今日も一期一会

「本が好き♪図書館ブログ」のタイトル変更
本好きholyの覚え書き的日常のあれこれ

正倉院展

2012-11-05 | アート
奈良の国立博物館で開催中の第64回正倉院展に行って来ました!!
どーーーしてもこれが見たかったので思い切って♪

 

瑠璃坏(るりのつき)。
この色と形にすっかり魅了され、どうしても実物が見たかったのです。

東京駅新幹線改札口付近には正倉院展の大判ポスターが多数貼られ、
ますます気分は盛り上がります!
奈良公園内にある奈良国立博物館、初めて行きました。
ここの新館で10月27日(土)~11月12日(月)の17日間の開催です。
休日に行ったので(そこしか行けないので仕方ない・・・)予想通りの大混雑!

食器好きの私にとって1番のお目当ては、何といってもこの瑠璃杯。
18年ぶりに公開されたのだそうです。
この先、公開されるかもわからないし、自分がどうなるかもわからないので見たいものはその時に!
これを最前列で見るのに40分待ち…時間がなかったので泣く泣く2列目で。
吸い込まれそうなコバルトブルーのうっとりするような輝きで、写真よりもっと色が深かったです。
深い光をたたえ、1200年もの月日を経てきたことを思うと神秘的でさえありました。
ガラスの部分がペルシャで、脚の金属部分は中国の唐か朝鮮半島で7世紀頃に作られたという説があります。
シルクロードの両端の地の文化が融合して一つの坏となったのです。
それから1200年を経た21世紀の今、時空を超えて日本でその輝きのまま見ることが出来る、
感動的です!

次に人気があったのは螺鈿紫檀琵琶(らでんしたんのびわ)と、紅牙撥鏤撥(こうげばちるのばち)。
(もう漢字が難しすぎて、そのふり仮名でさえ読むのに苦労します…)
紫檀の黒い地にヤコウガイを使った螺鈿、タイマイや琥珀の象嵌細工が見事です。
よく見ると、人面の鳥「迦陵頻伽(かりょうびんが)」が細工されておりました♪
可愛く、面白い♪

 

他にも、日本で最初の戸籍「大宝二年御野国加毛郡半布里戸籍(たいほうにねんみのこくかもぐんはにゅうりこせき」、
木画紫檀双六局(もくがしたんのすごろくきょく)をはじめ双六のガラス製の駒や賽子(さいころ)、

古代の書見台である紫檀金銀絵書几(したんきんぎんえのしょき)、等々、
64点の目を見張るお宝に目も心も大満足でした。

これを木造の正倉院で保管し続けた人々は素晴らしいですね!
1200年にもわたって、虫に食われたり、カビが生えたり、燃えたりせず、鮮やかなまま保存するのは、
大変な労力と知恵と技術があったことでしょう。
守り伝えてきた方々に感謝です。

翌日は京都へ♪
 
特別公開中の京都御所、修復の終わった銀閣寺、哲学の道、高台寺を楽しみました。
紅葉はまだまだでした。
今回は様子がよくわからなかったので友人とツアーでいきましたが、
次回からは個人でも行けそう、毎年の恒例にしたいな♪

最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
 (桜子)
2012-11-07 21:06:03
秋になりますと、奈良の大きな行事は正倉院展。
この時期、虫干しを兼ねて蔵の宝物が公開されます。
あちらに住んでいた時には「正倉院展もう行った」と尋ね合ったものです。

今回も魅力的な宝物の展示ですね。
人面鳥。一時期人面○○が流行したことを思い出し、なんだかユーモラスなデザインですね。
奈良も、機会がおありでしたら、どうぞゆっくり回ってみてくださいね。
私は昨日、図書館で借りた「創建の謎に迫る唐招提寺」のDVDを見ました。
のどかな風景も、今は懐かしいものになりました。
1200年、1300年、それ以上の時を経た建築物や遺跡等々に込められた命が、少しずつ愛おしくなってきました。
これからは、たくさんある関東の魅力を訪ねたいと思っています。
返信する
桜子さま (holy)
2012-11-07 21:13:46
桜子さんはお近くに住まわれていたので、たくさんの宝物をご覧になったのでしょうね。
これを機に、毎年行けたらいいなぁ~と思っています。
まだまだ実物を見たいものがいっぱいあります♪

古都はいいですね。
京都、奈良、金沢、鎌倉、いつ行っても素敵な発見がある街です。
住んでみたい・・・
返信する

コメントを投稿