な茶人、松平不昧の愛蔵品でした。
その後、松平直亮、萬野裕昭、大阪萬野美術館と渡り、今は京都相国寺承天閣美術館にあります。
京都まで行かなくても、東京で見られて良かった♪
この部屋には、国宝指定の陶磁器が他に3つありました。
飛青磁花生(大阪市立東洋陶磁美術館所蔵)、喜左衛門井戸(大徳寺狐逢庵所蔵)、
志野茶碗(三井記念美術館所蔵)。
これらはすでに見ましたが、何度見ても完璧な美しさ!!
これで国宝の陶磁器14点中12点、そして偶然にもこの日、もう一つを見られたのですが、
それはまた後日、記事にします。。。(追記 こちらです)
展示物すべてが国宝というのは、本当に凄いです!
日本史の教科書や美術の教科書、テストに何回も出たあの絵巻物など、名前を知っているものばかり。
全国の博物館・美術館・神社・寺院・大学などが所蔵する選りすぐりの国宝が並んでいます。
法隆寺「玉虫厨子」、三千院「観音菩薩坐像・勢至菩薩坐像」、元興寺「極楽坊五重小塔」などは、
よくぞ東京まで持ってきたなという大きさです。
「日本書記」や「源氏物語絵巻」「信貴山縁起絵巻」「法華経典」や仏画など、
紙のものの保存状態も良く、絵も文字も梳いた紙も本当に綺麗。
3000年も前の土偶も並んでいます。
閉館時間の6時までゆ~っくり見て、日本美術の素晴らしさに感動しながら夜道を帰りました。
後期にこれが展示されるので、もう一度是非行きたいです!!
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/70/9b/3df28ab60ddc6f6b8f5908f1d983df8c.jpg)
日本の古代史上最も著名な五文字「漢委奴国王(かんのわのなのこくおう)」が印面に刻まれた
福岡県の志賀島から出土した、弥生時代の金印です!
お土産に金印スタンプを買いました♪
実は。。。お昼ごろは、ここでこんなことをしていたのです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3a/80/985e8d649e1fe7b7c2dfd5db4fd3449b.jpg)
茶道文化検定を受けたのですが、試験会場は偶然にもウン十年も前に受験した大学。
趣味です。
場所は上野の東京国立博物館、話題の展覧会「日本国宝展 祈り、信じる力」です。
混雑必至でしょうが、期間限定で正倉院宝物も11点展示されるのでそれも是非見たい!
それらの宝物と茶碗だけ見られたらそれでもいいと思い、午後に訪れました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5d/67/317231129fabc8180438ccacf1d74ea4.jpg)
会期が始まってから間もないためか、行列せずに平成館に入れ、良かった~と思ったのですが、
さすがに中は人でごった返しており、特に絵巻物の前は進まない!
入ってすぐに正倉院宝物があり、私はこの中の「鳥毛立女屏風」をどうしても見たかったのです!
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/51/c7/7016e52340d1382f8e20b207bdef7481.jpg)
女性の衣服に山鳥の毛を貼り付けて装飾してあったそうですが、残念ながらほとんど剥落しています。
それでも、天平女性の姿の美しさと描かれた線の絶妙なこと!
そして、2年前の正倉院展で見ることが出来た紅牙撥鏤撥にもまた会えました♪
その後、数々の国宝を見てはその存在感に圧倒されながらずっと進んでいくと、ありました!
独立ケースの中にお目当ての「玳玻天目(たいひてんもく)散花文茶碗」が!!
思っていたよりも小ぶりです。
中国・南宋~元の時代に作られた唐物茶碗です。
名前の「玳玻天目」の玳はウミガメの一種鼈甲の材料となるタイマイ(玳瑁)の玳、
玻はガラスのことで釉薬のガラス質を示していて、外側は鼈甲のような発色をみる天目茶碗です。
黒飴釉をかけた上に、ワラ白釉(失透性のワラ灰釉)を斑にふりかけて焼いています。
内側は両釉の二重がけで、蓮花と思われる紋様が16個散りばめられていて、綺麗です。
松江藩第7代藩主で江戸時代の代表的な茶人、松平不昧の愛蔵品でした。
その後、松平直亮、萬野裕昭、大阪萬野美術館と渡り、今は京都相国寺承天閣美術館にあります。
京都まで行かなくても、東京で見られて良かった♪
この部屋には、国宝指定の陶磁器が他に3つありました。
飛青磁花生(大阪市立東洋陶磁美術館所蔵)、喜左衛門井戸(大徳寺狐逢庵所蔵)、
志野茶碗(三井記念美術館所蔵)。
これらはすでに見ましたが、何度見ても完璧な美しさ!!
これで国宝の陶磁器14点中12点、そして偶然にもこの日、もう一つを見られたのですが、
それはまた後日、記事にします。。。(追記 こちらです)
展示物すべてが国宝というのは、本当に凄いです!
日本史の教科書や美術の教科書、テストに何回も出たあの絵巻物など、名前を知っているものばかり。
全国の博物館・美術館・神社・寺院・大学などが所蔵する選りすぐりの国宝が並んでいます。
法隆寺「玉虫厨子」、三千院「観音菩薩坐像・勢至菩薩坐像」、元興寺「極楽坊五重小塔」などは、
よくぞ東京まで持ってきたなという大きさです。
「日本書記」や「源氏物語絵巻」「信貴山縁起絵巻」「法華経典」や仏画など、
紙のものの保存状態も良く、絵も文字も梳いた紙も本当に綺麗。
3000年も前の土偶も並んでいます。
閉館時間の6時までゆ~っくり見て、日本美術の素晴らしさに感動しながら夜道を帰りました。
後期にこれが展示されるので、もう一度是非行きたいです!!
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/70/9b/3df28ab60ddc6f6b8f5908f1d983df8c.jpg)
日本の古代史上最も著名な五文字「漢委奴国王(かんのわのなのこくおう)」が印面に刻まれた
福岡県の志賀島から出土した、弥生時代の金印です!
お土産に金印スタンプを買いました♪
実は。。。お昼ごろは、ここでこんなことをしていたのです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/31/eb/41f6ca2b7d0f9acf9a3f86f60fe0880d.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3a/80/985e8d649e1fe7b7c2dfd5db4fd3449b.jpg)
茶道文化検定を受けたのですが、試験会場は偶然にもウン十年も前に受験した大学。
趣味です。
昨今奈良の国宝が東京で次々公開され、多くの人たちの目に留まる機会が増えました。昔から‘大仏商法’などと言われ、座して待つだけでは奈良の良さはアピールしがたくなってきました。現地での味わいには欠けるでしょうが、教科書の中からも飛び出し、大きな話題となり嬉しく思っています。holyさんにコメント頂けるのは最高の喜びです。
自分の勉強にもなるからと安易に申し込んだのですが、過去問を見て予想以上に問題が難しいことにビックリ!
慌てて勉強に励みました!
さて、結果はどうなることやら・・・?
京都奈良の文化遺産には歴史の重みを感じます。
そして、東国の新参者ぶりをいつも痛感させられます。
でも、日本中から集められる力が東京にはある!と強がってみたりして。
国宝も同じ場所に一堂に集められたのでは、その意味も趣も今ひとつかもしれませんが、目に触れるだけでも良しとしましょう。
茶碗画像は、うろ覚えなのですが展覧会図録かパンフレットを撮影したもののように思います。
営利目的ブログではないのであまり気にせず載せてしまいました。
図録が見つからず出典が明らかではありませんが、このブログからの画像でよろしければどうぞお使いください。
画像に付記すべき事項は特にありません。
ご活用いただけましたら嬉しく存じます。